村上春樹のおすすめ人気小説・作品ランキング14選とあらすじ・レビュー【読書好き100人が選んだ】

村上春樹のおすすめ小説・作品ランキング

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はじめに

村上春樹(むらかみはるき)の小説・作品で、おすすめが知りたい方へ。

RAQ MAGAZINE 編集部では、読書好き100人に「一番好きな村上春樹浩の作品は?」という独自アンケート調査を行いました。この記事では、その集計結果をもとに、おすすめの作品や読者の口コミ・感想を紹介します。

村上春樹の小説・作品を読もうと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも村上春樹とは

村上春樹

https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900085/

村上春樹(1949年 – )は、日本の小説家・文学翻訳家です。

日本国内外に熱烈なファンを抱える作家で、2006年にはフランツ・カフカ賞をアジア圏で初めて受賞しました。現在、日本の作家の中で、ノーベル文学賞の最有力候補と見なされています。

村上春樹の生い立ち・人生

村上春樹は、1949年に京都市伏見区に生まれました。

両親ともに国語教師であったため、本好きの親の影響を受けて読書家に育ちました。しかし、両親が日本文学の話ばかりするのにうんざりした村上春樹は、欧米翻訳文学に傾倒。『世界文学全集』や『世界の文学』といった欧米の文学を読みふける読みふける10代を過ごしました

1968年には早稲田大学に入学。新宿のレコード屋でアルバイトをしながら、夜は歌舞伎町のジャズ喫茶に入り浸る日々を過ごします。また、学生時代に高橋陽子と結婚しています。

その後、ジャズ喫茶を開店したいと考えた村上春樹は、アルバイトで250万円をためて、親や銀行からの借金とあわせて500万円の開業資金を準備。1974年にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開店。借金の返済のために、一生懸命に働く日々を過ごしました。

そんな村上春樹が小説を書くことを思いついたのは1978年、明治神宮球場でプロ野球開幕戦を外野席の芝生で見ていたときでした。ジャズ喫茶の経営を続けながら小説を書き上げた『風の歌を聴け』第22回群像新人文学賞を受賞。村上春樹は作家デビューを果たすことになります。

1981年以降は、専業作家としてやっていくことを決意。その後もヒット作を飛ばし続けており、『ノルウェーの森』1000万部を超えるベストセラーとなっています。

また、10代から欧米文学を読みあさっていた村上春樹は、そもそも文学翻訳をしたいという願望があったため、作家デビューして名前が売れたあとは、自分の好きなフィッツジェラルドなどの作家の翻訳も行っています。

村上春樹の作風・評価

村上春樹は、欧米文学に影響を受けた、平易でリズム感のあるオシャレな文体が特徴です。本人自身が「文章はリズム感が第一」と語っています。また、気の利いた言葉遊びのような比喩を頻繁に織り交ぜるのも特徴的で、村上春樹の独特な文体は、多くのファンを惹きつけています。

一方、物語については論理性が破綻したような展開が多く、現実世界と異世界をシームレスに行ったり来たりするような内容が多いのが特徴です。村上春樹の描く世界観は国内外の作家に影響を与えており、これらの影響を受けた作家は「村上チルドレン」と呼ばれています。

 

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村上春樹のおすすめ人気小説・作品ランキング9選

読書好き100人にアンケート調査を実施しました!

今回、独自に読書好き100人にアンケート調査を実施しました

村上春樹の一番好きな作品を教えてもらい、集計をした結果を口コミ・感想とともに発表します。

投票結果の一覧

以下が、全ての投票結果です。

  • 1位:ノルウェイの森(35票)
  • 2位:1Q84(12票)
  • 3位:世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(10票)
  • 4位:風の歌を聴け(6票)
  • 5位:遠い太鼓(4票)
  • 6位:海辺のカフカ(3票)
  • 6位:パン屋襲撃(3票)
  • 6位:アフターダーク(3票)
  • 6位:一人称単数(3票)
  • 10位:騎士団長殺し(2票)
  • 10位:ねじまき鳥クロニクル(2票)
  • 10位:羊をめぐる冒険(2票)
  • 10位:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2票)
  • 10位:村上ラヂオ(2票)

10位(2票):『騎士団長殺し』

『騎士団長殺し』のあらすじ

あらすじ

妻との離婚話から自宅を離れ、友人の父親である日本画家のアトリエに借り暮らしすることになった肖像画家の「私」は、アトリエの屋根裏で『騎士団長殺し』というタイトルの日本画を発見する。アトリエ裏の雑木林に小さな祠と石積みの塚があり、塚を掘ると地中から石組みの石室が現れ、中には仏具と思われる鈴が納められていた。日本画と石室・鈴を解放したことでイデアが顕れ、さまざまな事象が連鎖する不思議な出来事へと巻き込まれてゆく。

Wikipediaより

『騎士団長殺し』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

主人公が試練を経てから成長するといった物語の構造が明確で、作中でこの小説の仕組みまで説明してくれたので親切でした。騎士団長や顔ながなど個性が溢れるキャラクターも魅力的で読者を楽しませてくれる書籍でした。

10位(2票):『ねじまき鳥クロニクル』

『ねじまき鳥クロニクル』のあらすじ

あらすじ

会社を辞めて日々家事を営む「僕」と、雑誌編集者として働く妻「クミコ」の結婚生活は、それなりに平穏に過ぎていた。しかし、飼っていた猫の失跡をきっかけにバランスが少しずつ狂い始め、ある日クミコは僕に何も言わずに姿を消してしまう。僕は奇妙な人々との邂逅を経ながら、やがてクミコの失踪の裏に、彼女の兄「綿谷ノボル」の存在があることを突き止めていく。

1984年6月から1986年の冬が主な舞台。作品を通して「水」のイメージで書かれている。

Wikipediaより

『ねじまき鳥クロニクル』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

複数のエピソードが並行して進んでいくあらすじで最初は3つの小説を同時進行で読んでいるような気分で、どれがメインかわからない、夢と現実が一致しない不思議な感覚でしたが、後半につれてだんだん絡み合っていく感じの構成がさすがだと感じました。文体も軽快だし、食べ物や女の子の描写もリアルで3巻一気に読んでしまいました。

10位(2票):『羊をめぐる冒険』

『羊をめぐる冒険』のあらすじ

あらすじ

1978年7月、大学時代に関係を持ったことのある女の子がトラックに轢かれて死んだ。妻と別れた直後のことだった。8月のはじめ、「僕」は耳専門の広告モデルの女の子と知り合い、彼女は「僕」の新しいガール・フレンドとなった。

9月後半の昼下がり、仕事を休んでベッドの中で彼女の髪をいじりながら鯨のペニスや妻のスリップについて考えていると、ガール・フレンドが言った。「あと十分ばかりで大事な電話がかかってくるわよ」

彼女ははっか煙草を吸って「羊のことよ」と言った。「そして冒険が始まるの」

「僕」が相棒と共同経営している広告代理店に、右翼の大物の秘書が現われた。秘書は相棒に担当者(僕)と直接会って話がしたいと言った。「僕」が右翼の大物の屋敷に行くと、会社で製作したPR誌のページを引きのばした写真を見せられる。写真には星形の斑紋のある羊が一匹まぎれこんでいた。それは「鼠」によって北海道から送られてきた写真だった。出所がどこか尋ねられるも「僕」は拒否する。

男は言った。「今日から二ヵ月以内に君が羊を探し出せれば、我々は君が欲しいだけの報酬を出す。もし探し出せなければ、君の会社も君もおしまいだ」

「僕」は会社を辞め、ガール・フレンドと共に北海道へ渡った。

Wikipediaより

『羊をめぐる冒険』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

『羊男』や『鼠』『羊博士』『いるかホテル』など、どれも強く印象に残っています。

村上春樹の小説はどれも”独り”を感じますが、この『羊をめぐる冒険』は特にひんやりとした暗い孤独感が気に入っています

10位(2票):『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』のあらすじ

あらすじ

多崎つくるは高校時代、名前に「色」の漢字が入った4人の友人といつも行動を共にしていた。しかし、彼の名前だけ色の漢字がないことに疎外感を覚えていた。5人は名古屋市の郊外にある公立高校で同じクラスに属していた。友人4人はいずれも地元の大学に進んだが、多崎は駅を設計する仕事に就きたいと、東京の工科大学に進んだ。

だが、大学二年生の頃いきなり友人のグループから追放されてしまい、死についてだけしか考えられない時期が続いた。その後何とか心の傷から離れようと、決まった生活リズムで生活していく中、大学の後輩の灰田という男性の友人ができた。彼は、「巡礼の年」というアルバムのレコードを聞かせてくれた。その中には、高校時代の友人のうちの一人が弾いてくれた「ル・マル・デュ・ペイ」という曲が入っていた。

とある夜、多崎が高校時代の友人と性交をする夢を見て目を覚ますと、灰田が口淫をしていて多崎はショックを受ける。その後彼は「実家に帰る、二週間で戻る」と言い、レコードも置いていくが戻ることはなく、のちに退寮届が出されていたことを知る。

そして、多崎が36歳になった時2歳年上の沙羅という女性と上司が開催したパーティで出会い、心の傷を打ち明けられるほど親密な関係になる。体を重ねたものの、沙羅に「あなたの心には問題がある。」「あなたに抱かれているとき、あなたはどこかよそにいるみたいに私には感じられた。」と言われ、沙羅のサポートのもと友人たちの居場所を探してもらい、友人たちのグループから追放された理由を聞くために、3人の友人に会いに「巡礼の旅」に出ることを決める。

Wikipediaより

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

村上春樹の小説というものは基本的なラインとしては「御伽噺(おとぎばなし)」という事になっている。というのは「ノルウェイの森」でも「1Q84」にしても基本的にはそうである。そしてその「御伽噺」という事は子供が例えば夜眠る前に「読み聞かせ」をしてもらっているような話だという事はこれは言っていいだろう。

しかしながら「多崎つくる」だけはそうじゃない。というのはその直前に「東日本大震災」が起き「御伽噺」を作るのが困難になったから。そして彼はここで一種の「冒険」をして見せた。という意味においては寧ろ「純文学」の系譜に該当するのが「多崎つくる」といっていい。そのような作品の中で緊迫感に迫ったラストというのが非常に印象的である、という事は言っていい。

10位(2票):『村上ラヂオ』

『村上ラヂオ』のあらすじ

あらすじ

公園のベンチで食べる熱々のコロッケパン。冬のゴルフコースをスキーで走る楽しさ――。オーバーの中に子犬を抱いているような、ほのぼのとした気持ちで毎日をすごしたいあなたに、ちょっと変わった50のエッセイを贈ります。柿ピーの諸問題、楽しいレストランでの大惨事(?)から、きんぴら作りに最適なBGM、そして理想的な体重計の考察まで、小さなドラマが一杯!

Wikipediaより

『村上ラヂオ』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

ささいな日常の出来事をもブラックユーモア交えた書かれ方がしていて、非常に面白い作品です。読んでいて思わずクスッと笑ってしまうくらいなので、落ち込んでいる時についつい何度も読み返してしまう、そんな魅力的な本です。

6位(3票):『海辺のカフカ』

『海辺のカフカ』のあらすじ

あらすじ

「僕」田村カフカは東京都中野区野方に住む15歳の中学3年生である。父親にかけられた呪いから逃れるために家出を決心し、東京発の深夜バスを四国の高松で降りる。

カフカは高松の私立図書館に通うようになるが、ある日目覚めると、自分が森の中で血だらけで倒れていた。カフカはその晩、深夜バスで出会った姉のように思うさくらの家に一泊させてもらい、翌日から図書館で寝泊まりするようになる。そこでカフカは、なんとなく自分の母親なのではないかと思っていた館長の佐伯と関係を持つようになる。

ナカタもまた野方に住む、知的障害のある老人であった。通称「猫殺し」の男を殺害し、東京を離れた。ナカタはトラック運転手の星野の力を借りて「入り口の石」を探しはじめた。その頃ちょうどカフカは、図書館の司書の大島から父親が自宅で殺されたニュースを知らされる。やがて警察の手がのび、カフカは大島が提供してくれた森の隠れ家に移る。

一方、「入り口の石」を探すナカタは図書館にたどり着き、そこで佐伯に会う。そしてナカタが帰った後、佐伯は机に突っ伏すように死んでいた。

森の奥でカフカは、旧帝国陸軍の軍服を着た二人の兵隊と出会い、彼らに導かれて森を抜け川のある小さな町にたどり着く。そこで佐伯に会ったカフカは、彼女から元の世界に戻るように言われる。

マンションに隠れ住んでいたナカタは「入り口の石」を開いた後、客死し、ナカタを失った星野は黒猫の助言を受けナカタがやり残した「入り口の石」を閉じる仕事にとりかかった。

最終的にカフカは現実へ戻ることを決意し、岡山から新幹線に乗って東京への帰途につく。

Wikipediaより

『海辺のカフカ』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

村上作品の中では自殺などの暗い要素が少なくて、逆に空から魚が降ってきたり、風変わりなトラックの運転手と出会ったりして楽しく読める。多くの人と出会って少年が成長する前向きな印象がつよく残った作品だから、いつでも村上ワールドにひたれるように手元に置いておきたい

投票者の口コミ・コメント

全体的な雰囲気がいいです。私立図書館と四国へのあこがれが強くなる作品。登場人物の誰に感情移入するかで少し捉え方が違うように感じます。十代のうちに一度読み、年齢を重ねて読み返すと違った見方がうまれます

6位(3票):『パン屋襲撃』

『パン屋襲撃』のあらすじ

あらすじ

その頃「僕」は法律事務所に勤めており、妻はデザイン・スクールで事務の仕事をしていた。2週間ほど前に結婚したばかりだった。

二人は深夜に突然、耐え難い空腹を覚える。それは昔「僕」が親友と行ったパン屋襲撃の失敗が、夫婦に呪いとして降りかかっているせいだと妻は説明した。「僕」たちはかけられた呪いを解くために散弾銃で武装し、再び襲撃を目論むが、夜更けの東京に開店しているパン屋はなかった。そこで妻はマクドナルドを襲うことを提案し、「僕」は促されるまま実行に移す。

Wikipediaより

『パン屋襲撃』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

夜に無性にお腹が空いている時の絶望感、とても空腹に耐えられない感じがよく表現できていて好きです。また、パン屋を襲うというぶっ飛んだ展開なのに、いつも一緒にいる妻の知らない面を知ってしまうという何気ない夫婦の現実的な驚きも出ていて面白いです。

投票者の口コミ・コメント

わだかまりを抱えて社会成果って送っている主人公は、一度ただのパン屋に強盗したことがある。

友人に誘われた簡単なものだが、犯罪だ。だが、そのときに感じた気持ちを忘れられずに妻に愚痴る。またするのだと妻は言う。今度はパン屋に近い、ハンバーガーの店に乗り込む。

気持ちの昂り、それが悪いことだと知っていても思うものだが、再襲撃としたハンバーガー店では、何も得られない。それどころかわだかまり、もやもやが増えただけだ。

年を重ねることの哀しさやわびしさを、読者にももたらしてくれる作品。

6位(3票):『アフターダーク』

『アフターダーク』のあらすじ

あらすじ

時刻は真夜中近く。彼女はずいぶん熱心に本を読んでいる。様々な種類の人間が深夜の「デニーズ」で食事をとり、コーヒーを飲んでいるが、女性の一人客は彼女だけだ。

入り口の自動ドアが開き、大きな黒い楽器ケースを肩にかけた若い男が中に入ってくる。「君は浅井エリの妹じゃない?」 彼女は無言だ。男は続ける。「君の名前はたしかユリちゃん」 彼女は簡潔に訂正する。「マリ」

部屋の中は暗い。しかし私たちの目は少しずつ暗さに慣れていく。美しい女がベッドに眠っている。マリの姉のエリだ。部屋のほぼ中央に椅子がひとつだけ置かれている。椅子に腰かけているのはおそらく男だ。

マリに話しかけた男が立ち去ると、金髪の大柄な女が店内に入ってくる。女はマリの向かいのシートに腰を下ろす。「タカハシに聞いたんだけど、あんた中国語がべらべらにしゃべれるんだって?」

女の名はカオルといい、ラブホテル「アルファヴィル」のマネージャーをやっている。カオルはマリに通訳を頼みたいという。「アルファヴィル」の部屋では、客に殴られ身ぐるみはがれた中国人の娼婦が声を出さずに泣いている。娼婦の名は郭冬莉(グオ・ドンリ)。マリと同じ19歳だ。

カオルは従業員のコオロギとコムギとともに防犯カメラのDVDを調べ、殴った男の映像を見つけ出す。

「アルファヴィル」の防犯カメラに映っていた男は、同僚たちがみんな帰ってしまったあとのオフィスでコンピュータの画面に向かって仕事をしている。

午前3時。「すかいらーく」でマリが一人で本を読んでいると、高橋が店に現れる。

エリはまだ眠り続けている。

Wikipediaより

『アフターダーク』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

たくさんの登場人物がでてくるために、内容は複雑のようにも見えるし単純にも見えます。多くのファンの方が、ブログなどで、それぞれの出来事に対して考察記事を投稿しています。そんな解釈もあるんだとより自分も複雑に考え直すためにまた読み直したいと思える本で読むたび好きになっていきます!

投票者の口コミ・コメント

深夜のファミレス(?)を舞台に、夜中から朝までの短い時間の出来事を描いた作品。主人公がいない表現、夜のうちに起こる出来事、これらが特別な世界のような感覚を巻き起こしてきます。読んだ後、しばらく自分の頭がその世界から抜け出せないような感覚になりました。

6位(3票):『一人称単数』

『一人称単数』のあらすじ

あらすじ

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。
しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。
そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。
そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?

「一人称単数」の世界にようこそ。

Tower Records Onlineより

『一人称単数』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

やっぱりおもろい。ヤクルトスワローズの話しはよく笑わせてもらえました。神戸近郊に住んでいたので、タイガースを応援しなければいじめられるの件、本当にそのとおりです。

初期の短編集に似た作品が多く、村上文学初心者の方でも手軽に手にとってほしいです

投票者の口コミ・コメント

数年ぶりに村上春樹さんの新著を読み、良い意味での驚きと独特の世界観に心地よさを憶えた一冊。フィクションから私小説っぽい物語、エッセイ風の文章まで今の村上春樹さんの現在地から語られた軽妙かつ刺激に富んだ文章に触れ、読後に心地よいモワっと感と爽やかな空気が漂うような空気感に浸れます。

5位(4票):『遠い太鼓』

『遠い太鼓』のあらすじ

あらすじ

『遠い太鼓』(とおいたいこ)は、村上春樹の旅行記。

1986年の秋から1989年の秋までの3年間、主にイタリア・ギリシアなどヨーロッパに滞在した日々が綴られている。

本書の中で、自身を「自分を維持しつづけるために文章を書き続ける常駐的旅行者であった」と表している。純粋な旅行記というより、個人的楽しみを目的として書いたもの、独白調のものなど、気のおもむくままに書いた日記のようなスタイルになっている(これらの文章を「スケッチの集積」と表現している)

Wikipediaより

『遠い太鼓』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

私は村上春樹の本は小説よりもエッセイの方がユニークで笑えるものが多いので好きです。特に遠い太鼓は笑えてしょうがなかったです。

海外生活で苦労する姿が、日本ではありえないものばかりで新鮮で愉快なのです。軽く読めるので楽です。

投票者の口コミ・コメント

イタリア・ギリシャを中心とした3年間の旅行のエッセイ。読んでいるとその土地の風とか空気とか食べ物の匂いとか、人々の話し声とか、街のざわめきとかを感じられる。まるでその土地に住んでいる様な気になってくる

投票者の口コミ・コメント

タイトルから悲しい作品かと思いきや、村上春樹自身の海外での生活を描いたノンフィクションで、彼の素朴な感じがよく出ていた。

イタリアやギリシアでののんびり生活も羨ましいなと思いながら引き込まれる作品だった。

4位(6票):『風の歌を聴け』

『風の歌を聴け』のあらすじ

あらすじ

絶版になったままのデレク・ハートフィールドの最初の一冊を僕が手に入れたのは中学3年生の夏休みであった。以来、僕は文章についての多くをハートフィールドに学んだ。そしてじっと口を閉ざし、20代最後の年を迎えた。

東京の大学生だった1970年の夏、僕は港のある街に帰省し、一夏中かけて「ジェイズ・バー」で友人の「鼠」と取り憑かれたようにビールを飲み干した。

僕は、バーの洗面所に倒れていた女性を介抱し、家まで送った。しばらくしてたまたま入ったレコード屋で、店員の彼女に再会する。一方、鼠はある女性のことで悩んでいる様子だが、僕に相談しようとはしない。

彼女と僕は港の近くにあるレストランで食事をし、夕暮れの中を倉庫街に沿って歩いた。アパートについたとき、彼女は中絶したばかりであることを僕に告げた。

冬に街に帰ったとき、彼女はレコード屋を辞め、アパートも引き払っていた。

現在の僕は結婚し、東京で暮らしている。鼠はまだ小説を書き続けている。毎年クリスマスに彼の小説のコピーが僕のもとに送られる。

Wikipediaより

『風の歌を聴け』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

風の歌を聴けは村上春樹のデビュー作ということもあり気に入っている。ストーリーももちろん面白いが、やはりデビュー作というところに焦点がいってしまう。この作品が無ければ、村上春樹がこの後、世に作品を送り出すことが無かったかもしれないと思うと、やはりこの作品が一番好きな作品である。

投票者の口コミ・コメント

デビュー作である。今、村上春樹の本で一番!と言ったらコレだと思う。散文的な独特の静けさというものは魅力的であり、J’s barというバーが出来たという話を当時聞いたような気がする。皆嬉しくてたまらないという感じだったが、一人称単数でバーのシーンがアブノーマルなシーンになりかなり怖いと思った。

投票者の口コミ・コメント

私が村上春樹の作品を読むようになったきっかけの話。賛否のある作家であることは読んでてすぐにわかるほど淡々としていました。時代もありますが、僕を主体としたジュークボックスにかかるレコードを聞く故郷で過ごす夏の話。指の四本しかない女との出会いもありますが、それ以上に要所要所の言葉が刺さります

好きなのは、あらゆるものから何かを学び取ろうとする姿勢を持ち続ける限り、年老いることはそれほどの苦痛ではない。

投票者の口コミ・コメント

物語が軽快に進むこと。ひと夏の物語であること。「鼠」が初登場する作品であること。全体的に心地よい空気が流れていること。これらが、この本が好きな理由です。何度読んだかわからないくらいです。「ノルウェイの森」の、少し重い感じを読みたくないときはこの本を手にします。「鼠」の名言がいっぱい!

3位(10票):『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のあらすじ

あらすじ

<ハードボイルド・ワンダーランド>

「ハードボイルド・ワンダーランド」の章は、暗号を取り扱う「計算士」として活躍する私が、自らに仕掛けられた「装置」の謎を捜し求める物語である。

半官半民の「計算士」の組織「組織(システム)」と、それに敵対する「記号士」の組織「工場(ファクトリー)」は、暗号の作成と解読の技術を交互に争っている。「計算士」である私は、暗号処理の中でも最高度の「シャフリング」(人間の潜在意識を利用した数値変換術)を使いこなせる存在である。

ある日、私は老博士の秘密の研究所に呼び出される。太った娘(博士の孫娘)の案内で「やみくろ」のいる地下を抜けて研究所に着き、博士から「シャフリング」システムを用いた仕事の依頼を受けた。アパートに戻り、帰り際に渡された贈り物を開けると、一角獣の頭骨が入っていた。私は頭骨のことを調べに行った図書館で、リファレンス係の女の子と出会う。

翌朝、太った娘から電話があり、博士が「やみくろ」に襲われたらしいと聞く。私は謎の二人組に襲われて傷を負い、部屋を徹底的に破壊される。その後、太った娘が部屋に現れ、私に「世界が終る」ことを告げる。

<世界の終わり>

「世界の終り」の章は、一角獣が生息し「壁」に囲まれた街(「世界の終り」)に入ることとなった僕が、「街」の持つ謎と「街」が生まれた理由を捜し求める物語である。

外界から隔絶され、「心」を持たないがゆえに安らかな日々を送る「街」の人々の中で、僕は「影」を引き剥がされるとともに、記憶のほとんどを失った。図書館の「夢読み」として働くことになった僕の仕事は、一角獣の頭骨から古い夢を読み解くことである。一方、僕は「影」の依頼で「街」の地図を作る作業を続け、図書館の少女や発電所の管理人などとの会話の中から「街」の謎に迫っていく。

Wikipediaより

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

私が読んだ村上春樹の小説の中で一番印象強く残っている作品です。

両極端な二つの世界で繰り広げられる村上春樹ワールドなのですが、正直最初読んだときはよく理解できない部分もあったのですが、再度読み返すと新たに思うことがあったり、理解できたかもしれないと思ってみたりと何度読んでも感じ方が少しずつ違うそんな不思議で大好きな小説です。

投票者の口コミ・コメント

2つの物語が交互に描かれていて面白いです。

どこか不思議な世界観の冒険譚はハラハラする展開を見せ、もうひとつの物語は静謐さに満ちていてそれぞれいいです。

この2つの物語はどころどころでリンクをみせ、やがて融合していきます。

その展開がうまく描かれていてとても興味深い作品となっています。

投票者の口コミ・コメント

計算士と記号士の攻防などの厄介ごとに巻き込まれる羽目になるハードボイルドな世界。孤独と寒さを感じるような、自分の影がない世界の終り。対照的な静と動を感じる物語が順に進み交差していくところが大好きな作品です。もう何度も読み返しています

投票者の口コミ・コメント

2人の別々の人の世界がそれぞれ進行していき、途中でついにそれが繋がる展開が面白い。大分前の著作ですが、村上春樹の本の中で一番面白いと思います。ねじまき鳥クロニクルと空気感がなんか似てますが、ハードボイルド~の方がよく練られていて面白いです。

投票者の口コミ・コメント

いわゆる初期の3部作と呼ばれる羊シリーズとはまた別の、村上春樹独特の世界観を堪能できる長編作品。2つのまったく違う世界の話が別々に語られていき、最後に2つの世界が一緒になっていくという、独特の文体も面白い。

2位(12票):『1Q84』

『1Q84』のあらすじ

あらすじ

2人の主人公、天吾と青豆は孤独な10歳の少年少女として、誰もいない放課後の小学校の教室で黙って手を握り目を見つめ合うが、そのまま別れ別れになる。

そして相思いながら互いの消息を知ることなく長年月が過ぎた1984年4月、2人は個別にそれまでの世界と微妙に異なる1Q84年の世界に入り込む。さまざまな出来事、試練に遭遇したのち、12月になって20年ぶりの再会を果たし、1984年の世界に戻ったところで物語は終わる。

スポーツインストラクターの青豆は、老婦人・緒方の考えに共鳴して、女性をDVで苦しめる男たちを暗殺する仕事を引き受ける。彼女は人間の身体の微妙な部分を捉える優れた能力をもっており、首の後ろのあるポイントに細い針を突き刺すことで、心臓発作に酷似した状況で人間を殺害することができる。青豆がそのような殺人行為をするようになった背景には、無二の親友を自死で失った過去が関係している。しかし、1984年4月にその仕事のひとつをやり終えたあたりから、青豆は自分がそれまでの現実とは微妙に異なった世界「1Q84年」に入り込んでいるらしいことに気づく。

一方、予備校の講師として数学を教える天吾は、小説家を目指して新人賞のために小説を書きつづけている。応募していくなかで知り合った編集者の小松とも親しくなり、小松から無署名のコラム書きや新人賞応募作の下読みなどの仕事を与えられる。天吾は新人賞応募作のなかから、「ふかえり」という少女の書いた『空気さなぎ』という小説を見出し、小松に強く推薦する。小松は天吾に『空気さなぎ』のリライトを勧め、天吾はそれを完成させる。『空気さなぎ』は新人賞を得て爆発的に売れるが、いつしか天吾は周囲の現実の世界がそれまでとは微妙に異なって天に月が2つ浮かぶ『空気さなぎ』の虚構の世界そっくりに変貌していることを知る。

かくして個別に「1Q84年の世界」に入り込んだ2人は、それぞれが同じ「さきがけ」という宗教団体に関わる事件に巻き込まれていく。

BOOK1、BOOK2では、スポーツインストラクターであると同時に暗殺者としての裏の顔を持つ青豆を描いた「青豆の物語」と、予備校教師で小説家を志す天吾を主人公とした「天吾の物語」が交互に描かれる。

BOOK3では2つの物語に加え、青豆と天吾を調査・探索する牛河を主人公とした「牛河の物語」が加わる。

Wikipediaより

『1Q84』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

村上春樹の作品を読んでいて気持ちの良いところは、とても描写が細かいので、作中にずっぽりハマれる没入感です。ついつい時間を忘れて読み進めてしまいます。1Q84は話がとても長いのですが、その分作中に浸れる時間も長く、主人公になってストーリーを仮想体験したような気分になれます。

本作の特徴は、2人の主人公の話が交互に出てくるところで、2冊分読んだ気持ちになれるところもお得です。

投票者の口コミ・コメント

息子が読んで面白かったからと勧められて読んだのですが、とても面白かったです。どんどん読み進んでしまい寝ないで最後まで読んでしまいました。情景描写が想像しやすくて、目に浮かぶようです。時代背景がちょうど私の青春期とも重なるのでそれもよかったです。何度も読み返したくなる作品です

投票者の口コミ・コメント

月が2つあったり、名前は忘れたが小さいやつが出てきたり、目玉を舐める女の子が登場したりして、他の村上春樹作品も奇抜だが、特に異様な作品だと思う。一度読んでから五年くらい経ってから、もう一度読みたくなる感じ

投票者の口コミ・コメント

村上さんがオウム真理教のテロ事件について被害者側にも加害者側にも丁寧な取材を重ねた結果生まれた「アンダーグラウンド」には書きききれなかった部分を、フィクションとして壮大な物語にまとめ上げた手腕がすごいと思う。まさに現代の神話であり、信仰という名前で行われる愚行への警鐘であると思う。

投票者の口コミ・コメント

私が1Q84を好きな理由は村上春樹の(私が読んだことのある)作品で、最も不思議で色っぽい作品だからです。村上春樹の作品はノルウェーの森、騎士団長殺し、ねじまき鳥クロニクル、風の歌を聴けなどを読んだことがあります。

1Q84は最初は普通の小説かと思ったのですが、話が進むに連れて1984年はこんな時代なのか、と不思議な気分に錯覚させられてしまいました。

親には不評でしたが、私は好きです。年代の問題なのかと軽く疑問を感じました。

投票者の口コミ・コメント

長い話だが読み進める度に違う世界に行った感覚になる内容でした。異なる世界があり、二人の人物のその後と出会う瞬間が気になり最後まで夢中でした。難しいと思うが、映像化したらどんな画になるんだろうと思いながら読みました。

投票者の口コミ・コメント

現実から静かに離れたい時、この本は役に立ってくれる。

読書には現実とは異なる世界に自己を投影することで、自分自身の精神をフラットにしてくれる効果があると思っている。

村上春樹さんの文体はどれも現実離れした独特の世界観に満ちていて、読んでいる間現実の輪郭をぼやかしてくれる。特に1Q84はまさに現実と微妙に違う世界での話。ページをめくる間は、現実なようでいて少し違う、自身を投影させやすく、それでいて現実ではない異世界へと意識を連れ立ってくれる。それを3冊に渡る1本の長編小説として読み続けられることはとても心地が良い時間だった。例えば、通勤途中の電車の中で開けば、それこそ作中同様現実とはどこか違った異世界に身を浸せるような読感がある。

現実に疲れてしまったとき、改めてこの本に手を伸ばしたいと思う。

1位(35票):『ノルウェイの森』

『ノルウェイの森』のあらすじ

あらすじ

37歳のワタナベは、ハンブルク空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、激しい混乱を覚えた。そして学生時代のことを回想した。

直子とはじめて会ったのは神戸にいた高校2年のときで、直子はワタナベの友人キズキの恋人だった。3人でよく遊んだが、キズキは高校3年の5月に自殺してしまった。その後、ワタナベはある女の子と付き合ったが、彼女を置いて東京の私立大学に入学し、右翼的な団体が運営する学生寮に入った。

1968年5月、ワタナベは、中央線の電車の中で偶然直子と1年ぶりの再会をする。直子は武蔵野の女子大に通っており、国分寺のアパートでひとり暮らしをしていた。二人は休みの日に会うようになり、デートを重ねた。

10月、同じ寮の永沢と友だちになった。永沢は外務省入りを目指す2学年上の東大生だった。ハツミという恋人がいたが、女漁りを繰り返していた。

翌年の4月、直子の20歳の誕生日に彼女と寝た。その直後、直子は部屋を引き払いワタナベの前から姿を消した。7月になって直子からの手紙が届いた。今は京都にある(精神病の)療養所に入っているという。その月の末、同室の学生がワタナベに、庭でつかまえた螢をくれた。

夏休みの間に、大学に機動隊が入りバリケードが破壊された。ワタナベは大学教育の無意味さを悟るが、退屈さに耐える訓練期間として大学に通い続けた。ある日、小さなレストランで同じ大学の緑から声をかけられる。演劇史のノートを貸したことがきっかけで、それから緑とときどき会うようになった。

直子から手紙が来て、ワタナベは京都の山奥にある療養所まで彼女を訪ねた。そして同室のレイコに泊まっていくよう勧められる。レイコはギターで「ミシェル」や「ノーホエア・マン」、「ジュリア」などを弾いた。そして直子のリクエストで「ノルウェイの森」を弾いた。(以上、上巻)

ある日曜日、ワタナベが緑に連れられて大学病院に行くと、そこでは彼女の父親が脳腫瘍で入院していたが、父親は数日後に亡くなった。永沢は外務省の国家公務員試験に受かり、ワタナベはハツミとの就職祝いの夕食の席に呼ばれる。

ワタナベの20歳の誕生日の3日後、直子から手編みのセーターが届いた。冬休みになり、再び療養所を訪れ、直子、レイコと過ごした。

年が明け(1970年)、学年末の試験が終わると、ワタナベは学生寮を出て、吉祥寺郊外の一軒家を借りた。4月初め、レイコから直子の病状が悪化したことを知らせる手紙が届いた。4月10日の課目登録の日、緑から元気がないのねと言われる。緑はワタナベに「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」と言った。

6月半ば、ワタナベは緑から2か月ぶりに話しかけられ、恋人と別れたことを報告されるが、ワタナベにできることはレイコに全てをうちあけた正直な手紙を書くことだった。

8月26日に直子は自殺し、葬儀の後でワタナベは行くあてもない旅を続けた。1か月経って東京に戻ると、レイコから手紙が届いた。レイコは8年過ごした療養所を出ることにしたという。東京に着いたレイコを自宅に迎える。彼女は直子の遺品の服を着ていた。風呂屋から戻ると彼女はワインをすすり、煙草を吹かしながら直子の葬式をやり直そうと言い出した。次から次へと知っている曲を弾いていった。そして50曲目に2回目の「ノルウェイの森」を弾いた。そのレイコとワタナベは性交をして、直子の葬式を終えた。

翌日、旭川に向かうレイコを上野駅まで送った。ワタナベは緑に電話をかけ、「世界中に君以外に求めるものは何もない、何もかもを君と二人で最初から始めたい」と言うのだった。

Wikipediaより

『1Q84』のレビュー

投票者の口コミ・コメント

当時友人に村上春樹を読むなら絶対これ!と、太鼓判を頂き読みました。当時はまだこの本の面白さが正直わからなかったのですが、何回か読み返すうちにワタナベに感情移入していきました。直子やキズキなどの死から本人が乗り越えていくところが魅力だと思います。

投票者の口コミ・コメント

主人公の学生生活で仲間や尊敬する先輩との関わりがサラッとしていて奥が深いと思った。特に先輩とその彼女との関係が妙に納得できそして切なかった。あれほど完璧で魅力的な人物を知ってしまった女性はその人と別れても他の人に魅力を感じないだろう。ある意味残酷な物語だと思った。

投票者の口コミ・コメント

37歳になった主人公が学生時代を回顧していく所から物語は始まっていきます。高校時代に死んでしまった友人の恋人と再開、そして関係をもちますが彼女は精神を病み療養所へ行ってしまいます。彼女を想いながらも、偶然知り合った同級生の女性にも惹かれていく主人公。

主人公の語り口が穏やかで、彼の視点や思考がやや独特で楽しいです

こんなにも命を絶ってしまうエピソードが多い事に少し驚いてしまいましたが、嫌悪感ではなくただただ儚さを感じます。対照的な主人公の同級生の生き生きとした描写は、生きるというのはこういう事なんだなと実感させられました。

物語のラストもこういう終わり方をするんだと面白いです。

投票者の口コミ・コメント

大切な事がたくさん書いてあります。特に、身近な人や、知り合いが自殺をした人に読んでほしい作品です。喪失感から逃れられず、つきまとわれながら葛藤していく姿が感動的です。親友の自殺を親友の恋人と、自分で共有という難しい設定ですが、村上春樹の表現力の高さに圧倒されました。

投票者の口コミ・コメント

学生時代に読んで官能的すぎて衝撃を受けたことを覚えています。当時、ビートルズのバンドをやっていたこともあり、曲名とタイトルがかぶっていることも印象に残った理由の一つになったています。学生が読むには社会経験が少なすぎて未知の世界だった気がします。

投票者の口コミ・コメント

村上春樹の5作目の作品で、読んだ時のやるせなさは忘れられない。好きな言葉は緑が呟く「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」だが、その深い意味に感銘した覚えがある。ワタナべの生き方は環境に翻弄されるところもあるが、やがて脱皮して行く姿は示唆に富む。

投票者の口コミ・コメント

最初に読んでからだいぶ月日が流れましたが、読んだ時の淡々とした中にあるやりきれない寂しさのような印象が忘れられません

出てくる登場人物は皆生きることに不器用で、どこか純粋で読んでいてとても切ない気持ちになりました。

村上春樹さんの小説は他にも何冊も読破しましたが、一番純度が高いような気がして…とても好きです

投票者の口コミ・コメント

最近の村上さんの本は、かなり非現実の世界が常になってしまいましたが、この本はワタナベ、キズキ、直子や緑など闇は抱えて亡くなってしまっても、現実的で、孤独な世界を若者それぞれが生きる感じがとても好きです。

投票者の口コミ・コメント

物事の結末を知って、目に涙が溜まると同時になんだかほっとしたのは私が主人公に感情移入していたからだと思う。愛と死と責任を主人公はもちろん登場人物の各々がそれぞれの体験の中で経験していく様は読んでいて興味深かった。

ネットではこの本のテーマを『生と死と…』と言うように「生」と「死」を並列しているのを見かけるが、死は生の一部分であって単純に並列させるべきものではないのではないかと考えさせられた。

若さゆえの未熟さを38歳がこうもありありと描ける村上春樹の凄さを実感した一冊だった。

投票者の口コミ・コメント

何冊か村上作品を読んでもあまりぴんとこなかった私が、一番最初に「村上春樹面白いな」と思えた作品でした。どんな場面も場面も静かな文体で風の心地よい草原に寝転ぶような気持ちで読めました。いつまでも読み終わりたくないと思えるような本でした。

月額980円で200万冊以上が読み放題(初月無料)

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村上春樹の小説・作品一覧

その他の作品も含めた、村上春樹の小説・作品の一覧をまとめました。

長編小説・作品

  • 風の歌を聴け(講談社)
  • 1973年のピンボール(講談社)
  • 羊をめぐる冒険(講談社)
  • 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(新潮社)
  • ノルウェイの森(講談社)
  • ダンス・ダンス・ダンス(講談社)
  • 国境の南、太陽の西(講談社)
  • ねじまき鳥クロニクル(新潮社)
  • スプートニクの恋人(講談社)
  • 海辺のカフカ(新潮社)
  • アフターダーク(講談社)
  • 1Q84(新潮社)
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(文藝春秋)
  • 騎士団長殺し(新潮社)

短編小説集・作品

  • 中国行きのスロウ・ボート(中央公論社)
  • カンガルー日和(平凡社)
  • 蛍・納屋を焼く・その他の短編(新潮社)
  • 回転木馬のデッド・ヒート(講談社)
  • パン屋再襲撃(文藝春秋)
  • TVピープル(文藝春秋)
  • レキシントンの幽霊(文藝春秋)
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮社)
  • 象の消滅 短篇選集 1980-1991(新潮社)
  • 東京綺譚集(新潮社)
  • はじめての文学 村上春樹(文藝春秋)
  • めくらやなぎと眠る女(新潮社)
  • 女のいない男たち(文藝春秋)
  • 一人称単数(文藝春秋)

随筆

  • 村上朝日堂(若林出版企画)
  • 映画をめぐる冒険(講談社)
  • 村上朝日堂の逆襲(朝日新聞社)
  • ランゲルハンス島の午後(光文社)
  • THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代(文藝春秋)
  • 日出づる国の工場(平凡社)
  • ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(TBSブリタニカ)
  • 村上朝日堂はいほー!(文化出版局)
  • やがて哀しき外国語(講談社)
  • うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル(新潮社)
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(朝日新聞社)
  • 若い読者のための短編小説案内(文藝春秋)
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮社)
  • ポートレイト・イン・ジャズ2(新潮社)
  • 村上ラヂオ(マガジンハウス)
  • 意味がなければスイングはない(文藝春秋)
  • 走ることについて語るときに僕の語ること(文藝春秋)
  • 村上ソングズ(中央公論新社)
  • 村上春樹 雑文集(新潮社)
  • おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2(マガジンハウス)
  • サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3(マガジンハウス)
  • 職業としての小説家(スイッチパブリッシング)
  • 村上春樹 翻訳 (ほとんど) 全仕事(中央公論社)
  • 猫を棄てる 父親について語るとき(文藝春秋)
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち(マガジンハウス)

旅行記・ノンフィクション

  • 遠い太鼓(講談社)
  • 雨天炎天(新潮社)
  • アンダーグラウンド(講談社)
  • 辺境・近境(新潮社)
  • 約束された場所で – undergroud 2(文藝春秋)
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(平凡社)
  • シドニー!(文藝春秋)
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方(文藝春秋)
  • ラオスにいったい何があると言うんですか(文藝春秋)

対話・インタビュー

  • ウォーク・ドント・ラン(講談社)
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく(岩波書店)
  • 翻訳夜話(文藝春秋)
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記(文藝春秋)
  • 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(文藝春秋)
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮社)
  • みみずくは黄昏に飛びたつ(新潮社)
  • 本当の翻訳の話をしよう(スイッチ・パブリッシング)

映画化された小説・作品

  • 風の歌を聴け(1981年、原作『風の歌を聴け』)
  • パン屋襲撃(1982年、原作『パン屋襲撃』)
  • 100%の女の子(1983年、原作『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』)
  • 森の向こう側(1988年、原作『土の中の彼女の小さな犬』)
  • 神の子供たちは皆踊る(2008年、原作『神の子供たちはみな踊る』)
  • 四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて(2008年、原作『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』)
  • ノルウェイの森(2010年、原作『ノルウェイの森』)
  • パン屋再襲撃(2010年、原作『パン野菜襲撃』)
  • ハナレイ・ベイ(2018年、原作『ハナレイ・ベイ』)
  • バーニング劇場版(2018年、原作『納屋を焼く』)

まとめ

今回は、村上春樹のおすすめ作品について、独自のアンケート結果を踏まえて、分かりやすくまとめました。

村上春樹の小説・作品をぜひ読んでみてください。

 

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