ヒップホップ用語:アフターマス(Aftermath)とは

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アフターマス(Aftermath)とは

アフターマス(Aftermath)とは、1996年にドクター・ドレーによって設立されたウェストコースト(西海岸)を代表するヒップホップ・レーベルです。正式名称はアフターマス・エンターテインメント。ユニバーサルミュージック系列のインタースコープ傘下のレーベルとなっています。

ドクター・ドレーは、もともとデス・ロウに所属して活動していましたが、離脱後にアフターマスを設立。コンピレーションアルバム『Dr.Dre Presents The Aftermath』をリリースしました。1997年には、ザ・ファーム(ナズ、AZ、フォクシー・ブラウンら)のアルバム『The Album』を発表し、100万枚を売り上げるなどの成功もあったものの、その後のレーベル運営は順調ではありませんでした。

しかし、1998年にはデトロイト出身の白人ラッパーであるエミネムと契約し、デビュー作の『The Slim Shady LP』が400万枚を売り上げることに成功。続いて、1999年にはドクター・ドレーが1992年以来となるアルバム『2001』をリリース。エミネムやスヌープ・ドッグ客演に招いた『2001』は、800万枚の売り上げを記録しました。さらに、2003年には、エミネムが契約した50セントのデビューアルバム『Get Rich Or Die Tryin』を共同リリースし、全米一位を記録しました。

また、2012年にはドクター・ドレーと同じくコンプトン出身のラッパー、ケンドリック・ラマーと契約し、メジャーデビュー作『Good Kid, M.A.A.D City』をリリース。商業面・批評面の両面で大成功を治めました。ケンドリック・ラマーの作品は、その後もアフターマスからリリースされています。

2016年にはアンダーソン・パークとも契約。現在の所属アーティストはドクター・ドレー、エミネム、ケンドリック・ラマー、アンダーソン・パークの大物アーティスト4名のみとなっています。

written by @raq_reezy

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