ヒップホップ用語:カラーギャングとは

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カラーギャングとは

カラーギャングとは、アメリカのストリートギャングを指します。マフィア等と違って、ストリートで抗争や麻薬の販売等を行って活動しています。

赤色のギャング(ブラッズ)と青色のギャング(クリップス)に大別できることから、カラーギャングと呼ばれています。

カラーギャングは、アメリカ西海岸のロサンゼルスでクリップスが誕生したことにその起源があります。その後、全米規模に拡大したクリップスに対抗するために、他のギャングたちが結集・組織化して生まれたのがブラッズです。

特にアメリカの西海岸ではカラーギャングの文化が強かったことから、ニューヨークから伝わったヒップホップは、ウェストコーストで独自の進化を遂げて、ギャングスタラップが誕生しました。

ラッパーの中には、カラーギャング出身のラッパーもたくさんいます。たとえば、アイスTアイス・キューブスヌープ・ドッグニプシー・ハッスルロディ・リッチらはクリップス出身です。ゲームYGカーディ・Bはブラッズ出身です。ブラッズ出身のラッパーは赤いものを身に着けており、クリップス出身のラッパーは青いものを身につけていることが多いです。なお、カラーギャング出身のラッパーが、どちらのカラーギャング出身かによって揉めるということは、基本的にはありません。

ヒップホップの新王者とも称されるケンドリック・ラマーは、カラーギャングが抗争を続ける町(コンプトン)で、善良な市民として育つことの難しさを描いた傑作アルバム『Good Kid, M.a.a.D City』でリリシストとしての高いプロップスを得ました。

written by @raq_reezy

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