ヒップホップ用語:ギャングスタラップとは

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ギャングスタラップとは

ギャングスタラップとは、アメリカ西海岸(ウェストコースト)で誕生して全米に広がった、カラーギャングの世界観をリリックに取り込んだヒップホップを指します。

カリフォルニア州のロサンゼルスでは、ブラッズやクリップスといったカラーギャングの活動が盛んで、多くの若者がカラーギャングに所属していました。そのため、ギャングの世界観をリリックに取り入れたギャングスタラップが誕生。商業的にも成功を修めました。ギャングスタラップの世界観というのは、銃、車、仲間、女、金、ドラッグ、酒といった世界観です。

実は、ギャングスタラップの創始者とされているのは、東海岸のスクーリーDというラッパーです。しかし、ギャングスタラップが全米に広がったのは、西海岸のN.W.A.によるところが大きいでしょう。Gファンクといわれる西海岸独自のサウンドを生み出したドクター・ドレと、カラーギャング出身のイージーEやアイス・キューブらによって結成されたN.W.A.は「Fuck the Police」など過激な曲を発表して、全米的な人気を得ることに成功しました。

その後、2パックやスヌープ・ドッグなどの活躍によって、ギャングスタラップはさらに広がって行きます。

ギャングスタラップが流行したことで、アメリカ東海岸(イーストコースト)ニューヨークでもそれに対抗して、マフィオソラップが生まれました。これは、ストリートのカラーギャングではなく、『ゴッド・ファーザー』や『スカーフェイス』などの映画にも観られるようなマフィアの世界観を取り入れたものです。ノトーリアスB.I.G.やナズ、ジェイZなどがその担い手として知られています。

ギャングスタラップは、ヒップホップにおいて、あまりに当たり前のものとなるほどに広がったので、現代のヒップホップにおいて「ギャングスタラップ」という言葉をわざわざ使うことは少なくなっています。

2000年中盤になると、もともとトラックメイカーで、大学を中退したカニエ・ウェストがギャングスタラップとは違って、ポップかつコンシャスなテイストをデビュー作『College Dropout』で提示。こちらが大ヒットしたことで、ギャングスタラップ以外のヒップホップも再び受け入れられるようになっていきました。

 

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2018年5月17日

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