サンプリングとは
サンプリングとは、既存の曲の一部を切り出して、自分の音楽に利用することです。
ヒップホップは、既存の曲のドラムだけがなっている部分を切り出してループさせたブレイクビーツで踊ったり、MCがラップを乗せることによって誕生しました。ブレイクビーツに対して、ドラムではなく旋律部分をサンプリングしたものは「上ネタ」と呼ばれます。また、誰もが知っているような有名な曲のフレーズをサンプリングすると「大ネタ」と呼ばれます。
サンプリングしたものをさらに細かく切り分けて、元の曲が分からないようにして、それらをリズミカルにならして演奏したようなビートもあれば、何をサンプリングしているかが敢えて分かるように作られたビートもあります。
また、ラッパーが映画のセリフや他のラッパーの歌詞を引用することも「サンプリング」と呼ばれることがあります。
サンプリングと逆のビートの作り方としては、ゼロから自分で音をプログラミングしていく打ち込みと呼ばれる方法があります。
サンプリングを活用する有名なアーティストとしては、サンプリングした素材のピッチをあげて独特の質感を生み出すチップモンクソウルという手法を多用してシーンに登場したカニエ・ウェストがいます。
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