ポーカーのプリフロップ攻略(勝率・ハンドレンジ・プロの戦略)

ポーカーのプリフロップ

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ポーカー(テキサスホールデム)のプリフロップで、どんな風にプレイすべきか知りたい方へ。

  • そもそもプリフロップのルールを正しく理解したい
  • プリフロップで参加すべきハンドや強さ、勝率を知りたい
  • プリフロップでの戦略や注意点を知りたい

 

上のような内容を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

ポーカーのプリフロップとは?

ポーカーのプリフロップとは

ポーカー(テキサスホールデム)のプリフロップとは、各プレイヤーにスターティングハンドが2枚ずつ配られた後、場には1枚もカードがめくられていない状態で行う、最初のベッティングラウンドのことです。

このとき、各プレイヤーは場のカードがない状態で、賭けに参加するかどうか、どのくらいチップを賭けるかを判断しなければなりません。

プリフロップでは、基本的にスターティングハンドが弱いプレイヤーはフォールド(ゲームを降りること)を選択して、スターティングハンドが強いプレイヤーはレイズやコールをします。プリフロップの時点で、大抵は2人〜数人に参加プレイヤーが絞られます。

1ゲームの4つのベッティングラウンドの中でも、プリフロップは最も考えることが多い重要なラウンドであり、テキサスホールデムの醍醐味だといえます。

プリフロップの基本ルール

プリフロップの基本ルールを説明します。

スモールブラインドとビッグブラインドは強制的にベットする

まず、スモールブラインドとビッグブラインドのポジションにいる人は、スモールブラインドが5ドル、ビッグブラインドが10ドルなど、あらかじめ決められた金額を強制的にベットします。これは、誰一人として賭けない(全員がフォールドばかりする)という状況が続くのを防ぐためのルールです。

カットオフから順番にアクションを行う

ビッグブラインドの左側であるアンダー・ザ・ガンのポジションから順番に、「レイズ」、「コール」、「フォールド」を選択しながら、時計回りに順番を回していきます。

全員のベット額が揃った時点で終わり

誰かのレイズに対して、他の全員がコールかフォールドを選択して、ゲームに残っているプレイヤーの賭け金額が全員揃った時点で、プリフロップのラウンドは終わりです。

1ラウンドがどの時点で終わるかなど、レイズに関するルールの理解が怪しい方は、以下の記事をご覧ください。

ポーカーのレイズ

ポーカーのレイズとは?基本ルールとレイズすべき3つの局面を解説。

2020年11月5日

プリフロップにおけるハンドの強さや勝率は?

とても強いハンド(HU勝率が65%以上)

勝率の高い、とても強いハンドです。先にレイズしてきたプレイヤーに対して、必要に応じてリレイズ(3bet)も選択できるでしょう。

ヘッズアップ 3人 6人
AA 85% 73% 44%
KK 82% 69% 38%
QQ 80% 65% 54%
JJ 78% 61% 29%
TT 75% 58% 25%
99 72% 54% 22%
88 69% 50% 20%
77 66% 46% 19%
AKs 67% 51% 28%
AQs 66% 49% 26%
AJs 65% 48% 25%
AKo 65% 48% 24%

強いハンド(HU勝率が60%以上)

ゲームに充分に参加できる比較的強いハンドです。先にレイズしてきたプレイヤーに対してもコールできるでしょう。

ヘッズアップ 3人 6人
66 63% 43% 17%
55 60% 40% 16%
ATs 65% 47% 24%
A9s 63% 45% 21%
A8s 62% 44% 20%
A7s 61% 43% 20%
A6s 60% 41% 19%
KQs 63% 47% 25%
KJs 63% 46% 24%
KTs 62% 45% 23%
K9s 60% 42% 20%
QJs 60% 44% 23%
AQo 65% 47% 23%
AJo 64% 46% 21%
ATo 63% 44% 20%
A9o 61% 42% 17%
A8o 60% 41% 16%
KQo 61% 44% 22%
KJo 61% 43% 20%

普通のハンド(HU勝率50%以上)

ヘッズアップならランダム勝率50%以上が期待できるハンドです。

とはいえ、スターティングハンドをタイトに選んで参加している相手と比べると、弱いハンドである可能性の方が高いです。また参加者が3人以上いると、勝率は全く高くありません。

ヘッズアップであり、なおかつ強いスターティングハンドを持っている相手ではなさそうなとき等、相手や状況を選びながらであれば、ゲームに参加できるでしょう。

ヘッズアップ 3人 6人
44 57% 37% 15%
33 54% 34% 14%
22 50% 31% 14%
A5s 59% 41% 20%
A4s 59% 40% 19%
A3s 58% 39% 19%
A2s 57% 39% 18%
K8s 58% 40% 17%
K7s 58% 39% 18%
K6s 57% 38% 18%
K5s 56% 37% 17%
K4s 55% 36% 17%
K3s 54% 36% 16%
K2s 53% 35% 16%
QTs 60% 43% 22%
Q9s 58% 41% 20%
Q8s 56% 39% 18%
Q7s 55% 37% 17%
Q6s 54% 36% 16%
Q5s 53% 35% 16%
Q4s 52% 34% 15%
Q3s 51% 33% 15%
JTs 58% 42% 22%
J9s 56% 40% 20%
J8s 54% 38% 18%
J7s 52% 35% 16%
J6s 51% 34% 15%
J5s 50% 34% 15%
T9s 54% 39% 20%
T8s 53% 37% 18%
T7s 51% 35% 17%
98s 51% 36% 18%
A7o 59% 39% 15%
A6o 58% 38% 15%
A5o 58% 38% 15%
A4o 56% 37% 15%
A3o 56% 36% 14%
A2o 55% 35% 14%
KTo 59% 42% 19%
K9o 58% 40% 17%
K8o 56% 37% 15%
K7o 55% 36% 14%
K6o 54% 35% 13%
K5o 53% 34% 13%
K4o 52% 33% 12%
K3o 51% 32% 12%
K2o 50% 31% 12%
QJo 58% 41% 20%
QTo 57% 40% 19%
Q9o 56% 38% 16%
Q8o 54% 35% 14%
Q7o 52% 33% 13%
Q6o 51% 31% 12%
Q5o 50% 31% 12%
JTo 55% 39% 19%
J9o 53% 37% 16%
J8o 52% 34% 14%
T9o 52% 39% 16%
T8o 50% 34% 14%

弱いハンドでも参加を検討できる

ポーカーのハンドは、相手との相対的なものであるため、上のいずれにも該当しない弱いハンドであっても、必ずフォールドしなければいけない訳ではありません。同じく、上にあるハンドだからといって、必ず参加すべきということでもありません。

例えば、弱いハンドであっても、ブラフでレイズして、相手が全員フォールドしてくれれば勝つことができます。

また、相手がカットオフから強気にレイズしてきてAKなどの強い札であることが想定できるとき、A5のように相手とカードが被っていて不利な(=ドミネイトされている)ハンドよりは、78のように全く相手と被っていない(=ドミネイトされていない)ハンドの方が勝率が高くなる場合もあります

しかし、普通のハンドや弱いハンドでゲームに参加した場合は、勝率は高くないため、あまり賭け金額は膨らませないように注意しましょう。

プリフロップでのハンドレンジと参加率は?

ハンドレンジ

上で説明した通り、必ずしも強いハンドだから参加して、弱いハンドだから参加しないのが正解というわけではありません。

相手とのポジションの有利・不利や、お互いのチップ量、スターティングハンドがドミネイトされているかなど、様々な要素を考慮することになります。

「どのポジションにいるときに、どんなハンドで参加すべきか」についての正解はありませんが、目安が欲しい方は、ひとつの参考として、以下のハンドレンジ表についての記事をご覧ください。

ポーカーのハンドレンジ表(スターティングハンド表)

ポーカーのハンドレンジ表(スターティングハンド表)まとめ【Snowie】

2020年11月1日

参加率

ポジションによっても違いますが、全体としては、プリフロップでの参加率はおおむね平均20%程度が一般的です。

これよりもあまりに少なすぎると勝てるのに参加を見送って機会損失している可能性が高く、これよりもあまりに多すぎると弱いハンドで参加してチップを無駄にしている可能性が高いです。

また、他プレイヤーのスタイル次第で、タイトにプレイする(参加するハンドを絞って参加率を下げる)か、ルースにプレイする(参加するハンドを広げて参加率をあげる)かを調整しましょう。

プロが解説するプリフロップでの戦略8選

プリフロップでの戦略

続いて、プリフロップで考えるべきことや戦略について説明します。

以下は、いずれもフィル・ゴードンというプロポーカープレイヤーが書籍の中で紹介しているものです。

相手をよく見てから、自分のハンドを見よう

スターティングハンドが配られたら、自分の順番が周ってくるまで、カードは見ません

自分のハンドを先に見ることには、以下の点で2つのデメリットがあります。

  • 他プレイヤーの観察がおろそかになり、相手の表情など、相手のハンドを予想するために有用な情報を見逃す
  • 自分のハンドに対する反応や表情などが出てしまい、自分よりも先にベットする相手にハンドに関する情報を与えてしまう可能性がある

まずは、自分のハンドには手をつけずに、いまベットの順番を迎えているプレイヤーをしっかりと観察するようにしましょう。

リンプはしないのが基本

ビッグブラインド以降、自分より前のプレイヤーが全員フォールドした状態で、自分の番が周ってきたとします。このとき、ビッグブラインドのベット額からレイズせずにコールすること「リンプ」といいます。

たとえば、スモールブラインドが5ドル、ビッグブラインドが10ドルのゲームで、アンダー・ザ・ガンがフォールドして、自分に順番が周ってきたとします。このとき、ビッグブラインドにコールして10ドルをベットするのが「リンプ」です。

リンプは、以下の観点であまり得策ではありません。

  • 自分のハンドが強い場合:
    レイズして、自分よりも後ろのプレイヤーをフォールドさせた方が、参加人数が減って勝率が上がる
  • 自分のハンドが弱い場合:
    自分よりも後のプレイヤーがレイズしてくると、結局フォールドすることになるので、最初からフォールドした方がチップを無駄にしない

自分がビッグブラインド以降、最初にゲームに参加するプレイヤーであるとき、原則としてレイズから入るようにしましょう。自分より前にすでにレイズしたプレイヤーがいるときは、コールでも大丈夫です。

レイズの適正額は3BB前後

レイズするときは、あまり少額をレイズしても、フォールドさせるプレッシャーを掛けられず、意味がありません。

アーリーポジションだと2.25BB、レイトポジションだと4BBなどの変化をつける場合もありますが、基本はレイズは3BBと覚えておくと良いでしょう

また、始めのうちは、ハンドの強さによってレイズ額を変えたくなると思いますが、これも相手に自分のハンドの強さを教えてしまうことになるので、あまり得策ではありません。「強いハンドがきたから、たくさんレイズする」等の行動は避けた方がよいでしょう。

リンパーへの対応はコールかレイズ

自分がリンプするのは、あまりおすすめできませんが、自分よりも前にリンプしたプレイヤーがいたときは、ある程度の強さのハンドなら、コールするのもひとつの手です。

初心者が多くて、なんとなく全員がリンプからコールするようなテーブルでは、スモールブラインドが0.5BB、ビッグブラインドが1BB、他4人が全員リンプからのコールで1BB、合計5.5BBのポットに1BBで参加できる場合もあります。ここで、フロップにおいて、自分のハンドが場のカードと強烈に噛み合えば、大きなリターンが得られます。

もしくは、リンプした相手はあまりハンドが強くないと想像できるので、レイズすることでフォールドに追いこんで、既にコールしたチップを無駄にさせるという手もあります。

ポジションがあればコール範囲は広めにするのもアリ

相手よりも良いポジションであれば、ハンドがあまり強くなくても、広めにコールする手も考えられます。これは他のプレイヤーがフォールドしていて、ヘッズアップが見込めるときは、さらに有効です。

たとえば、相手がアンダー・ザ・ガンから3BBのレイズ、自分がカットオフで適当なハンドでコール。フロップで、場に3枚カードがめくれて、7♣︎4♠︎2♦︎とかだったとします。

このとき、アンダー・ザ・ガンからレイズしてきたという情報を元に考えると、相手のハンドは比較的強いハンドでAKなどが想定されます。つまり、相手は役がない可能性が高いということです。自分は積極的にレイズしていくことで、まるでワンペアがあるかのようにブラフしてAKをフォールドに追い込むことも考えられます。

ポジションが良ければスチールも意識する

ビッグブラインドやカットオフなど、プリフロップにおいてポジションが良いとき、先に賭けたプレイヤーの中にあまりハンドの強そうなプレイヤーがいなかった場合、ハンドの強さにかかわらず、ブラフのレイズをしてポットをスチールすることも選択肢にあがります。

カットオフの場合は、もし誰かにコールされても、フロップ以降もポジションが良いため戦いやすいのが利点です。

ブラフをするときは、たとえば本当に強いハンドでのレイズ1回に対して、ブラフでのレイズは3回までなど、全体で期待値がマイナスにならないように調整しましょう。

自分より良いポジションにいる人の実力を考慮しよう

ポーカーは、自分よりも前に賭ける人に対して有利で、自分よりも後に賭ける人に対して不利になるゲームです。

自分よりも良いポジションにいる相手にはそもそも不利なので、その相手の実力は常に意識するようにしましょう

たとえば、ビッグブラインドが初心者であれば、スモールブラインドからでもコールなどでゲームに参加しやすくなります。一方で、ビッグブラインドが実力者であれば、スモールブラインドでコールしても、レイズを返されるなど不利な戦いを強いられることが多いでしょう。

これは、たとえばリンプするなど、甘めのプレイをわざとやってみて、相手がそこに対してレイズなどを返してくるかなどの反応をみることでも確認できます。

自分よりも良いポジションにいるプレイヤーの実力によっても、プリフロップでゲームに参加すべきかどうかは変わってきます。

プリフロップでのオールインすべき場面とは

プリフロップでのオールインはリスクが高いけれど、強力なプレイでもあります。ハイリスク・ハイリターンな戦術です。

たとえば、以下のような場面では、オールインを検討することができます。

  1. 自分のハンドの勝率が非常に高く、誰かがコールしてくれることが期待できるとき
  2. レイズやコールなどが続きポットがそこそこ大きくなっている状態で、オールインすると相手がフォールドしてくれるであろうとき

たとえば、相手がアーリーポジションからのレイズをしてきてKKやAKなどのハンドが想定されるとします。ここで、自分がAAを持っているタイミングなどは、オールインに対してコールしてもらえる可能性も高く、勝率も自分の方が高いため、オールインが選択肢として考えられます。

もしくは、ミドルポジションからの小幅なレイズに数人がコール。ポットがそこそこ大きくなっているけれど、誰も強いハンドは持っていなさそうです。ここでオールインをすることで、他プレイヤーがみんなフォールドしてくれれば、そのままポットを手にすることができます。ただしこの戦術は、コールされる可能性も考慮して、完全なブラフではなく、仮にコールされてもそこそこの勝率が見込めるハンドで行うべきです。

まとめ

今回は、プリフロップのルールや、参加するかどうかの判断基準、とりうる戦略などについて説明しました。

プリフロップは、ポーカーの大部分をしめる重要なラウンドなので、ぜひ練習・勉強してマスターしましょう。

 

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フィル・ゴードンは、生涯獲得賞金220万ドル超す世界最高レベルのポーカープレイヤーだ。さらに、「セレブリティ・ポーカー・ショウダウン」の司会者であり、ノーリミットホールデムの人気講師でもある。

本書は、彼が今までに対戦してきた実戦の中から、また彼が多くの後陣に教えを授けることで逆に学んだことの全てを15年間ノートに取り続けた知識の全てである。

確率、分析、哲学、心理学、戦略、数学といったポーカーに必要な全てが分かりやすく、かつ惜しげもなく詰め込まれている。これらは、ポーカーを始める人に必要な情報だけでなく、ポーカーに魅了されているプレイヤーにも多くの示唆を与えることだろう。そして、このゲームに行き詰まりを感じているプレイヤーにも、ゲームを楽しむためのモチベーション、忍耐強さをもたらしてくれるはずだ。

本書は、ドイル・ブロンソンの「スーパーシステム」と、デイビッド・スクランスキーの「ザ・セオリー・オブ・ポーカー」と並び、真剣にポーカーを学びたい者にとって必携の書である。

 

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