本『自分で作るセーフティネット』。箱庭から飛び出して社会と繋がる。

公開日: お金と社会

jibun

国や会社、村といった”箱”が生活を守ってくれる時代が終わりつつあります。

箱が生活を守ってくれる時代、僕たちの生存戦略は、とにかく箱の中に身を置き続けることでした。

しかし”箱”が簡単に壊れてしまうとき、”箱”が僕たちを守りきれなくなったとき、僕たちの生存戦略は変わっていきます。

今の時代の生存戦略は外にひっかかりをたくさん作っておくことなのです。

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“箱”の中に生きた時代と、共同体が守ってくれない現代

共同体が生活を保証してくれた時代、大切なのは共同体の中にいることでした。

たとえば会社の待遇に不満があっても「誰かが見てくれている」と信じて黙々と献身的に働くことがセーフティネットだったのです。アウトローや遠いどこかのパラダイスに憧れながら。

そして、中で結束を高めて、外を排除することで共同体意識は保たれていたのです。

一方で、共同体が守ってくれない時代には、より自分を発信し、社会全体にとって善いことをすることが肝要です。ゆるく繋がりを作ることがセーフティネットになると佐々木さんは述べています。そしてインターネットはそれに最適なツールなのです。

人間性がそのまま出るインターネットで、善い人として社会と関わっていく。それが現代のセーフティネットなのです。

 

アウトローがアウトローじゃなくなる時代

僕は最近の社会の流れを見ていて、従来のアウトローがアウトローじゃなくなっていくなぁと思っています。

たとえばイケダハヤト氏。

従来の価値観だと会社をドロップアウトして、プロブロガーなんて名乗ってる、アウトローだ、となると思うんですね。

でも実際、社会と積極的に繋がりをどんどん作っていってるのは、ひとつの会社の中に籠っている会社員よりもイケダハヤト氏なわけです。

インターネットが画面の向こうの異世界だった時代も古くなりはじめました。世界としてのインターネットは良くも悪くも終わりつつあり、僕たちの現実生活の拡張として、ツールとしてのインターネットが主流になりつつあります。

つまり、ウェブの向こうには危険な電子世界ではなく、僕たちの現実世界がある時代になってきたということです。

インターネットを使い、積極的に社会と関わり、繋がりを増やす。

「生存戦略」や「セーフティネット」と言ってしまうと計算感が出て印象も悪いですが、そういった後ろ向きな考えだけでなく、前向きに、インターネットで繋がりを作って、より広い社会を意識してコミットしていく生き方という視点は、持っていて今後決して損することはないですよね。

 

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