「『Detox』10枚分ぐらいを聴いてきた」。スウィズ・ビーツ、エミネム、ケンドリック、ザ・ゲームら18人が語る”Dr.Dre”という人間。

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“Dr.Dre”の名前が関わる曲やプロジェクトは、その成功が保障される。

業界で完璧主義者として有名なDreは、自分にしか作れない印象的なサウンドに誇りを持っている。Dreがヒップホップの世界へ与えた影響は、彼がチームを組んだアーティストへ与えた影響ともいえる。大御所プロデューサー、ラッパー、レーベルの代表、俳優、父親という肩書をもつ彼だが、どれも涼しげな顔をしってやってのけてしまうのだ。

グラミー賞を受賞しているプロデューサーのDreは、Gwen StefaniからEminemまでの数多くのアーティストの曲を手掛けてきた。多くのアーティストが彼との曲作りを夢見るが、全員がそのチャンスを掴めるわけではない。

Dreとのスタジオでの音楽作りを振り返った彼の仲間とアーティストの感想のまとめを紹介する。

 

記事の目次

50 Cent:「Dreが曲を送ってくれる時ってさ、もう聞く前から楽しみすぎるんだ」

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(2003年のインタビューより)

2人との楽曲作りで俺はより良いアーティストになれた。

本当にこれこそが、俺がこの経験から得たことなんだ。

お金もガッポリ儲けれるけど、それ以上のことさ。

Dreが曲を送ってくれる時ってさ、もう聞く前から楽しみすぎるんだ。どんなサウンドなのか届く前から待ち遠しくってさ。

興奮しすぎて発作が起きちゃうんじゃないかって思ってしまうほどだよ。

(50cent)

 

Eminem: 「Dreほど馬が合うプロドューサーって本当にいない」

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(2008年のインタビューより)

Dreほど馬が合うプロドューサーって本当にいないんだ。DreがRelapseのほとんどの曲をプロドュースすることになる。俺たちは規範にチャレンジしてる・・・まぁそういう感じだよ。

(リークした未完成の”Crack A Bottle”について)

あれはまだ全く完成してなかった。

それに俺がDreにバースをどうしたら良いかってボーカルの提案をしてる音声まで入ってるんだぜ。

君がスパイダーマンのコスチュームに着替えている時に、誰かが窓から覗いてるって感じだよ。

誰も見るべきじゃないだろ。

でも俺たちはあの曲を終わらせて、本来あるべき状態の曲を届けるよ。

(Eminem)

 

Crooked I: 「俺に提供してくれれば20プラチナディスクなんて屁じゃないさ(笑)」

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(2009年のインタビューより)

俺は子供の頃、DreがDJしているのを見に行ってたんだ。

兄がDreのDJに連れて行ってくれてたのさ。Dreはターンテーブルを3つ使ってて凄かった。

ちょうどその頃N.W.Aが結成されて、それ以来Dreは俺のキャリアに影響を与え続けているんだ。目標とする存在さ。

彼のどこに魅せられてるかって?

Dreは完璧主義者で、彼自信が自分の熱意に居心地の良さを感じているかは分からないけど、彼は最高の音楽が作れる。

俺が聞いた曲は熱すぎる。彼が使わないなら、俺に提供してくれれば20プラチナディスクなんて屁じゃないさ(笑)。

アルバムの『2001』は驚異的だった。俺は西海岸のああいった良い音楽をもっと聞きたいんだ。

(Crooked I)

 

The Game:「彼が思い描いた通り100パーセントなるまで、1語1句の指導が入る」

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(2009年のインタビューより)

Dreとスタジオ入りする時は、長丁場になる心構えが必要なんだ。

彼が思い描いた通り100パーセントなるまで、1語1句の指導が入るんだ。1バースのためだけに、1晩中スタジオにこもるってこともある。

俺たちは毎日、アルバム『Detox』と『The R.E.D.』のレコーディングをしてる。

偉大な仲間とスタジオで俺のプロジェクトに取り掛かれるって最高な気分さ。

(The Game)

 

Devin The Dude: 「『2001』に参加しないかって俺に尋ねてきた時は、本当にテンションが上がったよ」

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(2010年のインタビューより)

Dreがアルバム『2001』に参加しないかって俺に尋ねてきた時は、本当にテンションが上がったよ。

俺の存在理由を感じることができたね。

彼はSnoopと初のUp in Smoke Tourを周っている時に、俺のOdd Aquad時代の曲を聞いてたって言ったんだぜ。

もうエネルギーの燃料が入った感じだったよ。

俺は「ああ、いいよ。ちょうどアクセル全開に頑張ろうとしてたところ。」って感じで答えたんだ。

(Devin the Dude)

 

Jay Rock: 「2000のアイデアがあって、1日の終わりにはそれが1つにまとまる」

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(2011年のインタビューより)

彼はレジェンドさ。

ラッパーはみんな彼と音楽を作りたいって思ってる。俺はそんな機会を得ることができたラッキーな男なんだ・・・。

全部が完璧じゃないといけないんだ。112パーセントを出す必要がある。99パーセントや100パーセントはダメ。それ以上じゃないと。

2000のアイデアがあって、1日の終わりにはそれが1つにまとまるんだ。

彼の頭の中はすげーんだ。

(Jay Rock)

T.I.:「彼はあのとんでもないビート、俺はイカしたライムできるだろ」

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(2011年のインタビューより)

もちろん俺たちは一緒に曲作りができるさ。

だって彼はあのとんでもないビート、俺はイカしたライムできるだろ。

だからいつでも一緒に曲が作れるってわけ。

でもリスナーに俺たちがラップしていることを感じさせたり、スピーカーからパーティー気分を味わってもらうためには、俺たちとリスナーを繋ぐケミストリーを作る必要があるんだ。

このケミストリーを強化することが、俺たちが何よりも時間をかけていることさ。

(T.I.)

 

Just Blaze:「ほぼ完成状態のアルバムも聞いたことがある。でもDreは満足しなくて、始めからまた取り掛かるっていうのを2回も3回繰り返してるんだ。」

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(2011年のインタビューより)

『Detox』は時間がかかってる。

俺はロサンゼルスに行ったり来たりを8年ぐらいしてきてるんじゃないかな。いや、2002年からだから9年目だ。

このアルバムはいろいろな段階で見てきてるんだ。

ほぼ完成状態のアルバムも聞いたことがある。でもDreは満足しなくて、始めからまた取り掛かるっていうのを2回も3回繰り返してるんだ。

俺はアルバムに関われて光栄に思っている。

だってドレーだぜ?

最強のプロデューサーだろ。

なのにDreは俺のことを尊敬する数少ないプロドューサーだって何度も何度も言うから、恐縮してしまうよ。

彼自身が最強のプロドューサーなのに、そんな人から尊敬されるってクレージーだよ。

(Just Blaze)

 

Kendrick Lamar:「俺がエミネムや50セントと同じエネルギーを彼に与えてるって言ったんだ」

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(2012年のインタビューより)

Dreと長い間関わってきてるね。君こそがDreが曲、アルバム、プロジェクトを世に送り出すための最後の影響なのかな?ほら、君は彼から大物だと思われてるだろ?

Dreは俺でさえ知らないことをラジオで言ったんだ

何のことだか分かるだろ?

俺にとって重要なことだったんだ。

彼と一緒に初めてスタジオ入りした時に、俺がエミネムや50セントと同じエネルギーを彼に与えてるって言ったんだ。

誰かがそんなことを言うってことは、彼が今まで以上に曲作りに励むための影響を俺が与えたって考えて良いと思うんだ。

若さって良いことなんだ。ほら、若さから刺激を感じれるし、Dreは俺から刺激を受けた。そんなものなんだ。

感謝してるよ。

君には驚かされたよ。Dreに大物だった言わせたんだから。歴史的なことだぜ。

Dreは凄い人なんだ。

彼ってずっと変わらず音楽を愛してる。

がっぽりお金を稼いできたのに、まだ最高の音楽を作ろうとするんだ。

言ってること分かるだろ?

俺は最強な人と音楽作りをしているわけだから、最高のパフォーマンスをしなきゃいけないんだ。

 (Kendrick Lamar)

 

RBXとLady Of RAGE: 「だけどDreはドアの前に立って、今夜はこの曲を作るぞ、って言ったんだ。」

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(2012年のインタビューより)

RBX:俺は年下のいとこのSnoopをDreのところに連れて行ったんだ。

彼らは一緒に曲作りをしてて、ミュージックビデオの撮影が予定されてたんだ。

俺が働いていた靴屋が入ってるショッピングセンターにSnoopが来ててさ。彼はミュージックビデオ用のいけてるスニーカーを探してたんだ。俺の店に来て、Dreと作業をしてるって話してた。

でも「連れて行ってくれる人がいない。」って言うんだ。

だから俺は仕事が終わる8時に来るように言ったんだ。

俺たちは急いでDreのところに車を走らせたんだけど、Dreがいなくてさ。

でも俺はSnoopを1人で残したくなかったんだ。

車がないからまた困るだろ?

だから、俺は一緒に残ったんだ。

Snoopがビートを流してて、俺が彼にどうやってそのビートにラップを乗せるか教えてたんだ。

「こうするべきだ。ああするべきだ。バースはここに入れて。」って感じでね。

それで気づいたらDreがいてね。

彼は廊下で俺たちの会話を全部聞いていたんだ。

Dreは「こいつは誰だ?」て聞いて、Snoopが「話をしてたRBXだよ。」って答えたんだ。

それからDreが「君の声は凄い。廊下中に声が響いてたぜ。ラップをするのか?」って聞いてきたのさ。

俺は「いや、靴屋で働いてて、俺のMC時代はもう終わったんだ。」って言ったんだ。

そしたら彼は俺にラップするように言って、Snoopも俺を説得するんだ。だから、ラップをしたら、Dreは「それだそれ!帰ったらだめだぞ。」だってさ。

俺は家に帰ろうとしたんだよ。おふくろと住んでたから、朝の4時とかに帰れないだろ。

だけどDreはドアの前に立って「今夜はこの曲を作るぞ」って言ったんだ。

 

Lady Of Rage:私はニューヨークに住んでて、チャン・キング・スタジオで楽曲作りをしてたの。

L.A.Posseのコンピレーションアルバム(1991年リリースのThey Come In All Colors)で私はラップをしたわ。

プロダクションがロサンゼルスに戻った時にDreに聞かせたの。それで彼が私のラップを聞いたわけ。

彼は私のことを知りたがって、私の連絡先を聞いたらしいの。私はあの当時Chubb Rockと楽曲を作っててね。彼が私とアルバムが作りたかったらしくて。

Dreの前にSugeが電話してきたと思う。

Chubbに彼らが私に連絡してきてて、ロサンゼルスに来て欲しいって言ってることを伝えたの。

私たちはスタジオに朝早くに入って、そのまま明け方までいたわ。

もしアイデアに冴えてたら、アイデアが途切れるまでずっとスタジオにいたの。

レーベルが始動してすぐだったから、お金はあまりなかったわ。

通りの向かい側にポパイズ・ルイジアナ・キッチンがあってチキンを売ってたのを覚えてる。

私たち10人ぐらいだったと思うけど、4本入りしか買うお金がなかったの。みんなでシェアして食べたり、たばこを吸ったり、誰かが鼻歌を歌ったり。

歌を歌ってるとDreが「スタジオに戻ってその言葉を使おう!」って言い出したりするわけ。

誰かがフックを担当して、誰かがそれに合うバースを書くの。パズルみたいに1つずつはめていく感じだったわ。

「君はここを担当だ!」って感じで。

誰かが1つのことすると、自然にうまくいったの。

 

“High Powered”

(2012年のインタビューより)

RBX: 朝の4時とか5時ぐらいにDreがスタジオでビートを刻んでたんだ。

それから俺を突いて起こしてきた。

たぶん俺はフロアとソファの間でコートを枕代わりにして寝てたと思う。疲れきっててさ。

Dreは「ほら、スゲーのができた。このビートに何ができる?」って聞いてきたんだ。

俺はそれを聞いて「Seven excution-style murders」って即興でラップしたんだ。

そしたらDreは「それだ!それだよ!」って感じで。俺たちは朝4時ぐらいから始めて、4時45分ぐらいに終わったと思う。

俺には彼が何をしようとしてるか分からなかった。

たぶん1日後にそれを聞いて、俺は「Dre、これはもう1回レコードしなきゃ。」って言ったんだ。

彼は俺がバカなことを言ってるかのような顔をしてた。

俺は「俺のラップから気持ちを感じれない。もっと良いのができると思う。」って言ったんだ。

でもDreの中では欲しいサウンドが決まってたんだよ。

あの朝4時の新鮮なサウンド。

それがDreが欲しかったサウンドだったんだ。

Dreが俺を1人の弟子として信用してくれて、あの曲を任せてくれて良い気分だ。

CDに入る曲って限られてるのに、俺を信頼して曲に使ってくれて、もう最高な気分さ。

あの時は分からなかったけれど、今は彼がやりたかったことが分かるし、最大限に感謝してるよ。

 

“Stranded On Death Row”

Lady Of Rage: 曲が全部がまとまった時、今までで一番気に入ったの。

みんなでこの曲をパフォーマンスするのも、聴くのも大好き。

みんなのバースはイケイケ。

最高よ。

この曲のビートは私にある気持ちを思い出させるの。

私は好き嫌いが多くて、気に入らないビートがたくさんあるわ。

「ゲッ。好きじゃない。」って感じのやつがね。

そんな時、Dreは「嘘だろRage、俺はまだ途中なんだからちょっと黙っててくれる?」って言うの。

私がドアから入った瞬間に「好きじゃない。」って言うものだから、Dreは「それを言うために来るなよ。」って顔で見るの。

でも、(この曲は)違ったわ。東海岸の曲って感じ。

ほら私はニューヨーク出身だから、そういうビートが好きだったの。

MCタイプのビートよ。最高だった。

スタジオに入って私がビートを気に入るっていう稀なことだったのよ。

私って Nuthin But A ‘G’ Thingさえ最初は好きじゃなかったんだもの。今は違って好きだけどね。

とりあえず私は、始めはほとんどのビートが気に入らなかったわ。

 

Rick Ross:「一晩で5曲もやってのけた」

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(2012年のインタビューより)

面白いことなんだ。

俺は実際に西海岸のD.O.C.と話をしたんだけど、Dreが俺の大ファンだって教えてくれたんだ。

俺はDreの大ファンで、このことを長年いろんなところで公言してきた。それで俺たちは実現させたんだ。

Dreと電話をしてさ。それで彼は約束を守って、マイアミまで来てくれて一緒にスタジオ入りしたわけだな。

初めて一緒にスタジオ入りした時は、もう興奮したよ。

1晩で5曲もやってのけたんだ。

俺たちはDreのアルバムにも取り掛かったよ。

これから俺たちから良い作品がもっと生まれること期待してなよ。すごく良い音楽を作った気がする。興奮してるよ。

俺は彼の新しいプロジェクトにも関わるよ。Dreは俺にいろんな助言をくれてさ。

オールドスクールギャングスタだぜ!

Dreのこと本当に尊敬してる。

(Rick Ross)

 

Ben Baller:「俺のボス、俺の良き師、俺のすべてさ。」

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(2012年のインタビューより)

俺はうまくやらなきゃいけなかった。

DJのスキルを通して、俺はDreに会う機会を自分で作る必要があった。

実現したら、もうこっちのもの。

俺はデス・ロウのスタジオに行くようになって、スクラッチ(DJ)をするようになったんだ。

(Dreと俺は)良い友達になったよ。

彼は俺のボス、俺の良き師、俺のすべてさ。

Dreは俺に刺激を与えることを言う時もあれば、へこむことも言っていれた。へこむことっていっても、悪い言い方ではない。むしろ彼は「お前にはもっと良いものが作れる」ってことを気付かせてくれたんだ。

(Dr.Dre)がある夜、俺がDJしてるのを見にきて、物事がうまくいったんだ。

それ以来、ただ作りあげていくだけだった。

彼がアフターマスを設立したばかりの頃に、俺に仕事をくれたんだ。

俺たちはアーティストと契約したりしてた。

俺は普通の会社からみんなが仲が良いところで働けるようになったわけ。

みんな車を持ってて、ロールス・ロイスに乗っていた。でもオフィスがなかったんだ。ちょっとイライラしたよ。だって俺はオフィスが欲しかったけれど、Dreは信じてくれなかったんだ。

でも俺たちはスタジオを手に入れた。Dreはすごい大金を払ってたよ。R.KellyやMichael Jacksonがレコーディングに使ったスタジオをDreは手に入れたんだ。

(Ben Baller)

 

Swizz Beatz:「『Detox』10枚分ぐらいを聴いてきた。」

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(2012年のインタビューより)

俺は『Detox』10枚分ぐらいを聴いてきた。

でも、Dreの立場になって考えてみてよ。

君が完璧主義者で、ハードルをものすごく高く設定したら、みんなは君からすごいものを期待するだろ。

でもそんな期待を君はどんな形でも感じたくないし、プレッシャーは避けたいところ。

特にもう既に名声を手にしてるならなおさらだ・・・。

DreはBeats by Dreでさえ大成功してるのにも関わらず、まだ音楽を愛してるんだ。

彼は毎年アルバムを延期したって、矛盾なく自分のするべきことを着実にやる奴だよ。

(Swizz Beatz)

 

Scott Storch:「たぶんこのアルバムのために、300万曲分ぐらい集まってるんじゃない?」

Brooke Hogan Rehearsals In Miami

(2013年のインタビューより)

うん、俺たちはスタジオで音楽作りに時間を費やしたよ。

彼にはコレクションがある。

たぶんこのアルバムのために、300万曲分ぐらい集まってるんじゃない?

Dreは『Detox』に高い目標があるんだ・・・。

Dreと俺は1999年にかっこいいサウンドを作ったよ。ピアノと弦楽器が加わった曲。そういう要素は俺の得意なところだからさ。2人での共同作業だったね。

俺たち2人に共通しない要素だけど、俺たちはやり遂げて、サウンドを作ったんだ。

西海岸のサウンドをね。

(Scott Storch)

 

Scoe: 「10歳の俺の頭は全部を吸収したよ。」

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(2013年のインタビューより)

XXL: どうやってJust Blaze、Mike Will Made It、Jahlil Beats、Statik Selektah達と一緒に曲作りをする運びになるんだい?どんどんいろんな人とやってるように思うんだけど。

Scoe:アフターマスでDreとDetoxの曲作りをしている時に、俺は他のプロドューサーともチームを組まなきゃいけなかったんだ。

それからDetoxのプロジェクトでは、いろんなプロドューサーの作った音楽を聞く機会があって、曲に使えるものがたくさんあったんだ。

それに加えて、Dr.Dreが作った曲で彼が気に入らないものもあったからね。

もしビートがDreにかみ合わなかったり、彼の気に入るものじゃなかったら、俺はアーティストとしてそれを拾い集めて、彼のために別のものを書くんだ。

それでもし彼が好きじゃなかったら、俺のプロジェクトで使うよ。

XXL: Detoxに関わったのはどんな感じだった?今はまだ謎めいてるんだ。

Soce: 長いアーティストの組み立てラインって感じ。

マスターピースをどこまでも続くキャンバスの上で作ってるって感じ。ペイントやキャンバスや資料を使い切ってしまうってことはないんだ。

Dreと一緒にスタジオで作業することは、本当に最高なんだ。なんか先生の先生と働いてるみたいな感じ。だから何だか卒業した気分。

XXL:前にはSnoopとDreと音楽作ってたよね?

Scoe:俺がスタジオに行ったら、2人が映画Murder Was The Caseのサウンドトラックを作ってたんだ。

当時のデス・ロウ。

俺はただそこに居ればよかったんだ。10歳の俺の頭は全部を吸収したよ。

スタジオには他にも俺より勝った子供たちがいたんだ。Bow Wowもスタジオにいた。彼は7歳だったのに、そのアルバムに実際に加わってたんだ。でも俺はまだ活動し始めたばっかりだった。

XXL: Dre、Snoop、Puff、その他いろんな人のゴーストライターをしたことがあるんだろ?

Soce:この話っていつも同じ道を進むんだ。

俺が書いて、みんなが気に入る。

そして彼らがレコードする。

文句ひとつ出てこないんだ。

今でも時々電話してきて、どう言葉にするべきか助けを求める人もいるよ。

だいたいの場合、書くのは簡単。もし良い曲を書いたら後で一緒に働くのが楽さ。だってみんな文句はないから。

(Scoe)

 

Kendrick Lamar:「今までにDr.Dreとのスタジオセッションに見合うセッションをしたことがない。」

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(2013年のインタビューより)

スタジオに入ると、Dreが「僕はDr.Dreだ。」って自己紹介したんだ。

俺はDr.Dreだろ。知ってるよって感じだったね。

彼がComptonを流したんだ。

(ビートを口ずさみ出す。)

すごい大きなサウンドだったのを覚えてる。

今までにDr.Dreとのスタジオセッションに見合うセッションをしたことがない。チャンスだって感じた。

Dreは俺に「これに何かできる?」って聞いてきたんだけど、俺はもちろんって感じだった。

フックはもうできていて、俺はただ新鮮なラップを考えれば良かっただけ。

俺の街について曲。

だから俺が5年、6年前の俺のコンプトンでの経験からインスピレーションを得て、コンプトンのギャングスタラップを産んだDr, Dreと俺はスタジオにいるわけだから、いろんな感情を引き出すことができるってわかってた。

俺の親父はコンプトンに誇りを持ってたんだ。

だって、彼もコンプトン出身だから。

Dreのこの曲は親父にrelateすることについても歌ってるんだ。

親父やおじさん、年上のいとこたちが聞いていたラップを20年後に俺がDreと一緒にスタジオにいるってことに親父は信じられなかったんだ。

(Kendrick Lamar)

 

Jimmy Lovine: Dreとの共通点

The 54th Annual GRAMMY Awards - P&E Wing Event

(2014年のインタビューより)

Dreと俺はあるレベルで繋がってるんだ。

まず最初の共通点はオーディオだ。

俺たちは2人ともレコーディング・エンジニアの経験がある。そしてオーディオに対する考え方、音楽の中に感情を表現することが大切だっていう気持が共通しているんだ。

音楽の中の感情が大切なんだ。

それ以外は何もない。

ミュージックビデオはあるけれど、1日の終わりに音楽は流してもらわないといけない。

だから音楽はアーティストの中で意味を持つ感情を伝える必要があるのさ。

俺たちはその点で共通してて、それに成功もおさめてきた。

Dreはパワフルな音楽を作るし、全世代の人をオーディオに熱中させた活動を行ったし、うまくいってると思う。俺たちは誇りに思ってるよ。

(Jimmy Lovine)

 

Jon Connor:「でも時間が経つにつれて、最高な気分に変わったんだ。美しい気分さ。それがDreなんだ。」

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(2014年のインタビューより)

突然すぎて面白かったんだ。

本当だったら、俺はその週末にDreとスタジオ入りする予定だった。

でも話をした翌日にDreから電話があって、「俺は今日からスタジオに入りたい」って言うんだよ。

で、俺は「え?」って感じで。

でも俺がアフターマスが好きなのは、仕事にプレッシャーがなくて、楽しくて、笑いがあって、笑顔になれることなんだ。

俺はアーティストが作るものは、ポジティブなエネルギーがあってこそだと思ってるんだ。俺は笑顔で良い気分でないと作業できない。

これはDreも同じなんだ。

だから俺たちがスタジオ入りした時、Dreも俺もとんでもなくポジティブだったんだ。

俺たちを同じ部屋に入れたら、笑い声と良い音楽にあふれかえった素晴らしい時間にしかならない。

俺は初日はすっげー緊張してた。

だって、Dr Dreだぜ!

でも時間が経つにつれて、最高な気分に変わったんだ。美しい気分さ。

それがDreなんだ。

(John Conner)

*この記事はXXL Magazineに掲載されている記事の和訳です。

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