「お前も一緒に働いて、こいつらを使った方が良いぜ」。Big SeanにとってのRoc Nation加入が意味すること。

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Big Sean

「君たちが好きか嫌いかに関わらず、もうこの文化の一部になってしまってるのさ」、Big Seanは彼のいくつかのキャッチフレーズやファッションセンスについて、そのように語った。「それが、俺が求めているものだ。」

Roc Nationへの加入は単なるマネジメント契約以上のもの

Roc Nationとマネジメント契約を結んだと発表した後、Big Seanはいくつかの曲を彼の公式サイトでリリースした。Complex NewsのJinxとの対談の中で、SeanはRoc Nationとの契約を明らかにし、彼がデビュー以来、どのように”文化に影響を与えてきたか”について語った。デトロイトの子どもたちとのチャリティー的な仕事について説明をしている。

 

Roc Nationについて、Seanは傘のようなものだと述べた。

「これはマネジメント以上のものなんだ」、と彼は言う。「まるで傘みたいなことなんだよ。ファミリーってことさ。俺は前にもマネジメント契約というものを経験しているけれど、今回のはまったく次元が違うね。みんなとは、とても個人的な関わりがあるんだ。HOV(Jay Zのこと)とはとても親しいし、Ye(カニエ・ウェスト)は言うまでもない、兄弟さ。今回の契約はRoc Nationとのビジネス的な話ってだけで、Roc Nationってのは俺の傘であり、家族なんだ。Yeが”お前も一緒に働いて、こいつらを使った方が良いぜ”って言ってくれたんだ。彼もRoc Nationを使った人間の一人だ。俺たちはみんなファミリーなのさ。」

彼はRoc Nationとの契約はG.O.O.D Musicから離れることを意味するわけではない点を強調し、レーベルを離れることは絶対にないと述べている。

「俺は思うんだ。俺とYeはG.O.O.D Musicだけど、G.O.O.D Musicには他の奴らもいるし、」と彼は言う。彼自身とカニエ・ウェストがG.O.O.D MusicのメンバーでRoc Nationと契約を結んでいる唯一の二人であることに触れながら。「俺がRoc Nationとビジネスをするって言ったときに、みんなは”カニエのもとを離れるのかい?”って言ったけど、そんなわけがないよ。そんなのって世界一馬鹿な振る舞いだぜ。もう一度、明言しておくけれど、G.O.O.D Musicはみんなファミリーだ。この先も、生きている限り。俺はそれを証明してるんだ。」

Big Seanが残してきた功績

インタビューを通して、Seanはアーティストとしての進歩についても語り、それから彼がどのようにこの文化に大きな影響を与えて来たかについて説明した。

「俺はいつだって違うことに挑戦したいんだ」と彼は言う。「俺は同じことを二回するなんてご免だね。アーティストとして、それほどワックなことってないと思うぜ。”Hall of Fame”は”Detroit”とは違う挑戦だった。俺が次にやることも、きっと全く違うことなんだ。いつだってね。それって素晴らしいことだろ。輝かしい未来の兆しはそこにあるんだ。恐れずにゲームを変えてやるって奴のためのものなのさ。俺がやりたいのもそういうことだ。みんなそれぞれの意見はあるだろうけど、俺はデビュー以来、この文化に影響を与えて来た。それはどうしようもないほどの事実だぜ。”swerve”って感じだぜ。”アバズレは黙ってな”って感じさ。ふざけて言ってる訳じゃないんだ。俺の存在は常にシーンに感じられて来たってことだ。”boy”にしろ、”I do it”にしろね。君たちが好きか嫌いかに関わらず、もうこの文化の一部なのさ。それが俺の目指しているものだ。俺はこれからも前進を続けるし、やりたいことをやって、チャンスを掴む。それから、そこでは常にアーティスティックでいるのさ。」

Kanye Westもお気に入りのDJ DahiやDJ Mustardのプロダクションを取り入れた新作シングルについては「超イケてるぜ」とのこと。

「俺は血を求めてるんだ」と彼は言う。「俺はみんなラップに飢えてるって感じてるんだよ。今年はラップのリリース量で言えば最低水準だろ。良いものもたくさんあったけど、最高ってわけじゃなかった。たくさんの人がリリースはしてるけど、例年のように連続してリリースラッシュが続いたわけじゃなかった。みんな時間を掛けて、自分の作品を完璧なものに磨き上げてるんだ。俺もそうしてきたし、みんなもそうしてるんだ。」

新作アルバムについての予定はまだ白紙とのことだが、Seanは代わりに生まれ育ったデトロイトでのコミュニティーワークで忙しいことを教えてくれた。

「デトロイトのみんなを助けてるんだ。」と彼は言う。最近のスケジュールを並べながら。「俺の基金は知ってるだろ。デトロイトの子どもたちを随分たくさん助けて来た。俺たちは生まれ育った街に恩返しをしてるんだ。だから、同じように故郷のために力になろうとしてる奴らみんなにエールを送るよ。チャリティーの精神を染み込ませてくれた母親にもエールを送るよ。チャリティーは俺が過去にやってきたことの中でも、一番素晴らしいことのひとつなんだ。だから母親にはすごく感謝してるね。それから言っておくけど、ツアーもやるし、新曲だって出すぜ。新しいものを次々とやってくのさ。」

(*この記事はHIPHOP DXに掲載されている記事の和訳です。)

 

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