スティーブ・ジョブズは、世界を騙して”小型PC”を爆発的に普及させた。

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仕事柄、インターネットについて考えることは超大事なのですが、なかなか時間が取れていない気がするので、頭の中を整理するために、スマホ以降のインターネットの変遷について書いていきたいと思います。

というわけで、まずはスマホの普及から。

 

今ではみんなが使っているスマートフォンというデバイス。

その実態は、手のひらサイズのPCです。(電話よりもPCとして使う機会のほうがダントツで多いはずです。)

 

しかし「とても小型のPCです!」と発売されていたら、スマホはここまで普及しなかったでしょう。

小さいPCなんて使えないよ。ノートPCもう持ってるよ。といった具合に。

 

実際に小さいPCなんて使い物にならなかったでしょう。

少なくとも当時、小さいPCに対応したウェブサイトなんてありませんでした。

小さいPCに特化したアプリなんてものもなかったのです。

小さいPCは、ただの不便で小さいPCでした。

(スマホを手にした当時、既にアプリ等もたくさんありました。なんかみんなエノキを育ててた気がします。シメジだったかな。まぁスマホアプリはそういうレベル感だったということです。当然、今ほどインターネット生活は快適ではなく、スマホでインターネットを楽しむという機会は今と比べると圧倒的に少なかった気がします。)

 

それでは、僕たちは何故スマートフォンを手にしたのでしょう?

僕たちは、初めてスマホを手にしたとき、PCを買ったとは思っていなかったはずです。

そう、僕たちは”新世代の携帯電話”を手にしたと思っていたのです。

「なんかプチプチ押すボタンは無くて、画面がめちゃくちゃデカくて、タッチパネルの携帯電話が出てきたらしい。良く分からないけどカッコいいなぁ」と。

「iPhoneって実際のところインターネット接続端末なんだよね。PCで出来てたことが殆ど出来るから凄い!」とかいって買いに行ったわけではなかったはずなのですね。

 

みんなが一台持っていて、定期的に新しいモデルに買い換える”携帯電話”。

僕たちは、その一環として新しい携帯を買うためにSoftbankやauに行き、そして小型のPCを持たされて帰ってきたのです。

 

さて、そのようにして小型のPCを持つ人間が増えていった結果、世の中のウェブサイトやインターネット上のコンテンツは、その小型PCにあわせて作られるようになりました。

そして、あらゆる分野で、いざ小型のPC向けのコンテンツやサイトが本格的に開発され始める中で、その小型のPCはとても優秀で、生活を豊かにするということが、いよいよ実感されているというわけなのです。

 

ということで、今回はスマホの登場と普及について頭の中を整理してみました。

 

なぜスマホの普及が大事かと言うと、ここが”インターネット世界への入り口”を取るゲームの主戦場になっていくと思うからです。

PCでのブラウザ・インターネットの時代は検索バーとポータルサイトがインターネット世界への入り口だったのですね。

そしてスマホ時代はDAUやユーザーあたり滞在時間の長いアプリがインターネット世界における入り口に近いはずです。

その次は”インターネットに接続されていて持ち歩かれるデバイス”、あるいは”インターネットに接続されていて身近にあるデバイス”の地位を奪い合うゲームになってくるのかなぁと。

ここら辺は次回以降!

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