コンテンツマーケティングには2種類ある。EC型と売名型。

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コンテンツマーケティングという言葉が流行って久しいです。

最近、コンテンツマーケティングには2種類あるなと思うようになりました。

EC型と売名型です。

逆にいうと、この2種類のどちらかに振り切ったタイプ以外ではあまり成功例を見かけない気もします。

ということで、簡単にまとめてみます。

 

ECとメディアが融合した、EC型コンテンツマーケティング

ひとつはEC型です。

これはECとメディアが融合したものと考えると分かりやすいと思います。

では、なぜECサイトがメディアと融合する必要があるのでしょうか。

普通、ECサイトというのは何か欲しいものがあるときに訪れます。たとえば新しい録音用マイクが欲しいなと思い、Amazonや楽天に行くわけです。

ところが、Amazonや楽天のような巨大なECサイトなら「録音用マイクが欲しい」と思い立った人が、そのときに見に来てくれるのでいいですが、より小規模なECサイトだと「録音用マイクが欲しい」と思った人さえ見にきてくれません(Amazonや楽天に行ってしまうから)。こういうのをインターネットの世界では”第一想起になれていない”といいます。たとえば料理のレシピを調べようと思うと、みんなクックパッドに行きます。なので、他の料理レシピサイトはなかなか見られません。クックパッドが第一想起で、他のレシピサイトは第一想起になれていないわけです。

なので、第一想起になれていないサイトは、普段から興味がある人たちに見に来てもらえるような接点を作る必要があります。「録音用マイクが欲しい」と思う歌手の人たちにとって便利な情報(録音のコツ、ミックスのコツ、歌唱法など)を発信するメディア機能も備えて、自然と接点を作り、ファンになってもらう必要があるということです。

このタイプで有名なのは、北欧暮らしの道具店です。Facebookページには29万人のファンがいます。

ここは「家しごと特集|一年中楽しめる”自家製シロップと果実酒”【レモン酒編】」というような、そういう雰囲気のライフスタイルが好きな人向けの情報をたくさん発信しています。そうすることで、たとえばこの記事は北欧暮らしの道具店さんが売っている密閉瓶のマーケティングコンテンツにもなっているわけです。

他の例としては、ほぼ日なんかも近いかもしれません。メディアとしてファンを集めておいて、手帳やTシャツなんかを販売しているわけです。

より生活に身近なものを売っているECサイトほど、このタイプを目指しやすいと思います。ライフスタイルを提案して、メディアのファンを作ることで、コモディティに付加価値をつけて売るというモデルだからです。

僕は今の時代にあった雑誌というのはこういう形なんじゃないかなと思っています。

 

とにかく知名度をあげて、より広くマネタイズする売名型

もうひとつは売名型です。

売名型というと聞こえが悪いので、もう少しいい名前を思いつけばよかったのですが、こちらはEC型のようにメディアとマネタイズが一つのサイトで完結していないパターンです。

たとえばLIGなんかは広告枠を売っていますが、基本的にはウェブサイトで有名になった結果、他の仕事が入ってくる(サイト製作、記事執筆依頼など)というもの。

Market Hackというめちゃくちゃイケている投資情報ブログを運営する広瀬さんなんかも、広告収入もあると思いますが、様々な証券サイトでセミナー講師や記事執筆をしてマネタイズに繋げておられます。

バズ部なんかも、コンサルに繋げているので、近いですよね。

 

ということで

僕は最近EC型に興味がわいています。

個人のEC型のメディアですが、これから徐々に流行ってくると思います。

STORES.jpやBASEなんかのサービスが普及しはじめ、個人がECを持てるようになってきているからです。

熱いと思います。

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