組織再編行為とは
組織再編行為とは、会社の組織と形態を変更する会社法上の行為を指します。
具体的には、合併、会社分割、株式交換、株式移転の4つのストラクチャーが組織再編行為に該当します。
組織再編行為のうち、金銭等不交付要件や事業継続要件など一定の税制適格要件を満たす場合は、適格組織再編となります。その場合、組織再編税制の対象となり、資産・負債の移転を簿価で行い、評価損益を計上せずに、課税を繰り延べできるなどのタックスメリットがあります。
通常のM&Aを行う場合にも、このようなタックスメリットが得られるようなストラクチャーがある場合、それを選択することも検討します。このような税制周りに基づくストラクチャーのプランニング等をタックスプランニングといいます。
また、組織再編行為においては、会社の法人格や財産に変動が起こる場合もあり、債権者にも利害が大きいことから、債権者保護手続きが求められるケースがあります。
written by @raq_reezy
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