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記事の目次
はじめに
歌ってみたやボーカルの宅録のために、おすすめのオーディオ・インターフェースを探している方へ。
この記事では、以下の内容を説明しています。
この記事の内容
- プロアマ3,272人が選んだおすすめオーディオ・インターフェース5選
- プロ503人が選んだおすすめオーディオ・インターフェース5選
- 人気のオーディオ・インターフェースを徹底比較
- オーディオ・インターフェースを選ぶときに考えるポイント
- オーディオ・インターフェースの基礎知識
自分にぴったりのオーディオ・インターフェースを見つけるため、ぜひ最後まで読んでみてください。
written by @raq_reezy
【結論】おすすめのオーディオ・インターフェースは「Steinberg URシリーズ」
最初に結論だけ書いておくと、3,272名の投票で選ばれた第1位は「Steinberg URシリーズ」でした。
アマチュア2769名中593名、プロ503名中37名ということで、ざっくりと約2割がこちらのインターフェースを選んでいることになります。
これから宅録を始める方におすすめなのは、値段もお手頃な「Steinberg UR22 MKⅡ」です。インプットが2つしかありませんが、個人で宅録をする分にはそもそも1つあれば十分なので、2つもあれば問題ありません。
Steinberg UR22 MKII
「Steinberg UR22 MKII」は、スタインバーグが出している、多くのDTMerに人気の大定番オーディオ・インターフェースです。
UR44などインプットが増えた上位機種もありますが、基本的にはインプットをそんなに使うことはないので、こちらで十分でしょう。
なお、MacBookなど、接続がType CのPCを使っている方は、後述する「Steinberg UR22C」がおすすめです。
機種名 | Steinberg UR22 MKII |
価格 | 約13,000円 |
接続 | USB 2.0 |
インプット | 2 |
対応OS | Mac / Windows / iPad |
アンケート調査の概要
今回参考にしたのは、DTMについて専門的に情報を発信している「SLEEP FREAKS」というYouTubeチャンネルが2020年に行ったアンケート調査です。
アンケート調査の概要
- 実施者:SLEEP FREAKS(外部リンク)
- 実施年:2020年10月
- 対象者:3,272名(アマチュア:2,769名、プロ:503名)
プロアマ3272人が選ぶ、オーディオ・インターフェースの人気おすすめランキング5選
さて、それではプロアマ合計3272人が選んだオーディオ・インターフェースの人気ランキングを見ていきましょう。
オーディオ・インターフェース人気ランキング
人気ランキングはこちら
- Steinberg UR シリーズ(アマチュア593票、プロ37票)
- Universal Audio Apollo Twin シリーズ(アマチュア195票、プロ64票)
- Focusrite Scarlett シリーズ(アマチュア166票、プロ15票)
- YAMAHA AG シリーズ(アマチュア118票、プロ3票)
- RME Babyface シリーズ(アマチュア68票、プロ32票)
上でも紹介した第1位の「Steinberg UR シリーズ」が特にアマチュアには圧倒的な人気となっています。2位の「APOLLO TWIN シリーズ」は、DAWソフトではなくオーディオ・インターフェースの方でエフェクトプラグインが掛けられるという優れものですが超高価でプロ向けです。デザインが美しい3位の「Focusrite Scarlett シリーズ」もアマチュアを中心に人気の定番オーディオ・インターフェースです。
人気ヘッドホンを個別に紹介
それでは、既に紹介済みの「Steinberg UR シリーズ」以外のオーディオ・インターフェースを個別に紹介していきたいと思います。
Universal Audio Apollo Twin USB
「Universal Audio Apollo Twin USB」は、Apolloシリーズの中では比較的安価なモデルですが、それでも10万円します。
最大の特徴はオーディオ・インターフェース側でプラグインを掛けられるという点ですが、個別のプラグインも別途購入が必要なため、全体として結構なお金がかかるプロ向けのインターフェースになります。
機種名 | Universal Audio Apollo Twin USB |
価格 | 約100,000円 |
接続 | USB 3.0 |
インプット | 2 |
対応OS | Mac / Windows |
Focusrite Scarlett Solo
「Focusrite Scarlett シリーズ」は、「Steinberg UR シリーズ」と並んで、お手頃な値段で初心者に人気の定番オーディオ・インターフェースです。デザインも特徴的で綺麗なため、機材の見た目にもこだわりたい方にもおすすめです。
最も安価なものはこちらの「Focusrite Scarlett Solo」ですが、インプットがもっとたくさん欲しい方は、上位機種の「Focusrite Scarlett 2i2」などが良いでしょう。
機種名 | Focusrite Scarlett Solo |
価格 | 約14,000円 |
接続 | USB |
インプット | 1 |
対応OS | Mac / Windows |
YAMAHA AG03
「YAMAHA AG03」はミキサーっぽいデザインのオーディオ・インターフェースです。
こちらも比較的安価で入門向けだと言えるでしょう。マイクのインプットは1つですが、別途PCから音をミックスして配信したりできるので、たとえば歌ってみたの生配信にも使いたいというには使いやすいと思います。
機種名 | YAMAHA AG03 |
価格 | 約16,000円 |
接続 | USB 2.0 |
インプット | 1 |
対応OS | Mac / Windows |
RME Babyface シルバー
「RME Babyface シルバー」は少し高価ですが、プロに人気の機種をたくさん出している信頼のRMEブランドで音質も良いと評判です。
これから宅録を始めてみるという方は「Steinberg UR シリーズ」や「Focusrite Scarlett シリーズ」などの入門用のオーディオ・インターフェースで良いと思いますが、もう少し本格的な次のステップのオーディオ・インターフェースを探している方におすすめです。
機種名 | RME Babyface シルバー |
価格 | 約65,000円 |
接続 | USB 2.0 |
インプット | 1 |
対応OS | Mac / Windows |
プロ503人が選ぶ、ヘッドホン人気おすすめランキング5選
ヘッドホン人気ランキング
人気ランキングはこちら
- Universal Audio Apollo Twin シリーズ(64名)
- RME Babyface シリーズ(32名)
- RME UC シリーズ(17名)
- RME UFX シリーズ(16名)
- AVID Pro Tools(13名)
プロの投票のみに絞ったランキングでは、RMEの製造するオーディオ・インターフェースが多数ランクインしています。
今回は、プロ向けのオーディオ・インターフェースを詳しく説明する趣旨ではないので、個別のオーディオ・インターフェースの説明は控えます。
人気オーディオ・インターフェースを徹底比較
オーディオ・インターフェースの選び方
価格帯で選ぶ
まずは、価格帯をざっくりと決めると良いでしょう。
高価なオーディオ・インターフェースにはそれなりの音質や機能がありますが、宅録を始めてみたいといった初心者の方であれば、1万円台の入門向けのオーディオ・インターフェースで十分です。
(1)安いオーディオ・インターフェース
安いオーディオ・インターフェースの中で、きちんとまともなブランドのものは、だいたい1万円台程度です。具体的には「Steinberg UR22 MKⅡ」や「Focusrite Scarlett Solo」などがあげられます。
(2)高いオーディオ・インターフェース
高いオーディオ・インターフェースといえば「Universal Audio Apollo Twin シリーズ」です。PCのDAWソフトではなく、オーディオ・インターフェースの方でコンプレッサーなどの各種プラグインを掛けられるという優れものですが、初心者の方には使いこなすにはハードルが高いと思います。
用途で選ぶ
価格帯がざっくりと決まると、次に考えたいのが用途です。
例えば、ギターの弾き語り配信をしたいのであれば、ギターとマイクのインプットがあるオーディオ・インターフェースで両方の音を取り込んでミックスして配信できると良いですよね。
用途に応じて、自分にぴったりのオーディオ・インターフェースを選びましょう。
(1)歌ってみた等の配信におすすめのオーディオ・インターフェース
歌ってみた等の配信であれば、「YAMAHA AG03」がおすすめです。PCからの音とマイクから入力した音を適切にミックスして配信する機能が備わっています。
(2)宅録におすすめのオーディオ・インターフェース
宅録であれば、基本的にどのオーディオ・インターフェースでも大丈夫です。
オーディオ・インターフェースの基礎知識
オーディオ・インターフェースは配信に使える?
オーディオ・インターフェースは配信に使えます。むしろ、複数の音を取り込んでミックスして配信したい場合や、コンデンサーマイクを用いて高音質な音声を配信などは、オーディオ・インターフェースが必要不可欠です。
コンデンサーマイクにはオーディオ・インターフェースのファンタム電源が必要?
コンデンサーマイクを利用するには、ファンタム電源といわれる電源が必要です。これはコンピューターからオーディオ・インターフェースを経由して供給されます。そのため、コンデンサーマイクを利用するには、基本的にはオーディオ・インターフェースが必要です。
USBマイクにオーディオ・インターフェースはいらない?
「Blue Yeti」などのUSB型コンデンサーマイクの場合、コンデンサーマイクの中にオーディオ・インターフェースが内蔵されていることが多いです。そうした場合は、コンデンサーマイクをオーディオ・インターフェースに接続する必要はなく、直接USBをコンピューターに挿して、使用できます。
オーディオ・インターフェースが音割れする場合はどうすればいい?
オーディオ・インターフェースについているゲインのつまみをいじって、ゲインのボリュームを下げてください。ゲインとは、オーディオ・インターフェースに取り込む音の大きさを表しており、これが大きすぎると音が割れる原因になります。
オーディオ・インターフェースのホワイトノイズが入る
オーディオ・インターフェース経由でコンデンサーマイクを接続したときにホワイトノイズが入る可能性はいくつか考えられます。具体的には、パソコンから音が発生している場合、コンデンサーマイクから音が発生している場合、オーディオ・インターフェースから音が発生している場合、USB接続部分から音が発生している場合など、考えられるパターンは多様です。まずは何が原因でホワイトノイズが発生しているかを突き止める必要があります。
まとめ
今回は、宅録におすすめのオーディオ・インターフェースを紹介しました。
- 一番人気のオーディオ・インターフェースは?
最も人気なのは「Steinberg URシリーズ」。「Steinberg UR22 MKⅡ」は価格も1万円台でリーズナブルなので、宅録を始める人におすすめ。
以上でした!
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