池泉舟遊式庭園とは
池泉舟遊式庭園とは、池泉庭園の一種で、舟で庭の中を回れるようになっているものを指します。
もともと平安時代には、庭の池に舟を浮べて「船楽 (ふながく)」 と呼ばれる奏楽をするという儀式がありました。そのため、寝殿造系庭園などの多くが池泉舟遊式の庭園を備えていました。寝殿造系庭園の作り方については、平安後期に『作庭記』にまとめられました。
また、時代が降ると、江戸時代の大名庭園などには船着場がつくられる例もありました。
池泉庭園には、他に池泉鑑賞式庭園や池泉回遊式庭園があります。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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