曲水の宴とは
曲水の宴とは、平安時代の貴族たちが好んだ遊びです。
具体的には、遣水にお酒の乗った器を流して、それが自分のところに流れてくるまでに和歌を読んでお酒を飲むというもので、平安時代版の優雅な飲み会ゲームといった感じです。
平安時代の池泉庭園は「寝殿造系庭園」や「浄土式庭園」と呼ばれるもので、平安時代後期に書かれた『作庭記』によると、庭の東側の遣水から水を引いて、庭の南側には池をつくるのが一般的でした。これは当時の風水のようなもので、東の遣水は青龍、南の池は朱雀を表しています。
京都の城南宮では、毎年、昭和の日と文化の日に、曲水の宴が観覧できるようになっています。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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