鹿おどしとは
鹿おどしとは、先端が斜めに切られた竹筒に一定の水が溜まると、その重みでひっくり返って「コーン」という音を鳴らす置物です。庭に独特の音風景を加える役割を持ちます。
元々は、畑を荒らす鹿などの害獣を驚かせて追い払うために考案されたものでしたが、江戸時代初期に石川丈山が庭に取り入れると、徐々に広まっていきました。石川丈山が晩年を過ごした、京都一乗谷の詩仙堂にも鹿おどしが見られます。
庭に音を付け加える置物としては、他にも水琴窟があります。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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