江戸の宿場町、北千住!おすすめ観光スポット・名所【ひとり旅・東京観光】

宿場通り:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

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はじめに

北千住のひとり旅・散歩におすすめの観光&食べ歩きスポットを知りたい方へ。

この前、北千住を初めて散歩してきたので、僕が見て回ったスポットなどを紹介しています。

この記事の内容

  • 北千住のおすすめ観光スポット
  • 宿場町通りのおすすめ食べ歩きスポット

ぜひ、最後までお読みください!

written by @raq_reezy

北千住とは

江戸時代の宿場町

北千住は、江戸時代の宿場町です。

文禄3年(1594年)に荒川に千住大橋という橋が掛けられると、慶長2年(1597年)に奥州街道・日光街道の宿場町となりました。豊臣秀吉の朝鮮出兵が「文禄・慶長の役」なので、ちょうどその頃に東北や北関東と江戸を往来する人たちが泊まる宿場町となったわけですね。

東海道の品川宿、中山道の板橋宿、甲州街道の内藤新宿と並んで江戸四宿に数えられています。

江戸時代の最盛期には、家2400軒・人口1万人、合計64か国の大名が参勤交代で利用する、江戸四宿でも最大の宿場町となりました。

松尾芭蕉の「奥の細道」の旅も北千住から始まった

北千住・松尾芭蕉「奥の細道」矢立初

画像はJapan Magazineより

伝説の俳人・松尾芭蕉は、1689年に「奥の細道」の旅に出発しました。

そのルートは、前半は日光を経由して東北へと向かい、後半は東北から北陸を下って中部地方まで戻っていますから、その出発地点は、当然ながら千住宿、つまり北千住だったということになります。

芭蕉庵から荒川を下って、北千住についた松尾芭蕉は、船を降りる際に見送りの人たちに向けて、以下の句を読んでいます。

行春や 鳥啼魚の目は泪

意訳:晩春に鳥は別れを惜しんで泣き、魚の目にも涙が浮かんでいるよ

そして、携帯用の筆記具「矢立」を用いて、以下の句を読み、「奥の細道」の旅が始まりました。

街薄暑 奥の細道 ここよりす

北千住の矢立初の地では、この句が刻まれた石碑と上の芭蕉像を見ることができます。

北千住を散歩するなら?おすすめの歩き方

宿場町通りを散歩(所要時間:2時間程度)

今回、僕は宿場町通りを中心に散歩しました。

所要時間は2時間程度なので、休日の午後とかにふらっと散歩をするのにおすすめです。

(1)駅から宿場町通りに向かおう

宿場通り:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

北千住の駅で降りたら、まずは宿場通りに向かいます。

宿場町通りは、入り口に大きく「宿場町通り」と書かれているので、すぐに分かります。

(2)宿場町通りを荒川まで歩こう

あとは、この宿場町通りをひたすらテクテクと歩くだけです。

たまに宿場町通りの横の通りに移動すると神社・仏閣があったりするので、宿場町通りをベースに、左右に行ったり来たりしながら歩いて行くと、北千住の観光・食べ歩きスポットはおおむねカバーできます。

そんな感じで、宿場町通りを歩き続けると、最後は荒川に突き当たるので、荒川の土手でしばらくのんびりして帰宅しましょう。

ちなみに、さらに荒川を渡ると歌川広重にも描かれた堀切菖蒲園や、江戸時代には刑場だった小塚などがあります。時間があるときは渡ってみるのも良いかも。

北千住の観光スポット:宿場町通りの古い建物

横山家住宅

横山家の蔵:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

江戸時代から続く裕福な商人の一家である横山家の住宅は、足立区登録有形民俗文化財であり、宿場町の名残を現在に伝えています。

江戸幕府には、伝馬制度というものがありました。これは人や物資の輸送のために、各宿場に馬を負担させるというもので、馬を負担すると伝馬屋敷が与えられ、年貢も免除されました。再生紙の問屋であった横山家は、この伝馬を負担していました。

幕末に、上野で新政府軍との戦に敗れ、千住に逃亡してきた彰義隊(旧幕府軍)の隊士が付けた刀傷も残されているそうです。なお、建物の内覧はできません。

千住絵馬屋・吉田家

千住絵馬屋・吉田家:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

吉田家は、江戸時代中期から続く絵馬屋で、現在も8代目の吉田晁子さんが絵馬を書いています。

先代からの独特の絵柄とその手法を踏襲し、伝統を守り続けています。

こちらも外観のみで、内覧はできません。

名倉医院・本院

名倉医院本院・吉田家:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

画像はWikipediaより

さらに宿場町通りを歩いて行くと、名倉医院の本院があります。

名倉家は、江戸時代から接骨院として名を馳せ、現在でも「名倉」の整形外科、整骨院、接骨院は全国に265軒あります。

名倉医院の本院は、建築された年代が不明確ですが、一説では1770年頃とされています。江戸時代末期に12代将軍の徳川家茂が千住で鷹狩を行う際に、休息に訪れるということになり、名倉家の当主だった市蔵尚壽は大改築を行ったものが現在まで残っています。

写真を撮り忘れたので、画像はwikipediaから拝借しています。

北千住の観光スポット・名所:宿場町通りで食べ歩き

かどやの槍かけ団子

今回は、なぜか閉まっていて行くことができませんでしたが、創業60年以上の団子屋さんで1本90円の「槍かけ団子」が味しいらしいです。潰れてないよね?

ちなみに、槍かけ団子というのは、槍を立てかけて団子を食べるということで、槍かけ団子なのだそうです。

団子屋って忍たま乱太郎の世界で、実際に団子屋で団子を買って店先で食べるという経験がないんですよね。

行きたかった!!!

手作り和菓子・たから家

たから家:北千住のひとり旅・散歩・食べ歩き・観光スポット

たから家は、手作り和菓子屋さんです。

結構あらゆる和菓子が売られていましたが、僕は今回どら焼きを食べました。

たから家のどら焼き:北千住のひとり旅・散歩・食べ歩き・観光スポット

人工的な甘味料とかph調整剤とか、そういうのが一切入ってないので、そこらへんを気にする方にもおすすめです。あんこはたっぷり入ってるので食べすぎると太ると思いますが(笑)。

ドンレミー・アウトレット

(あとで写真追加)

ドンレミー・アウトレットは、ドンレミーの工場直送のさまざまな商品がアウトレット価格で売られています。

新型コロナによる入場制限の影響ではあると思うんですが、店前には常に人が並んでいました

ということで、並んで入ってみたところ、たしかに美味しそうなスイーツがたくさんあったんですが、なんか最近人工甘味料とか気になってしまう人間になりつつあり、そういうのたっぷりという感じだったので、結局比較的マシそうな桜餅だけ買って撤退(笑)。

ドンレミーの桜餅:北千住のひとり旅・散歩・食べ歩き・観光スポット

ジャンクなスイーツ大好き!という方には、めちゃめちゃ良いと思います。ブラウニーとか美味しそうだった

PAIN DE BON ふらんすや

ふらんすや:北千住のひとり旅・散歩・食べ歩き・観光スポット

宿場町通りの途中から横に分岐しているサンロード通りを進んだところにあります。

宿場町通りから少し離れるので、たぶん穴場だと思うんですが、ここはおすすめです。地元の方々がたくさん買いに来てました。

食べたのは、こちらのホットドッグ。

ふらんすやのホットドッグ:北千住のひとり旅・散歩・食べ歩き・観光スポット

でっかいソーセージに、しっかりパンの香りがするフランスパン、ピーマンなどの野菜が挟まっており、サルサソースをかけて食べますめちゃ美味しかった

行って!笑

北千住の観光スポット・名誉:神社・仏閣

安養院(元・長暦寺)

安養院(元・長暦寺):北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

安養院は、もともと長暦寺という名前で北条時頼が開いたお寺だとされています。

江戸時代には、徳川将軍がたびたび鷹狩に訪れており、その際にはここで休憩していたそうです。

なぜ長暦寺が安養院になったかというと、徳川吉宗の子どもに長暦丸という子がいて、その子と名前が被っているので、遠慮して安養院に名前が変わったそうです(笑)。

門の中はこんな感じ。

安養院(元・長暦寺)の内部:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

そして、500年以上前から生えているとされる黒松があります。

江戸時代よりも前から生えているとは!

安養院(元・長暦寺)の内部:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

氷川神社

氷川神社の鳥居:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

氷川神社は、やや広めの神社です(笑)。

氷川神社の境内:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

ちなみに、氷川神社内には、高正天満宮と号して、菅原道真の像も合祀されています

千住四丁目の名主であった高梨信平は、地域の子どもたちに読み書きを教えていたのですが、その後継となった正木昌房に子弟教育とともに菅原道真像を託しました。正木は、この道真像を高梨と正木から一文字ずつとって高正天満宮と号して、この道真像を祀ることにしたのだそうです。

なお、この塾には、最盛期には毎日100人もの子弟が訪れるようになったといいます。

長園寺

長園寺:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

長園寺は、真言宗のこじんまりとしたお寺です。

中には、たくさんの仏像が置かれていました。

長園寺の仏像:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

北千住の観光スポット・名所:荒川の土手

荒川の土手:北千住のひとり旅・散歩・観光スポット

宿場町通りをずっと歩いて行くと、金八先生でも有名な荒川の土手につきあたります。

結構人がいて、ここでみんな休日の午後を運動したり・のんびりしたりと過ごしているようでした。うらやましい!

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参考

*なんとそこは北千住!松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発した場所はココ!(JAPAN MAGAZINE)

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