はじめに
海外ヒップホップのグループを知りたい方へ。
この記事では、海外ヒップホップの人気・有名なグループを紹介しています。
この記事の内容
- 人気・おすすめのヒップホップグループ10組を紹介
ぜひ、最後までお読みください。
*それ以外について知りたい方は「ヒップホップの教科書」からお探しください。
written by @raq_reezy
ヒップホップの有名・人気おすすめグループ10選
ラン・D.M.C.(Run-DMC)
ラン・DMCは、1980年代に活躍したニューヨーク出身のラップグループです。
アディダスやゴールドのチェーンなどの「ストリートなファッションスタイル」を取り入れ、他のMCを攻撃する曲(「Suker MC’s」)をリリースするなど、ヒップホップのワイルドな側面を打ち出して人気を得ました。
エアロスミスのヒット曲「Walk This Way」をもとに作られた同名曲(「Walk This Way」)では、エアロスミスとも共演を果たし、全米チャート4位を記録しています。
ラン・DMCの代表曲「Walk This Way feat. Aerosmith」
ラン・DMCのメンバー
パブリック・エネミー(Public Enemy)
パブリック・エネミーは、1982年に結成され、1980年代の後半から1990年代に活躍したニューヨーク出身のラップ・グループです。
ラジオ局で働いていたチャックDのフリースタイルがリック・ルービンに見出されて、デフ・ジャムと契約。人種差別に対する抗議や権力批判などの攻撃的かつコンシャスなスタイルによって知られています。
パブリック・エネミーの代表曲「Fight The Power」
パブリック・エネミーのメンバー
- チャックD
MC(ラッパー)を担当 - フレイヴァー・フレイヴ
MC(ラッパー)や各種楽器演奏などを担当 - DJロード
DJを担当 - キャリ・ウィン
ギターと音楽ディレクターを担当 - デヴィ・DMX
ベースを担当 - Tボーン・モッタ
ドラムを担当 - S1W
セキュリティとステージパフォーマンスを担当する集団 - ターミネーターX(脱退)
DJやプロデューサーを担当 - プロフェッサー・グリフ(脱退)
S1Wのリーダーとラップ、情報長官を担当
など
N.W.A.
N.W.A.は、1980年代後半に活躍した、アメリカ西海岸のカリフォルニア州コンプトン出身のギャングスタラップ・グループです。
アメリカ西海岸で発展したギャングスタラップを全米に知らしめた存在として知られています。過激な歌詞は放送コードに抵触するものも多く、FBIから警告が届くこともあるなど、社会問題化したこともありました。
売上金の着服疑惑などによって、メンバー間の溝が深まり、1991年に解散しています。
N.W.A.の代表曲「Fuck The Police」
N.W.A.のメンバー
- イージー・E
MC(ラッパー)を担当 - MC・レン
MC(ラッパー)を担当
- アイス・キューブ
MC(ラッパー)を担当 - ドクター・ドレー
プロデューサーやMC(ラッパー)を担当 - DJ・イェラ(DJ Yella)
DJやプロデューサーを担当
など
フージーズ(The Fugees)
フージーズは、1990年代半ばに活躍した、ヒップホップ・グループです。
ヒップホップに、ソウルやカリブ系のレゲエを取り入れて、ラップと歌を織り交ぜたスタイルが特徴です。
フージーズの代表曲「Ready or Not」
フージーズのメンバー
- ワイクリフ・ジョン
MC(ラッパー)とシンガーを担当
- ローリン・ヒル
MC(ラッパー)とシンガーを担当 - プラーズ
MC(ラッパー)を担当
アウトキャスト(Outkast)
アウトキャストは、1990年代後半に活躍した、アメリカ南部(サウス)出身のヒップホップデュオです。
アンドレ3000のユニークかつクリエイティブなスタイルによって、サウスのヒップホップを初めて全米に届けることに成功したグループです。
アウトキャストの代表曲「Hey Ya!」
アウトキャストのメンバー
- アンドレ3000
MC(ラッパー)を担当
- ビッグ・ボーイ
MC(ラッパー)を担当
ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)
ブラック・アイド・ピーズは、2000年代に活躍したエレクトロ/ミクスチャー系のヒップホップ・グループです。
1990年代からパフォーマンスが人気で活躍していましたが、2003年に女性シンガーのファーギー加入によって、さらに華やかなグループになり人気が上昇。「Boom Boom Pow」や「I Gotta Feeling」は10週以上もビルボード全米チャートにて1位を記録しました。2005年に日本でも武道館公演を行うなど、大人気を博しています。
ブラック・アイド・ピーズの代表曲「I Gotta Feeling」
ブラック・アイド・ピーズのメンバー
- ウィル・アイ・アム
プロデューサー、MC(ラッパー)、シンガーを担当 - アップル・デ・アップ
MC(ラッパー)、ダンサーを担当 - タブー
MC(ラッパー)、ダンサーを担当 - ファーギー
シンガーを担当
UGK
UGK(Underground Kingz)は、テキサス州出身で、サウスのシーンをリードしたヒップホップデュオです。
BPMの遅いサウスのスタイルを完成させ、現在のヒップホップ・メインストリームのサウンドや文化の土台を気付いた存在だとも言えるでしょう。
ピンプCがコデインのオーバードーズによって亡くなっており、現在は活動停止しています。
UGKの代表曲「Int’l Player’s Anthem(I Choose You) feat. OutKast」
UGKのメンバー
- 故ピンプC
MC(ラッパー)を担当 - バンB
ラッパー
ヤングマネー(Young Money)
ヤングマネーは、リル・ウェインが率いていたクルーです。
ドレイクやニッキー・ミナージ、タイガなど、後にトップスターとなるラッパーたちを抱えており、思い返せばとんでもないオールスタークルーでした。
現在は、特に表立った活動はしていません。
ヤングマネーの代表曲「Bed Rock」
ヤングマネーのメンバー
- リル・ウェイン
MC(ラッパー) - ドレイク
MC(ラッパー)
- ニッキー・ミナージ
MC(ラッパー)
- タイガ
MC(ラッパー)
など
エイサップ・モブ(A$AP Mob)
エイサップ・モブは、2010年頃に注目を集めた、ニューヨークで組織されたクリエイティブなクルーです。
様々な方面に才能を持つメンバーを抱えていますが、ラッパーとしては、エイサップ・ロッキーとエイサップ・ファーグの2人が特に大ヒットしています。
エイサップ・モブの代表曲「Yamborgini High」
エイサップ・モブのメンバー
- 故エイサップ・ヤムズ
創始者、命名者 - エイサップ・ロッキー
MC(ラッパー) - エイサップ・ファーグ
MC(ラッパー)
など
オッド・フューチャー(Odd Future)
オッド・フューチャーも、2010年頃に注目を集めた、カリフォルニアのクルーです。
正式名称は「オッド・フューチャー・ウルフ・ギャング・キル・ゼム・オール」。若者の悪ふざけのような過激な歌詞に加えて、メンバーの作品を含めると物凄い勢いで無料のミックステープをリリースし続けたことで、一大ムーブメントを巻き起こしました。
ラッパー以外のメンバーも多く、コメディ番組を作ったり、ファッションブランド「Golf Wang」を展開したりと、最盛期には幅広く活動していました。音楽では、リーダーのタイラー・ザ・クリエイターや、シンガーのフランク・オーシャン、ジ・インターネットなどが活躍しています。
オッド・フューチャーの代表曲「Oldie」
オッド・フューチャーのメンバー
- タイラー・ザ・クリエイター
MC(ラッパー)、プロデューサー - ジャスパー
タイラーの友だち - フランク・オーシャン
シンガー、プロデューサー - アール・スウェットシャツ
MC(ラッパー) - ホッジー・ビーツ
MC(ラッパー)、プロデューサー - レフト・ブレイン
プロデューサー、DJ、MC(ラッパー) - ドモ・ジェネシス
MC(ラッパー)、DJ - マイクG
MC(ラッパー) - シド
シンガー、DJ