記事の目次
はじめに
海外ヒップホップのラッパーを知りたい方へ。
この記事では、以下の内容を解説しています。
この記事の内容
- 海外ヒップホップの特に人気・有名なラッパーを21人を詳しく紹介
- 海外ヒップホップの主なラッパー100人以上を紹介
- 自分好みのラッパーを探す方法
ぜひ、最後までお読みください。
*それ以外について知りたい方は「ヒップホップの教科書」からお探しください。
written by @raq_reezy
人気・有名おすすめラッパー21選
ドクター・ドレ(Dr. Dre)
ドクター・ドレは、カリフォルニア出身のラッパー・プロデューサーで、1980年代後半に全米にギャングスタラップを知らしめたクルー、N.W.A.のメンバーでもありました。
プロデューサーとしては、1990年代にGファンクと呼ばれる、アメリカ西海岸独自の華やかなサウンドを生み出して、後述するスヌープ・ドッグなどもプロデュースしています。いわゆる「ウェッサイ」を始めたプロデューサーであると思っていただければ良いと思います。
また、経営者としても大成功しており、自身が創設したレーベル「アフターマス」ではエミネムや50セント、ゲームらと契約して売り出したり、街中で見ない日はないbeatsのヘッドフォンをつくったり、音楽ストリーミングサービスを立ち上げてアップルに売却したり(現Apple Music)と、向かうところ敵なしの活躍ぶりです。
音楽に関しては、完璧主義すぎて、あまり新作がリリースされないという側面があります。
2002年には『Detox』というアルバムを出したら引退することを公言しましたが、完璧主義すぎて、その引退作『Detox』が永遠に完成しないということで、ある意味ファンたちは安心しています。
ドクター・ドレの代表曲「Still D.R.E. feat. Snoop Dogg」
2パック(2Pac)
2パックは、1990年代のアメリカ西海岸ヒップホップを代表するラッパーであり、テレビや映画にも積極的に出演、こっそりマドンナとも付き合っていたりと、ヒップホップ初のトップスターでした。
激しいギャングスタラップから、深い内容のコンシャスなラップまでこなし、今でも史上最高のラッパーに2パックの名前をあげる人は多いと思います。
2パックが所属していたレーベル = デス・ロウと、アメリカ東海岸のレーベル = バッドボーイ・エンターテイメントの間で1990年代に巻き起こった東西抗争が過激化する中で、不幸にも暗殺されてしまい、若すぎる最期を迎えました。
2パックの代表曲「California Love feat. Dr. Dre」
ノトーリアス B.I.G.(Notorious B.I.G.)
2Pacとともに名前があがるのが、1990年代にバッド・ボーイ・エンターテインメントの看板ラッパーとして、アメリカ東海岸のギャングスタラップを牽引したノトーリアス B.I.G.(通称ビギー)です。
1990年代には、アメリカ西海岸のギャングスタラップやGファンクが大人気となり、ヒップホップ発祥の地であるニューヨークを中心としたアメリカ東海岸のヒップホップは、やや勢いを失っていました。
そんな中で、ギャングスタラップを取り入れて、アメリカ東海岸ならではのギャングスタラップを武器に登場したのがビギーでした。
2パックとも親交のあったビギーですが、すれ違いや、東西抗争における東海岸側の中心人物としてメディアが煽ったことで、2パックとの関係が悪化。2パックが暗殺された翌年には、何者かによってビギーも暗殺されてしまいました。
ノトーリアスB.I.G.の代表曲「Juicy」
ジェイZ(JAY-Z)
ノトーリアスB.I.G.の友だちでもあったジェイZは、ノトーリアスB.I.G.亡き後のニューヨークを代表するラッパーとなりました。ビヨンセの夫としても知られています。
元々はコカインの卸売をしていたジェイZは商才を発揮して、アメリカの東海岸のニューハンプシャー州からバージニア州まで、幅広く商圏を広げて稼いでいました。
しかし、ドラッグビジネスの行き着く先は、警察に捕まるか、誰かに殺されるかだと考えるようになったジェイZは、昔から好きだったラップで身を立てようと決心。違法なビジネスをやめて、ラップに打ち込むようになります。
契約していたレーベルの仕事っぷりに不満を覚えたジェイZは、音楽業界経験者のデイモン・ダッシュと二人三脚で、自身のレーベル = ロッカフェラ・レコードを立ち上げると、リリックを書かずとも頭の中でラップを完成させられるという常人離れしたスキルやその商才を発揮して、ラッパーとしても経営者としても大成功します。
ロッカフェラ・レコードをブラックミュージックの名門レーベルであるデフ・ジャムに売却したあとは、後述するカニエ・ウェストを発掘して契約するなど引き続きレーベルを成長させ、最終的にデフ・ジャム本体のCEOまで務めると、リアーナなどのトップスターを世に送り出しました。
あらゆる面において、最も成功したラッパーの1人だと言えるでしょう。
ジェイZの代表曲「Empire State of Mind feat. Alicia Keys」
ナズ(Nas)
東西抗争でビギーが亡くなった後のニューヨークで、ジェイZと並んでヒップホップを牽引したのがナズです。
ナズは、詩的な表現と高次元のラップスキルで、荒廃したニューヨークを描き、史上最高のリリシストと目されるようになりました。
当時の売れっ子プロデューサーたちが一曲ずつビートを提供し、それにナズがラップを乗せていったという伝説のデビュー作『Illmatic(イルマティック)』は、史上最高のアルバムは何かという話題になると必ず名前があがります。
2000年代前半には、ジェイZとナズはキング・オブ・ニューヨークの座を争って、激しいビーフを行い、ヒップホップヘッズたちを盛り上げました。
ナズの代表曲「N.Y. State of Mind」
スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)
スヌープ・ドッグはアメリカ西海岸のGファンクやギャングスタラップを代表するラッパーです。
ユニークな心地よいフロウを武器に、1990年代に前述のドクター・ドレのプロデュースを受けてデス・ロウからデビューすると、途中でレーベルともめて移籍などがあったものの、現在まで精力的に活動を続けています。
アルバムのリリース枚数はなんと15枚にもなります。大麻が大好きです。
スヌープ・ドッグの代表曲「Drop It Like It’s Hot feat. Pharrell Williams」
カニエ・ウェスト(Kanye West)
カニエ・ウェストは、先端のヒップホップ・ミュージックを追い続けるラッパー・プロデューサーです。
プロデューサーとして、ジェイZのロッカフェラ・レコードと契約したカニエ・ウェストは、チップマンクソウルといわれるサンプリング手法を用いて、次々とヒット作のビートをプロデュースしました。しかし、売れっ子プロデューサーでは満足できず、反対するレーベルを並々ならぬ熱意で説得して、ラッパーとしてもデビューします。
ギャングスタラップではなく、ポップでエゴイスティックなファーストアルバム『The College Dropout』が大成功したカニエは、その後しばらくはポップなヒップホップ作品を作り続けましたが、徐々に盛大で豪華なサウンドや、実験的な音楽を追求するようになり、現在はアルバムを出すたびに注目が集まるトップアーティストのひとりとなっています。
カニエ・ウェストの代表曲「Stronger」
エミネム(Eminem)
エミネムは、ドクター・ドレと契約してデビューした白人のラッパーです。
スリム・シェイディという架空の人格をつくりあげて、ブラックなユーモアや過激で攻撃的な妄想などをMCバトルで鍛えた異次元のラップスキルで歌っていく一方で、マーシャル(本名)の人格では本音を歌うなど、複数のペルソナを操るスタイルで登場。世界的な大スターとなりました。
エミネムの代表曲「Without Me」
リル・ウェイン(Lil Wayne)
リル・ウェインは2008年頃の時期に、サウスのスタイルでチャートを無双した最強のラッパーです。
キャッシュマネー(レーベル)のオーナーであったバードマンの留守電に、何度もフリースタイルのラップを吹き込みまくって契約を獲得すると、最初はクルーで活動していましたが、1999年にソロデビューします。
オートチューンなどの新しい技術も積極的に取り入れ、最盛期の2008年に発売された『The Carter 3』は初週で100万枚を売り上げるなどの記録的なヒット作となりました。
その後、ヤングマネーというクルーを結成し、後述のドレイクやニッキー・ミナージュなどの才能をフックアップしました。
リル・ウェインの代表曲「Lollipop feat. Static」
リック・ロス(Rick Ross)
リック・ロスは、フロリダ出身のラッパーで、その巨体や妄想レベルに誇張されたギャングスタラップによって、ギャングのボスキャラを演じて2000年代後半に人気を得ました。
実はギャングなどではなく、刑務所の看守をしていた過去が暴露されたりもしたのですが、リアルであることが重視されるヒップホップにおいて、それがダメージにならないほど、リスナーの誰もが虚像であることを理解してそのスタイルを楽しんでいるという稀有なラッパーです。
また、30歳にしてようやくレーベルと契約してファーストシングルを出したという苦労人でもあります。サードアルバム以降は、自身のレーベルを創設して大成功しており、ミーク・ミルなどのラッパーと契約してフックアップしています。
宮殿のような豪邸に住んでいます。
リック・ロスの代表曲「Aston Martin Music feat. Drake & Chrisette Michele」
ドレイク(Drake)
ドレイクはカナダの子役俳優出身のラッパーです。
歌も積極的に取り入れた万能なスタイルが特徴で、リル・ウェインにフックアップされて、1stアルバムリリース前からミックステープ『So Far Gone』が大ヒット。全米ツアーを行うほどのスターとなりました。
ドレイクの大成功は、2010年以降のインターネット上のミックステープシーンが盛り上がり、多様な才能が登場するきっかけとなったともいえるでしょう。
また、正式なデビュー後も、ゴーストライターを使っているなどの批判はありながらも、ハイペースで膨大な作品をリリースし続け、2010年代を通じて、最も活躍したラッパーの一人となりました。
ドレイクの代表曲「Hotline Bling」
ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)
ニッキー・ミナージュは、リル・ウェインにフックアップされ、トップスターとなった女性ラッパーです。
ファーストアルバム『Pink Friday』では、シンプルなビートの上であのエミネムとラップスキルを競うかのような曲から、ポップス全開の曲まで幅広くこなし、才能を見せつけました。
ニッキー・ミナージュの代表曲「Superbass」
ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)
ウィズ・カリファは、ペンシルバニア州のピッツバーグ出身のラッパーです。
2011年にサードアルバム『Rolling Papers』から「Black and Yellow」が大ヒットして注目を集めました。
その後、自身の作品ではトラップのサウンドなどを取り入れつつ、マルーン5の「Payphone」に客演参加したり、チャーリー・プッシュとの「See You Again」などを大ヒットさせるなど、ポップスのシーンでも活躍しています。
大麻が大好きで、同じく大麻が大好きなスヌープ・ドッグとはコラボアルバムをリリースしています。
ウィズ・カリファの代表曲「See You Again feat. Charlie Puth」
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)
ケンドリック・ラマーは、2010年代のヒップホップを語るにあたって、欠かせないラッパーです。
カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のコンプトン出身で、友だちもみんなギャングになっていくような町で、善良な市民として生きていくことの大変さを、まるで映画のように描いたセカンドアルバム『Good Kid m.A.A.d City』という傑作によって、全米にその名を知らしめました。
アルバム全体を通して、ひとつのテーマを描ききるという、ストーリーテリングやコンシャス・ヒップホップの最高到達地点を更新するような作品は、多くのラッパーに刺激を与え、Jコールやロジックなどのコンシャスなラップが盛り上がるきっかけともなりました。
その後、自分が成功したのに周囲の人間すら救えない無力さに苦悩する姿を描いたセカンドアルバム『To Pimp A Butterfly』や、分かりやすいトラップのビートも取り入れた『DAMN.』なども高い評価を得ており、最も尊敬されているラッパーの一人といっても過言ではないでしょう。
また、ケンドリック・ラマーは2000年代以降、全盛期の勢いを失っていたアメリカ西海岸のヒップホップの希望でもあり、セカンドアルバムからは同郷の大先輩であるドクター・ドレのレーベル = アフターマスとも契約してリリースしています。
ケンドリック・ラマーの代表曲「HUMBLE.」
タイラー・ザ・クリエイター(Tyler the Creator)
タイラー・ザ・クリエイターは、カリフォルニア州出身のラッパーです。
悪い言い方をすれば悪ガキ集団のようなクルーであるオッド・フューチャーを率いてシーンに登場すると、その低いユニークな声や、エミネムを彷彿とさせるような複数人格を使い分けるスタイル、過激で攻撃的な妄想をラップなどによって、注目を集めました。「ゴキブリを食べて、ゴブリンに変貌して、首を吊って自殺する」という構成の「Yonkers」のミュージックビデオを、カニエ・ウェストが絶賛したことでも注目を集めました。
年を重ねるにつれて、ラップする内容は攻撃的ではなくなり、孤独を感じるような曲が多くなっています。
ラップだけでなく、自身でビートも製作し、常にクリエイティブなアルバムをリリースしています。また、アパレルブランドのGolfwangも展開するなど、幅広い才能を発揮しています。
タイラー・ザ・クリエイターの代表曲「Yonkers」
Jコール(J Cole)
Jコールは、ケンドリック・ラマーと並んで、2010年代のコンシャス・ヒップホップを代表するアーティストの一人です。
ノースカロライナ州からニューヨークの大学に進学すると、成績も優秀で、大学バスケチームからスカウトされるほどバスケットボールも上手いというチート設定のような才能を持ちながらも、自身の夢であったラップでの成功を追求することを決心。卒業後も音楽活動に打ち込み、ジェイZが新たに立ち上げたレーベル = ロック・ネイションとの契約を手にしました。
初期はラジオ向けのポップ寄りの曲や、自身の成功を自慢するようなラッパー然とした曲を作っていましたが、徐々に、日記を書くかのように頭の中をラップで表現する優れた描写力やストーリーテリングの才能を活かすようなコンシャスな作品が多くなり、多くのラッパーから尊敬を集めるアーティストとなりました。
そうした変化に伴って、自身のアルバムにも客演を招かず、他人の曲にも客演参加しないなど、自分自身の製作活動に集中していましたが、2019年には他のラッパーの曲への客演参加を解禁すると、次々とJコールが客演に招かれた曲がリリースされ、ファンを沸かせました。
子どもの頃に憧れた2パックやナズなどの1990年代のヒップホップと、トラップが主流となった2010年代のヒップホップの中間に位置する「ミドル・チャイルド」として自身を認識しています。
Jコールの代表曲「MIDDLE CHILD」
トラヴィス・スコット(Travis Scott)
トラヴィス・スコットは、テキサス州ヒューストン出身のラッパーです。
オートチューンをかけたメロディアスなフロウに加えて、声をエフェクトで歪ませた荒々しいサウンドなどが特徴です。
トラヴィス・スコットは、2年生のときに大学を中退すると、音楽活動を本格化させるためにニューヨークやロサンゼルスを転々としながら製作を続けました。T.I.やカニエ・ウェストなどの大物ラッパーがその才能に注目して活動をサポートしたことで、2013年に初のミックステープ『Owl Pharaoh』をリリース、その後は順調にアルバムのリリースを続けました。
3作目のスタジオアルバム『Astroworld』は豪華な客演陣を招いた力作となり、中でもドレイクを招いた「Sicko Mode」はビルボードの2010年代チャートでも16位につけるなど、大ヒット作となりました。
トラヴィス・スコットの代表曲「Sicko Mode feat. Drake」
フューチャー(Future)
フューチャーは、アトランタ出身のラッパーです。
2015年にリリースされたサードアルバム『DS2』以降、6枚のアルバムが全てビルボードでUS1位を獲得しています。
また、コラボ作品にも積極的で、ドレイクやヤングサグとはコラボミックステープを出しており、リル・ウージー・バートとはコラボアルバムを出しています。
アトランタのトラップを代表する顔役アーティストだといえるでしょう。
フューチャーの代表曲「Mask Off」
ヤング・サグ(Young Thug)
ヤング・サグも、アトランタのトラップを代表するラッパーです。
ユニークで奇抜なフロウやアドリブが特徴で、20枚以上のミックステープをリリースするなど超多作でもあります。型破りなファッションでも知られており、まさにカリスマです。
ヤング・サグの代表曲「The London feat. J Cole & Travis Scott」
ポスト・マローン(Post Malone)
ポスト・マローンは、ヒップホップだけでなく、様々な音楽ジャンルから影響を受けたポップなサウンドをつくるラッパーです。
本人も自分をジャンルレスな存在だと語っており、ニューヨークタイムズは「歌とラップ、そしてヒップホップと不気味なエレクトリックフォークの境界線にいるアーティスト」と評しました。
自身をアレン・アイバーソンに見立てた「White Iverson」のヒットで契約を得ると、トップアーティストとして活躍を続けています。
ライブでは、靴にお酒を入れて飲むパフォーマンスを披露することでも知られています。
ポスト・マローンの代表曲「rockstar feat. 21 Savage」
リル・ナズ・X(Lil Nas X)
リル・ナズ・Xは、まさに新世代を感じさせるようなラッパーです。
元々は、コメディビデオをフェイスブックやインスタグラム、ツイッターに投稿するという活動をしていたリル・ナズ・Xは、フォロワーを増やしていたものの、何をしたいかを見つけられずにいました。
その後、音楽活動を開始して、2018年12月にカントリー調のラップソング「Old Town Road」を完成させます。その後、この「Old Town Road」を宣伝するミームを100以上製作したところ、TikTokで火がついて、ビルボード1位を獲得するに至りました。
リル・ナズ・Xの代表曲「Old Town Road feat. Billy Ray Cyrus」
海外の有名ラッパー100選+
あ行のラッパー
か行のラッパー
た行のラッパー
な行のラッパー
ま行のラッパー
や行以降のラッパー
自分好みのラッパーの探し方
年代から探す
まずは、年代からラッパーを探す方法があります。
たとえば、90年代の曲であれば、サンプリングでつくられたビートの上でラッパーがスキルフルなラップをしている曲が傾向としては多いでしょうし、2010年代の曲であればトラップのビートの上でオートチューンをかけてメロディアスなラップをしているラッパーが傾向としては多いと思います。
このように、年代ごとに大まかなサウンドの方向性があるため、自分が好きなヒップホップの曲がいつリリースされた曲なのかをチェックして、同年代に活動していたラッパーを探していくと、自分の好みに近いラッパーが見つかりやすいと思います。
曲調・ジャンルから探す
続いて、年代とも近いのですが、曲調やジャンルから探す方法もあります。
ブームバップ、トラップ、ホラーコアなど、自分が好きなラッパーと同ジャンルの曲をつくっているラッパーを探していくという方法です。
そもそも、ヒップホップにはどんな種類・サブジャンルがあるの?という方は、以下の記事を読んでみてください。
リリックの種類から探す
リリックに重きを置いてヒップホップを聴いているという方であれば、近しい内容のラップをしているラッパーを探す方法もあります。
たとえば、ギャングスタラップをしているラッパーだったり、コンシャス・ヒップホップをしているラッパー、内省的な内容を歌っているラッパーなどで探していくことで、好きなラッパーがみつかるかもしれません。
様々なラッパーが参加している作品で探す
いろんなラッパーが参加している企画盤や、DJが一曲ごとに様々なラッパーを客演に招いているアルバムなどをチェックすると、一度にたくさんのラッパーを知ることができます。
その中から、自分好みのラッパーを探して、さらにそのラッパーのアルバムを聴いていくといった方法でも、好きなラッパーがみつかりやすいでしょう。
ディスクガイドから探す
アーティストについて知れば知るほど、そのアーティストを好きになるといったタイプの方であれば、ディスクガイドから探すという方法もあります。
ディスクガイドであれば、そのラッパーがどういうラッパーなのか、あるいはそのラッパーがつくった曲・アルバムがどのような曲なのかといった解説がついているため、背景まで含めて好きなラッパーがみつかりやすいと思います。
個人的なおすすめは、一曲ごとの解説が異常に充実している(一曲ごとに数ページの解説がある)『ラップ・イヤー・ブック イラスト図解 ヒップホップの歴史を変えたこの年この曲』です。
関連書籍・商品
ラップ・イヤー・ブック イラスト図解 ヒップホップの歴史を変えたこの年この曲
ラップイヤーブックは、初めてのヒップホップ作品とされる1979年の「Rapper’s Delight」から始まって、各年の最もヒップホップの歴史に大きな影響を与えた重要曲を紹介している書籍です。
ヒップホップ・ミュージックがどのように進化してきたのかを学ぶことができる点も面白いのでおすすめです。