【歌詞】 サラスヴァティ

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見失わない、君がいてくれるなら

雨の日も、晴れの日も、胸を張って前に進めるのさ

 

2010年夏、「私、名前はヴァティ」

突然、俺の前に姿現し、「言葉紡ぐ力、与えるのが仕事」

そう言って、君は笑ったっけ

瞬間に感じた、君を手に入れなくちゃ、無我夢中でピッチ開始した

「俺の将来はラップスター、それで、それで、…」

君は笑った、「信じてあげる、その可能性。

だけど、一つだけ約束して。いつだって、誇り高くいて。」

「それだけなら、お安い御用で」

で、始まった俺たちの快進撃、ラップすれば、いつだって会心の出来

俺たちの実力、みんな羨んでた、「こりゃ必要だ、ハンディキャップ」

 

見失わない、君がいてくれるなら

雨の日も、晴れの日も、胸を張って前に進めるのさ

 

次第に俺はディスにマウンティングばっか、でも内心は焦ってた

自信なくなりゃ気になる周りの目、「ヴァティ、君の力、落ちてんじゃね?」

「ねぇ、ちょっと待って、また私のせい?最近ずっとその調子、やめてよね。

第一、私のこと言わないでしょ、親にも。恥ずかしい相手と思ってんのね、きっと。

自分のことだって隠してばっかり、部屋にも無いもんね、鏡。

自分を見るのが怖いんでしょ?」

「ねぇ、そこまでだ、出て行ってくれ」

それで、ヴァティは消え…

 

見失わない、君がいてくれるなら

雨の日も、晴れの日も、胸を張って前に進めるのさ

 

「見くびんな」、誰もいない部屋でひとり呟いた、でも言霊失われてた

超ミゼラブル、歌詞書きなぐる、翌朝には全てスクラップ

読み漁った大量の本、貪るように見た映画、六本木

だけど何も浮かんでこない、まるで休業日続いてる脳内

どうやってアルバム完成させりゃいい、思い知る、君のありがたみ

そうだ、誇り、取り戻さなきゃ、独りよがりじゃない歌詞を書かなきゃ

今度こそ上手くできるはず、アイデアが雪解け水みたいに溢れ出す

気付けば、また昔みたいにラップしてた、横でヴァティが笑ってた

 

見失わない、君がいてくれるなら

雨の日も、晴れの日も、胸を張って前に進めるのさ

見失わない、君がいてくれるなら

雨の日も、晴れの日も、胸を張って前に進めるのさ

 

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