「小泉京子さんのスキットが入っているのを聞いて大暴れした」。宇多丸師匠の語るスチャダラパーとの出会い。

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*この記事は、こちらの動画を文字起こししたものです。

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宇多丸師匠のラジオで名前が出ると逮捕される?(笑)

宇多丸(以下、宇):ということで、本日の数字が託されているゲストをお呼びしましょう、スチャダラパーの御三方です!よいしょ!

ボーズ(以下、ボ):ははは(笑)黙っていようかと思った、そんな言い方されたら(笑)ホントに。

宇:いやいや、どんな言い方ですか!

ボ:いやいや、ボーズです。

アニ(以下、ア):アニです。

シンコ(以下、シ):シンコでーす。

ボ:いやいや3人揃ってますよ、ちゃんと。

宇:3人揃ってスチャダラパーです、みたいなね。あのね、なんでドアがうんぬんって言ったのかというと、先週の生放送中にですね、そこのドアが開かなくなっちゃって、閉じ込められちゃったんですよ、10分ばかり。開いちゃったんですけどね。2時間とか閉じ込められたらおしっこ漏らしたり、いろんな面白い事件があったのになーって。

ボ:そうなんだ。

宇:あと、この番組気をつけなきゃいけないのが、俺が番組で取り上げたり、ちょこっと触れたりすると、翌週逮捕されたりするんですよ。来週、岡村靖幸特集やりまーすって言ったらもうワッパがガチャーンですよ。

ボ:来るんじゃなかった(笑)

宇:あとね、ちょろっとランチタイムスピークスの曲の一節を引用したら、もう翌週ガチャーン、ワッパが。だから、実は今週一番逮捕が心配されているのがスチャダラパーの御三方。

ボ:しかも、アニだろ、ってことは。

宇:ははは(笑)職務質問ね、立ってるだけで職務質問される。

ア:立ってるだけで。繁華街で立ってちゃいけないんです。何かしてないとダメだっていう。

宇:これはあれですよ、現代日本の堅苦しいところですよ。何かしてなきゃいけないのか!っていうね。

ア:何もすること無いから立ってたら、もう。

ボ:で、また説明しないから、この人。ちゃんと説明すればいいんだけど、「いや別に」とか言うじゃん。

宇:別にって言われたらね(笑)別にっていうのは人を逆上させる回答ですよこれは。

ア:別にとは言ってないよ、別に。

宇:ははは(笑)

シ:特にないですって言って。

ア:うん、特にないですとは言ったけど(笑)

宇:ははは(笑)やっぱり「てめえなめてんのか」感ありますね。

 

宇多丸師匠はスチャダラパーに刺がある?

宇:はい、ということで、改めて、ご存知無い方もひょっとしたらいるかもしれませんから、MCのボーズさん、アニさん、そしてDJのシンコ君からなるヒップホップグループ。1990年にスチャダラ大作戦でデビュー。これまでにオリジナルアルバム10枚、ベスト版3枚をリリースしている。

ボ:そうですねー。

宇:ねー、思えば遠くへ来たもんだ。

ボ:本当ですよね。90年にデビューっていうのはもう相当な古さですよ。

宇:もうだって、90年っていうと何年経ってるんだ?

ボ:18年前だから。

宇:18年前。もうだからその時に生まれた女のことファックできますからね。

ボ:ですねー。

宇:あ、まだか、この春ぐらい?

ボ:いや、もうできちゃう。

宇:できちゃうし、というねー。

ボ:というかその90年ごろにさ、18年前っていったら、72年の音源?

宇:ははは(笑)JBですよね(笑)

ボ:それでしょ?怖いわぁ(笑)

宇:俺らにとっての72年、分かりづらいわ、その例え逆に(笑)ということで、先日ハローワークス、スチャダラパーさんとスライマングースのユニットでやってるハローワークスさんのライブを渋谷のアックスに、あれがツアーファイナル?

ボ:そうですね、まあツアーって言っても3回しかやってないけど

宇:まあね、でもやっぱり終わり、あれで一応アルバムを作ってツアーが終わると。終わり!っていう。

ボ:一区切りだね、一応。

宇:今たぶん、こう、虚脱状態みたいな?

ボ:とはいえね、もう別の仕事が次々と(笑)

宇:やってんだ。

ボ:なんつーの、別ユニットだからさ、やりながらもスチャダは次の締切がみたいな。

宇:あるんだ、やってるんですね。

ボ:もう、すでに、そうなんですよ。

宇:そこがやっぱりライムスターと違ってえらいところですね。

ボ:なんでなんで(笑)

宇:ライムスター、1回なんかやると、はぁー、俺えらかったみたいな感じで。

ボ:僕らも基本そうなんだけど、今回はそうさせてもらえないムードが、なんかありましてね。

宇:ああ、そうですか。スチャダラが待たれてるんじゃないですか、世間的に。

ボ:なんかトゲあるよね(笑)

宇:いやいやいや(笑)

シ:基本トゲあるよ(笑)

宇:いや違う違う(笑)

 

スチャダラパーの活動を3つの時期に分ける

宇:これね、じゃあなんで、俺がスチャダラパーに対してはトゲがあるような風になってしまうのかっていうのを解きほぐす特集と言ってもいいですよこれ。あのー、まあTBSラジオさんで言うとさ、この番組の、前の方の番組でサブカルジェッター、みうらさんのね、もうすでに出てるわけじゃないですか。

ボ:はい。

宇:でもあっちは多分、オナニーいつしたのとか、そういう話でしょ?この番組ではオナニーの話とか一切しませんから。そりゃそうだっていう(笑)普通しねーよっていう。これは、要するにさっきも何度も言っているんですけど、スチャダラパーがデビューしてから今までのその20年近くの間を、世相プラス日本のヒップホップシーンの流れ、そしてその時宇多丸はどう思っていたか?どう感じていたか?

ボ:時系列をこう、ぴったりと。

宇:で、昔の曲を聴きながら、こうやっていこうというそういう企画になっています。で、勝手にそのスチャダラパーの歴史を、こちらで3期に分けてみました。まず第一部がですね、1989年から94年まで。スチャダラパーデビュー期。副題として「バブルがはじけてオイーッス!」

ボ:なるほどー。元気な感じ(笑)

宇:バブルがはじけたってのが良い意味みたいになっているからね(笑)スポーンと(笑)でもこれスチャダラパーデビューがまさに平成元年。

ボ:そうだね。

宇:だからスチャダラパーの登場とともに日本が不景気になっていくという。それと入れ替わるかのように日本語バブルは盛り上がっていくみたいなね。

ボ:なんかそうだよね。

宇:で、この頃が僕が一番スチャダラパーのことを妬ましく思ってた。

ボ:ははは(笑)いいね正直で(笑)

ア:憎んでたころ。

宇:憎んでたころ。憎い・・うらやましかったんだよ!あとでその話詳しくしますけど。で、第二部が、1995年から99年、日本語ラップ盛り上がってる期。これはいわゆる、全体として盛り上がってきた期間。

ア:黄金時代。

宇:まあいってみればね、第一黄金期。一方では、オウム、震災、イッツオートマティック。これ宇多田ヒカルっていうことだよね。

ア:平成時代の幕開けって感じだもんね。

ボ:やっとこのへんから平成の勢いがついてきたころでしょ。

宇:勢いなの?オウム震災って(笑)

ボ:いや分かんないけど。

ア:何が起こるか分からないみたいな。

宇:暗い世相、エヴァ感ですよ。エヴァ感。

ボ:そうそう、そういう感じ、そういう感じ、なんかあの・・

宇:ボーちゃんもいい加減な相槌打つなこれ(笑)

ア:終末思想的な。

宇:そうそう、だってほら一応、終末じゃない、世紀末でしょ?

ア:ジタバタするなよ、ですね。

宇:そこはだいぶ古いんで(笑)そして第三期が、2000年から、これあの、ものすごい数字になってるな(笑)2007年って書こうとして、20万7年になってますから(笑)。9・11で自己責任でグローバリゼーションだってYO!っていうね。なんでもいいやっていう感じになってるっていうね。おおまかにその三期に分けてご紹介していこうかと。ということで早速、第一期のど頭を飾るのは、ファーストアルバム「スチャダラ大作戦」の、スチャダラパーのテーマpt2はさ、いうても聴けるじゃないですか。

ボ:ああ、音源でね。

 

「旅行に行っている間に彗星のごとく現れた」。宇多丸師匠が思い出すスチャダラパーの登場。

宇:ということで、やっぱりスチャダラパー出発点といえばこれだろうということで、1989年、インクスティック芝浦ファクトリーで行われた、これ春くらいでしたかね。3月とかですか?

ボ:そうかな。4月だっけな?

ア:3月くらい?

シ:5月5日じゃないですか?

宇:5月5日、デビューでしょ?

シ:あー。

宇:おじいさんか(笑)

シ:いや、ブリッツって書いてあるから。

宇:第二回DJアンダーグラウンドコンテストでやった。で、さすがにその89年の音源は残っていないという。

ボ:そんな音源は聴きたくないですよもう(笑)

宇:その聴きたくない話も含めて後ほど聴きたいけど、なのでこれは、さっきもシンコちゃんが言った、2000年5月5日赤坂ブリッツで、10周年記念ライブで行われたライブバージョンで、これ僕からご紹介しましょうかね。

ボ:これねぇー・・

宇:すいませんね、すいませんねホントに。怒らないで聞いてね。

ボ:これなぁーもう・・

宇:スチャダラパーで、スチャダラパーのテーマpt1(LIVE)

宇:はい、ということでね、スチャダラパーの、スチャダラパーのテーマ。オリジナルバージョンということで。なに?なに今のムフフ。

ボ:いやいや、これで一応デビューというか、コンテストで、こういうのでウケを狙ってウケて、デビューにこぎつけたみたいな。

宇:太陽にほえろのテーマにのせてラップというね。あのね、ちょっとこの話をじっくりする前に、僕大事なこと言うのを忘れていたので、これ先にちょっと。あのね、スチャダラパーさんからプレゼントをいただいているんです。これもプレゼントに入ります。3名様に、ザ・ハローワークスのツアーで作った、要するにメンバー10人分、スライマングースのメンバーも合わせた10人分のサイン色紙。早い話がツアー中に仰ってましたけど。

ボ:余ったやつね(笑)

宇:書き過ぎちゃったやつ、余っちゃったサインを、でもレアですよこれ。

ボ:まあ10人いるからね。

宇:サイン色紙とオリジナルライターのセットで、一万円分の音楽ギフト券と合わせて、メッセージをくれた方の中から抽選で進呈しますと。だから計6名に当たるということですね。ということで、発表は番組のエンディングでいたしますので、どしどし送って下さい。あなたにとってスチャダラパーとは○○とか、そういうのも含めて送って下さい。

ボ:「マジ興味ねえ」とか。

宇:あなたにとってスチャダラパーとはマジ興味ねえ、そういうのは読みませんよそりゃあ(笑)じゃあとっととゆず聴けって言いますよこれ。というね、ちょっとうっかり言ってしまいましたけどね。あの、太陽にほえろの、そのバージョンあるじゃないですか。ガーっと脚光を浴びた場面。俺ちなみに、このときのDJアンダーグラウンドコンテストは僕いなかったですよ。

ボ:あーホント。

宇:旅行に行っちゃってていなくて。で、彗星のように現れた。

ボ:はっはっは(笑)

宇:いやいや笑うけど本当そうだよ。

ア:彗星じゃない、キラ星。

 

「直輸入のHIPHOP一色の中、お笑い的なものをラップに乗せたかった。」

一同:(笑)

宇:で、そのときに当時ビーフレッシュスリーなんていうね。

ボ:当時出てたのが、DJクラッシュさんとか。

シ:あとなんだっけ、デフ・・

ボ:デフ、デフビートとか。

宇:デフビートいたなぁ。

ボ:あとなんだろ、坪井君て、今エンジニアの坪井君がゴールドカット。

ア:サドイ君なんだっけ?

ボ:サドイ君はなんだっけな・・

シ:タフナッツ。

宇:よく覚えてんなー(笑)

ボ:あとあれもいたよ、ガクもいたよ。

宇:ガクも出てました?

ボ:ガクは普通にソロかなんかで出てたと思う。なんか色々いた。

宇:そうなんだよ、だからこのときのは、ラップとかやったりDJとかやったりする人はみんなこういうコンテストに出るもんだったじゃないですか。とはいえ、僕もその前に何回か出ていて、その時たまたま旅行でいなかったけど、まあスチャに関しては、ここで初めてそういう表舞台に出たと。

ボ:もう完全にそう。

宇:その前はライブとかっていうか、人前でやったりは?

ボ:学祭とかね。桑沢とかに行ってた時に。

宇:最終的にうちのマミーDの先輩になっていますからね。入り直しているから。

ボ:そうなんだよね(笑)学祭みたいなところで、もっと他にもモッツバンドとかある中に出て、失笑を買うみたいなね(笑)

宇:ははは(笑)やっぱ、そこはやっぱり。

ボ:もちろんです(笑)ラップってなに?的な感じじゃないですか。

宇:それが88年?

ボ:88年だね、うん。

宇:その前は、3人とも音楽ってやってたんですか?

ボ:いや、特に・・

宇:バンドはやってたか、そういうのはないの?ギターを買ってみたっていうのは。

シ:宅録的なことはやってたけどね、俺。

ボ:シンコは元々ほんとにカセットテープでガチャガチャみたいな。

シ:ほんとにナゴムからデビューしようと思ってから俺。

宇:ははは(笑)まあでもそれはわかる。

ボ:で、アニがターンテーブルを買って、そしたらもうシンコが取っちゃってみたいな。

宇:ははは、取っちゃった。俺も出来るっつって。元々じゃあ楽器を持って、ていうよりは、まあ打ち込みとかそういう。

ボ:そうだし、音楽の方面から僕ら来てないですよ。やっぱりそのサブカル的な、ガロ的な物からこっちを向いてるって言うか。

宇:多分ね、僕なんかとも、見てた触れてたものは同じだと思う

ボ:いとうせいこうさんがやってなかったら、あんまりこっちには来てないのではないかっていうね。

宇:やっぱそれだ。この番組いとうさんにインタビューなんかもしてるんですよ。「あんたに呪いをかけられたんだ!」って。「あんたのせいだ!」って。で、「もっと言えばこのインタビューだ」つって、いとうさんと近田春夫さんがミュージックマガジンで対談したあれとか、そこですごい2人が良いこと言ってて、「あんたがこういうこと言うから、真に受けていまだにやってんだよ!」みたいなね。

ボ:そうですよね、やっぱりね。

宇:やっぱそっちなんだ。でも実際に桑沢でやってたときは、今みたいなスタイルっていうことですか?

ボ:まあ、スタイルって特に変わらないけど、最初からスチャダラパーって名前だし、そのスーダラみたいなのをいれて、おもろいことにしたいみたいな。

宇:スチャダラっていうのは、シティーボーイズさんの舞台?

ボ:えっとね、シティーボーイズと、いとうせいこうさんとか、あとラジカルね。

宇:ああ、ラジカル。

ボ:そのスチャダラ―から取ってるから、やっぱそっちの方の影響が強くて、お笑いみたいなことをラップにのっけてやったら面白いんじゃないかっていう。

宇:ああ、そうなんだ。でもヒップホップは好きだった?

ア:うん、ヒップホップは好き。やっぱ宝島世代ですから。

ボ:で、ほら、混ぜたいじゃん?

ア:ガロも好きだしみたいな。

ボ:みうらじゅん大好きみたいな。

宇:じゃあそれをいっしょに。

ボ:混ぜたい。最初混ぜ過ぎて(笑)混ぜ過ぎて失笑(笑)

宇:でも、でもさ、いきなりその1年後の89年のインクスティックではドッカンウケたわけじゃん、さっきの太陽にほえろだって。

ボ:まあそのオイッス的なね、オイッスとか言う人いないわけじゃん。それも最初からやりたいわけよ。

宇:割と当時の、やっぱりまだ直輸入的なムードがね。

ボ:いやもう完全にそうですよ。

シ:客間のMCが英語とかさ、今思うと面白いけど(笑)

宇:ああ、そういう感じだったんだ。

ボ:まあかっこいいはかっこいい、MUROくんがバーンってセキュリティみたいないたりして、クラッシュがもうチョー寡黙な感じでスクラッチやったりしてさ。

宇:そういうのもあったんだけど。

ボ:それはもうできないから。

 

「小泉京子さんのスキットが入っているのを聞いて大暴れした」。宇多丸師匠の語るスチャダラパーとの出会い。

宇:でもさ、ラップが上手いじゃないですか、すでにしてから。

ボ:いや、上手いかどうかは僕知らなかった。

宇:ああそう?

ボ:別に今もそんな上手いと思ってないし、その時も上手いかどうかはあんま考えてなかったなぁ。

宇:どうですか?お二人から見て、ラップ、この人は?

シ:声が通ると思ってたから。最初っから。

ボ:基本的に僕、どっちかっていうとラジカルとかワハハとか大好きだったから、舞台で通る声みたいな、そっちの気持ちはあったよ。

宇:あえいうおえお、みたいな。

ボ:もうオイッスって言ったら、オイッスってならないとさ、みたいな。それは思ってたけど。

宇:僕ら的には、というか俺的には、なんて言うの、ボーズ君みたいなラップの仕方っていうのが、要はそのちょうど同じくらいの時期に僕も日本語で初めてラップを書いたころなんですよ。で、日本語ラップするなら、いとうさんとかのやり方もあるけど、俺ならこうするなーっていうのがあったわけ。だからね、そういう勝算があったわけ。こうやれば日本語のラップって一番ちょうどいいんじゃねーのみたいのがあって、でマミーDといっしょに、これで天下取れるみたいにやってたら、スチャが彗星・・キラ、キラ星が、出てきちゃって(笑)

ボ:同じ時期にね(笑)

宇:そんでね、最初、太陽にほえろに乗っけてラップするとか言ってるから、そんな絶対大したことねーよぐらいなこと思って。で、あれいつだ、89年の夏くらいにデラソウルが日本に来た時のフロントアクトやったでしょ?で、それを見に行ったんですよ。見に行ったんですよ!

シ:ダメ出ししに(笑)

宇:そうそう、どんだけ大したことないか。そしたら、その時マミーDと見て、あれ?結構ちゃんといいみたいな。やばっ、いい、みたいな。で、翌年の90年の、芝浦のゴールドというね、大きいディスコがあって。そこでリリースライブで、発売当日のリリースライブで。

ボ:ああ、あの、上野ね。

宇:で、そこで見に行ったんです僕、やっぱり。もう。

ア:怖いな顔(笑)

宇:で、まあこれも買ってですね、ライブも、残念ながらすげえ良くて。

ボ:ああそうですか。

宇:うち帰ってみんなで聞いたわけ、大作戦。したらすげえ良いんですよ。ちゃんと良いの、問題無く、割と。

ボ:面白れーそれ(笑)

宇:で、問題無くいいんだけど、途中で小泉京子さんのスキットとか入るじゃん。もうそういうとこで俺大暴れしていたもん!なんでだ!と。なんで俺じゃないんだ!って。

シ:俺がやるべきことが、なんでこうなってんだと(笑)

宇:なんでじゃーっていうね。

ボ:面白い(笑)面白いね(笑)

宇:でもね、僕ら的には、ああ、やっぱり同じような、同じようなって言ったら失礼なんですよ?当時のライムスターと比べると、今聴き返すと明らかに最初から正解にたどり着いているですけど。

ボ:そんなことないってほんとに(笑)

宇:例えばリリックの内容とかもさ、今でもそういうの結構あるけど、直輸入的なのじゃなくて、その時の、それこそバブル的な世相の名残があって、そこに文句言いまくるみたいなさ。

ボ:しかも面白いこと言いた過ぎて、最初の方とか。最初結構、面白い度高いからさ。それが後になってみると恥ずかしい的な。

宇:え?恥ずかしいの?

ボ:恥ずかしい的なこともありますよね、やっぱり。

宇:そこも聞きたいんですよね。ライムスターはさ、ファーストアルバムね、だいぶ後ですよ、93年にね、「俺に言わせりゃ」出しているんですけど。それをラジオでかけるって言ったり、あとファンがさ、「俺に言わせりゃ」好きです、大好きですって言うと、てめえふざけてんのか?ってこう、怒るんですから。

ボ:いや僕らも、持ってるやつの所いちいち行って、CD割っていきたいくらい(笑)

宇:はっはっは(笑)えっ、そうなん?

ボ:あるよそりゃ(笑)だってさ、18年前だよ?もう、19年20年前ぐらいに考えた、俺恥ずかしいそんなの。

宇:ああそうなんだ。僕らからすると、スチャは最初から大正解にたどり着いちゃってる。この間も渋谷のアックスの上から見ていて、「いいね君らは、なんか常にかっこよくてさ」って。

ア:いやいや(笑)何を言っているんだ(笑)

 

(part2に続く)

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