こんにちは、RAq(@raq_reezy)です。
突然だけど、皆さまは「MARVEL」の映画を見たことはあるでしょうか。
「当たり前やろ!」というツッコミが飛んできそうだけれど、そういう人はいいとして(笑)。
僕自身、ぼちぼちと見たことはあったのですが、頭の中で「シリーズもの」としては繋がっていなかったんですね。
具体的には『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス』(飛行機の中)、『ブラック・パンサー』の3つは見たことがあったという感じ。
ちなみに『ブラック・パンサー』だけは2回。『ブラック・パンサー』については、KAI-YOUさんの連載でも書いてるので、ぜひ読んでもらいたい。
ケンドリック・ラマーが示した王のあるべき姿 『ブラックパンサー』の善と悪
ケンドリックが、ティ・チャラだけでなく、キルモンガーにも想い入れがあるのは、国王とヴィランは二項対立する概念ではなく、一人の人間の中に内在する紙一重の善悪だからではないでしょうか。
少し歯車が狂っていれば、ケンドリックは父親を失って、キルモンガーのような人生を歩んでいたかもしれません。
また、『ブラック・パンサー』においても、もしもティ・チャカとウンジョブの生まれた順番が逆だったら、キルモンガーは憎しみを知らずに国王となり、カリフォルニアで父親を失って育っていたのはティ・チャラだったかもしれないのです。
ということで、あまりシリーズ全体を意識せずに見ていたんですが、このたび『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見て、これは全部見ないとあかんなと思い立ち、Huluで片っ端から見たわけでございます。
それがまた、引っ越しの4日前にですね、「梱包作業の気分転換も必要やからな」(梱包作業の完了度3%)という言い訳を懐に携えて、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』をね、見に行ったわけ。そしてね、「これは全部見ないとあかんな、僕が決めたんじゃない、そう決まっていたんだ」と、引っ越しの3日前と2日前をフルで使ってね、ほぼ全部見たわけです。
引っ越し準備の方は無事死にました。そこはヒーロー助けに来なかったね、流石にね。
しょうもない引っ越しの話はいいとして、「MARVEL」に話を戻しましょう。
とりあえず「MARVEL」シリーズがめちゃくちゃいい。ほんとに。
ということで、その魅力を伝えるべく、筆を手に(MACBOOK)だけど、手に取ったというわけです。
本題。
(以下は、随時追記・補筆していきます)
MARVEL映画について
MARVEL COSMIC UNIVERSEとは
MARVEL COSMIC UNIVERSE(MCU)とは、アメコミの人気シリーズである「MARVELコミック」をもとにつくられたMARVEL映画の世界です。
このMCUの世界の中には、皆様もお馴染みのスパイダーマンやアイアンマン、ハルク、ブラックパンサーといった様々なアメコミヒーローたちが存在しています。
そして、各映画では、それぞれが主人公(ヒーロー)として、その活躍が描かれるのですが、シリーズ全体ではそれらひとつひとつが大きな銀河系の中のストーリーとして繋がっていくという構造になっています。
ちょっと分かりにくいと思うので、例を書きますね。
たとえば、2018年に公開されたMARVELのヒット映画『ブラック・パンサー』は、悪と戦う際には、万能の鉱石であるヴィヴラニアムでつくられたスーツを身にまとったヒーロー「ブラック・パンサー」として活躍するワカンダの国王、ティ・チャラについての物語です。
その中で、ワカンダ王国から過去にヴィヴラニアムを盗んだユリシーズ・クロウという武器商人が登場します。そこでの役割は単に過去にヴィヴラニアムを盗んだ悪党です。しかし、そのユリシーズ・クロウは、実は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でも登場しているのです。そこでは、人類を滅ぼすことを計画する人工知能であるウルトロンが、自身が動き回るための完璧なボディをつくろうとして、ヴィヴラニアムを手に入れようとします。そのときにウルトロンにヴィヴラニアムを渡しているのもユリシーズ・クロウなのです。
このように、様々なヒーローと悪役をひとつの銀河系の中に存在させ、それぞれの個々のストーリーを描きながらも、必要に応じてクロスオーバーさせていくという、この映画史上で見ても壮大な試みは「ひとつの世界に一人のヒーロー」というこれまでのヒーロー映画の常識を覆すことに成功しました。
その結果、それぞれの映画を単体で見ても十分に楽しめるけれど、シリーズの他の映画も見ていくことで、ちょろっと出てきた他のヒーローの誕生秘話やキャラクターの性格を知ることができたり、銀河系全体のストーリーを追うことができたりと、楽しみが倍増していくという、奥深いシリーズ作品になったのです。
これまでのヒーロー映画が、一人のヒーローを中心に物語を集中させる中央集権的なヒーロー映画であったとすると、MCUの世界観は、分散型のヒーロー映画ともいえるものになっています。
従来のヒーロー映画が、主人公が一人であるキリスト教の聖書のようなものだとすると、MCUは神々が複数存在するギリシャ神話のようなものとも言えるかもしれません。
アベンジャーズというかマーベルは、現代風にいうと分散型のヒーロー映画なの
— RAq(らっく) (@raq_reezy) May 2, 2018
MARVEL COSMIC UNIVERSEの世界観
ざっくりと全体の世界観を理解しておくと、個々の作品の楽しさが倍増すると思うので、簡単にMCU全体の世界観を説明します。
まず、宇宙には大きな力を持つ6つのインフィニティ・ストーンが存在します。
それぞれが、単体でも強大な力を持っていますが、6つ全てを手にいれることで、全知全能の力を手にいれることが可能になります。
銀河最凶の超人であるサノスは、この6つのインフィニティ・ストーンを手にいれることで、銀河の全ての星から、半分の人口を消滅させて、宇宙にバランスを取り戻すことを目的に活動しています。
その他にも、様々な思惑からインフィニティ・ストーンを手に入れることを望むキャラクターがいくつか存在します。
宇宙で主に活躍しているヒーローたちには、マイティ・ソーと、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーという集団がいます。
前者はアズガルドという神々の国の雷神であり、伝説の武器を操ります。たびたび諸事情で地球にもやってきて、アベンジャーズとして悪と戦います。
後者は、地球出身のピーター・クイル、サノスに育てられた宇宙最強の暗殺者であるガモーラなど、こちらも諸事情で集まって共に活動をしている憎めない集団です。
そして、地球で主に活動するヒーローには、アベンジャーズの面々と、ワカンダ王国の国王であるティ・チャラがいます。
また、地球の平和を守るための組織であるシールズ、それから第二次世界大戦中のドイツの軍事科学班でナチスから独立して活動を続けているヒドラという悪の組織が存在しています。
MARVEL COSMIC UNIVERSEの主なヒーローたち
続いて、上でも少し触れましたが、MCUの主要な人物を紹介します。
ここでざっくりと各人物を理解していれば、映画が楽しくなること間違いなしです。
アベンジャーズ
アベンジャーズは、宇宙からの侵略によって地球が危機に瀕した際に、シールズが世界中のヒーロたちを集めて戦うために結成したヒーロー集団です。
結成時のメンバーは、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ブラック・ウィドウ、マイティ・ソー、ホークアイの6名でしたが、徐々にメンバーの数が増えています。
アイアンマン(トニー・スターク)
アイアンマンは、トニー・スタークという人物がヒーローとして活動するときの姿です。
このトニー・スタークがどのような人物かというと、自分のことが大好きで、元は父親であるハワード・スタークが起こした巨大軍事企業であるスターク・インダストリーズのCEO。
そして、ニューヨーク在住のナルシストなアメリカ人。嫌~な奴という感じです。
だけど、自分でアイアンマンの戦闘スーツをつくりあげる技術力と明晰な頭脳の持ち主であり、地球のヒーロー軍団であるアベンジャーズの中でも頼りになる人物です。
『アイアンマン2』以降は、元秘書であり恋人のペッパーに会社のCEO職を譲って、ヒーロー活動に専念します。
アベンジャーズ結成時から参加しています。
キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャーズ)
キャプテン・アメリカは、スティーブ・ロジャーズという青年がヒーローとして活動する姿です。
スティーブ・ロジャーズは、実は第二次世界大戦中から生きている人物です。彼はもともとはひ弱な青年でしたが、ドイツと戦うために開発された肉体改造の薬を投与されたことで、超人的な身体能力を手に入れました。
その後、諸事情で長い眠りについていましたが、発掘されて蘇り、現在の世界でもヒーローとして活動しています。
キャプテン・アメリカは、万能の素材であるヴィヴラニアムで作られた盾を使って戦います。この盾は、前述のトニー・スタークの父親が作ったものです。
また、バッキーという人物がおり、彼とスティーブは、戦時中からの盟友です。
アベンジャーズ結成時から参加しています。
マイティ・ソー
マイティ・ソーは、宇宙に存在する神々の国アズガルドの雷神です。あまりに乱暴だったために、国王である父親によって力を奪われて地球に飛ばされたという形で初登場します。
その後も、たびたび地球に用事があってやって来ては、アベンジャーズの一員として戦い、地球を救っています。
マイティ・ソーはニダヴェリアという星でドワーフたちによってつくられた伝説の武器であるムジュルニアを操って戦います。これは選ばれた人間でなければ持ち上げることも出来ないという武器です。
作中では、マインドストーンから生まれたヒーローであるヴィジョンだけが持ち上げています。
また、マイティ・ソーには、ロキという弟がいます。ロキは、マイティ・ソーに対してコンプレックスを持っており、たびたび対峙することになるヴィランです。
アベンジャーズ結成時から参加しています。
ハルク(ブルース・バナー)
ハルクは、遺伝子学者のブルース・バナー博士が、我を忘れて暴走したときの姿です。
ブルース・バナー博士は、人間を強化する研究をしており、その実験中に大量のガンマ線を浴びてしまいます。その結果として「怒り」の感情を覚えたときには、ハルクというモンスターとなってしまうのです。ハルクは、巨大な緑色の怪物であり、圧倒的な身体能力と、戦車の砲弾すら跳ね返してしまう身体の強さを持ちます。
普段はブルース・バナー博士として活躍し、ときにはハルクとして戦います。自分でコントロールしてハルクになるときもあれば、突発的な怒りでハルクになってしまうときもあります。ハルクになった後も、周りの言うことを聴ける状態のときと、本当に暴れまわってしまう状態のときがあるようです。
アベンジャーズ結成時から参加しています。
ブラック・パンサー(ティ・チャラ)
ブラック・パンサーは、ワカンダ王国の国王ティ・チャラがヒーローとして活動する姿です。
ワカンダ王国では、万能の資源であるヴィヴラニアムが算出されます。ワカンダ王国は、その力を利用して巨大な文明を築き上げている国なのですが、ヴィヴラニアムが産出されることを知られて世界の戦争に巻き込まれることを恐れ、発展した国家自体を巧みに世界から隠してきた歴史を持ちます。
ブラック・パンサーのスーツもヴィヴラニアム製であり、銃弾なども受けつけません。
ウォー・マシン(ジェイムズ・ローズ)
ウォー・マシンは、トニー・スタークが作ったアイアンマンの類似戦闘スーツを着たジェイムズ・“ローディ”・ローズ大佐のヒーロー姿です。
そもそもは、トニー・スタークが誕生日にアイアンマンのスーツを着て酔っ払い、暴れまわっていたのを止めようとして、大佐がトニー・スタークの研究所にあったスーツを着用したのが始まりですが、その後もアメリカ軍のヒーローとして活動しています。
スパイダーマン(ピーター・パーカー)
スパイダーマンは、説明不要のおなじみのキャラクターだと思いますが、権利関係の問題から、なかなかMARVEL映画に登場することが出来なかったようです。
高校生のピーター・パーカーがヒーローとして活動する姿で、手から糸を出しながら戦います。
アントマン(スコット・ラング)
アントマンは、元窃盗屋というユニークなヒーローです。
服役を経て、社会に復帰しましたが、職についても解雇されるという状況が続いていました。そして、彼は再度盗みに手を出してしまいます。そのときに盗んだのが「アントマン」のスーツだったのです。
アントマンのスーツはハンク・ピム博士が開発したものであり、彼はハンク・ピム博士に弟子入りして、ヒーローとなります。
ホークアイ(クリント・バートン)
ホークアイは弓の達人です。シールズの古くからの戦闘員でもあります。
彼は遠くからでも正確に対象を射抜くことができます。アベンジャーズ結成時から参加しています。
ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)
ブラック・ウィドウは元スパイで、シールズの諜報員です。
アベンジャーズ結成時から参加しています。
ビジョン
ビジョンは、「アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン」にて誕生した新たなヒーローです。
インフィニティ・ストーンのひとつが額に埋まっています。
スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)
ワンダは「アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン」にて敵役として登場しました。
戦争によって両親を失い、スターク社の不発弾に怯えて過ごした過去を持つため、当初はアベンジャーズに恨みを持っていましたが、ウルトロンの計画を阻止するためにアベンジャーズと共闘し、後にはアベンジャーズの一員となっています。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、同じくMARVELの銀河系の中に存在しますが、地球が舞台となるアベンジャーズ系とは別シリーズのヒーローものであり、宇宙を舞台に活躍する憎めないキャラクターたちが人気を博しています。
スターロード(ピーター・クイル)
スターロードは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを一応率いているリーダーです。
母親が地球人であり、地球生まれですが、子どもの頃に連れ去られ、ヨンドゥという盗賊のもとで宇宙で育っています。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」で父親が古代人であることが判明しました。
ガモーラ
ガモーラは、悪の超人サモスのもとで育てられた宇宙一危険な女暗殺者です。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一味に入り、今は宇宙を守るために戦っています。
ロケット
ロケットは、遺伝子改造を施されアライグマの姿になってしまった、ならず者です。
口が悪く、盗みや賭けなどダメなことが大好きながらも、仲間想いの一面があり、好感度が上がってしまうキャラクターです。
武器に詳しく、さまざまな武器を開発したりもします。
グルート
グルートは、ロケットが連れている木人間であり相棒です。
普段は人の話も聞かずにゲームをしていたりと、自分勝手で気ままに生きていますが、こちらも仲間想いな一面があります。
ドラックス
悪の超人サノスの一味に家族を殺されており、その復讐を誓っています。
その他
ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジは地球の人物ですが、魔術師であり、アベンジャーズとは異なる立ち位置にいます。
アベンジャーズの面々が物理的な脅威から地球を守っている中で、魔術師は魔界の脅威から地球を守っているのです。
彼は、元々は優れた腕前の外科医でしたが、交通事故で手が麻痺するようになってしまい、治療法を求めて魔術師の世界に入っていきます。
MARVEL映画を見るなら、HULUがおすすめ
『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』も公開されて、過去の作品を一気に見たいという方は多いのではないでしょうか。
定額で様々な映画が見放題のHuluでは、数作品をのぞいで、大多数のMARVEL作品が見放題になっています。(僕もHULUで見ました)
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MARVEL映画の各作品について
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
アイキャッチ画像:Walt Disney Studios Motion Pictures
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