VALUが面白いと感じた3つのポイント

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VALUっていう個人が資金調達できるサービスがあって、ちょっぴりいじってみたり、見てたりしてるんですね。

僕まだビットコイン買えてないので、VALUも買えないんですけど。

で、まだまだ未整備なところも多かったりするレベルですが、思想は結構革命的で、何が革命的かという観点をいくつか書いてみますね。

セカンダリーマーケットがある

これまでの個人向けの資金調達サービスでソーシャルなものといえば、クラウドファンディングだったと思うんですね。

でも、クラウドファンディングというのはパトロンが、お礼(リターン)を見て、支援をして終わりなわけです。

なので、純粋にリターンを欲しい人か、寄付してもいい人からしか資金が調達できなかった。

だけど、VALUの場合は、セカンダリーマーケットがある、つまり寄付したという証であるVALUを後々転売することができるため、プロジェクトに価値があると見込んだ場合、自分自身がそのプロジェクトのお礼(優待)に興味がなくても、後々のVALUの値上がりを期待して投資をすることが合理的になるわけです。

これによって、投資マネーが個人のクリエイティブな活動に流れ込む可能性があります。

もちろん個人のクリエイティブな活動はマネーゲームの場じゃないんだという意見もあるかとは思いますが、消費者の消費マネーだけでなく、投資家の投資マネーが流れ込むというのはとても大きなことです。

世界中のハイアートは、芸術に投資する投資家のお金によって成り立っています。

優待がある

次にすごいなと思ったのは、優待という機能があることです。

VALUは株ではありませんので、配当金という形でリターンを返すことは法律に違反するため当然できませんが、お金でないリターンであれば、たとえば年に1回名寄せをして恩返しをするということが可能になります。(まだ名寄せ機能がないところが残念ですが)

たとえば、版画アーティストが、毎年3月末日に私のVALUを保有している方に限定して版画を刷って送ります、という優待を行った場合、そのVALUの価値は、将来に送られてくる全ての版画の価値をそれぞれの現在価値に割り引いたものになります。

つまりVALUの価値を算定するにあたって、ファイナンスの概念が持ち込めるということです。

スタートアップ界隈では、売り上げマルチプル10倍なんていう凄く高いバリュエーションで資金調達が行われたりしますが、これは将来の利益と成長を見込んで投資をしているからです。

VALUは、これと同じような発想によるバリュエーション手法が適用できる可能性を秘めています。これは大きな資金を調達することを可能にするかもしれません。

BTC建てである

VALUの売買にあたっては、BTCが用いられます。円を使うことはできません。

なので、個人のVALUの評価額もBTC建てで評価されます。

僕は長らくBTCは将来的に便利だとは思いつつ、何だかんだで日常生活においては円が便利なので、BTCは買っていませんでしたが、ついに当たり前のようにBTCのみの経済圏が生まれ始めたのだなぁと感慨深く見ています。

ということで

VALU、まだまだ問題点も多いサービスだとは思いますが、いろいろと面白い要素があって、ウォッチングしたり、小銭で遊ぶには楽しいと思います。

ゆくゆくは大きなプラットフォームに育っていくかもしれません。

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