記事の目次
(1) 舛添要一を都知事にしたくない女たちの会
舛添要一氏は最有力候補
かつて離党した自民党に加え、巨大な組織票を持つ公明党にも支援されていることによって、舛添要一氏は最有力候補として扱われています。
そんな中、女性から「舛添氏だけは当選させたくない」という声が上がっています。
舛添要一を都知事にしたくない女たちの会
その名のとおり、反舛添氏の宣伝活動を繰り広げています。
「女は生理の時はノーマルじゃないから政治家には向かない」
―都知事候補の舛添要一さんが色々酷いと話題に – NAVER まとめ
「仕事で遅くなると「遅く帰ってきやがって!」 逆上して怒鳴る。物を投げつける。炊飯器の上蓋が割れていたことも。ナイフをずらっとならべ、刃先を私につきつけた」
片山さつき、赤裸々な告白 「舛添要一」という男の本性(2009年文芸春秋)
等の、過去の女性蔑視発言や行動が今回の運動に繋がったようです。
舛添要一を都知事にしたくない女たちの会のウェブサイトは、上記の問題発言やDV、その他、政治と金の問題等を指摘し、立ち上げから2日半で13万アクセス、記者会見にはロイター通信を含む十数社が集まるという、かなり大規模な動きに発展しました。
(2) 宇都宮候補と”ダンス規制”という間違った表現に苦言
おかしな応援漫画を拡散してしまった宇都宮候補
風営法改正の運動は「深夜1時以降にクラブが営業出来ない」ということに対して、規制緩和を求める運動ですが、今回、以下の漫画を宇都宮候補が拡散したことで、内容がおかしいと話題になりました。
原画が削除されていたためサイズが小さいのですが、こちらの漫画では音楽にあわせてうっかり踊ってしまった客が逮捕されるという内容になっています。
実際は「深夜にダンスしたこと」を理由に「客が逮捕される」というようなことは風営法に一切書かれていないので、風営法の改正を求めて活動している人たちの間からも「間違った表現の拡散は警察や世論の態度を硬直させて逆効果になりかねない」と声があがりました。
詳しくは「ダンス規制についての宇都宮健児氏の解説漫画に疑問の声」にまとめられています。
風営法改正は現状を分かりやすく伝えているサイトが無いので難しいですね。ただ、都知事が「ダンス文化を推進しよう」と言ってくれることは風営法改正にも勿論追い風になるようです。
(3) 家入一真氏の出馬とネットを利用した選挙活動
家入一真氏が出馬
こちらは目にしたというよりは、おもしろそうだなと思って何となく追っていたというほうが正しいかもしれません。
ロリポップ等を運営するペパボを最年少で上場した後、CAMPFIREやSTUDY GUIFT等のクラウドファンディングサービスの立ち上げや、LIVERTYという集団の運営(そこからはサイバーエージェントの藤田ファンド第一号案件にもなったBASE等が誕生)、居場所を求める若者のためのシェアハウス運営等と、連続起業家として活躍している家入一真氏が出馬したことが話題になっています。
選挙資金はクラウドファンディングで、マニフェストは政策をツイッターで募集
「1000RTされたら出馬」という本気か冗談か分からないツイートがきっかけで、出馬が決まった家入氏。過去にもツイッター乞食騒動などがあったため、当初はまた世間を騒がせてるな、出ても泡松候補という冷ややかな目線が多かったようですが、最終的にはホリエモンが供託金300万を貸したりで出馬。
最初は「お金も事務所も無いから、ポスターも作れないし、街頭演説も出来ない」と言っていた家入氏ですが、”居場所作り”、”政治を自分たちのものに”を合言葉に、クラウドファンディング(ウェブ上の寄付)で選挙資金700万円を集めたり、政策をツイッターで募集して3万以上のツイートから選別することで120のマニフェストを作るなど、”みんなの力”を利用して家入氏らしい政治活動を展開しました。
街頭演説はスクランブル交差点を埋め尽くす勢い。普段はツイキャスなどで選挙活動。
豪華な応援陣
たまにツイッターで炎上したりとダラシナイ家入氏。
「道を示してグイグイ引っ張っていく」タイプの従来のリーダーではなく、「”居場所”を作って”祭り”を起こして、みんなが好き勝手に楽しんで前進する」タイプのリーダーだということを伝えようと、脳科学者の茂木氏やプロブロガーのイケダハヤト氏がツイッターやブログで一生懸命説明。
ほかにも先述のホリエモン、田原総一郎、ロンブー淳、野口美佳、湘南ノ風の若旦那などなどが応援しています。(家入一真の都知事選応援団が豪華!著名人の応援コメント、期待する声のまとめ)
#期日前投票祭り
何度も言ってるけど、誰に入れるかなんて、もはや僕にとってはどうでも良い。若い層が声を上げて投票し、これからの政治家が若者層を無視出来ないくらいの投票率を叩き出すところから、政治は変わり始めるんだと思う。友達彼氏彼女旦那奥さん巻き込んでまずは投票に行こう。 #期日前投票祭り
— 家入一真 電凸→08044431800 (@hbkr) 2014, 2月 5
とにかく若者の投票率をあげようということで、期日前投票をして、「#期日前投票祭り」のハッシュタグを付けて投票済み証をツイッターにアップしようという祭りを開催。その影響かは分かりませんが、期日前投票率は8%上がったみたいです。
おそらく当選は無いのでしょうが、いろいろとウェブを活用して道を開いた今回の出馬は興味深かったので、長くなってしまいました。。
ちなみに主要4候補の政策比較は、、、
主要4候補(舛添氏、田母神氏、細川氏、宇都宮氏)の政策比較動画があるみたいです。
おまけ
愛国者ラップでお馴染みのshow-k氏は、石原前々都知事の支援を受ける田母神氏を全力で応援してるみたいですね。
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