読書と年収に相関あり!3種類のデータや論文を紹介。

読書と年収には相関関係がある。3種類のデータや論文を紹介

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はじめに

読書と年収の間の相関関係に興味がある方へ。

この記事では、読書と年収の相関関係についてのデータをいくつか紹介しています。

この記事の内容

  • 読書と年収には相関がある
  • 高収入層ほど本を読む傾向がある
  • 本を読むことで高収入層と同じインプットができる

実際のデータをいくつか紹介しているので、興味がある方はぜひ最後までお読みください。

written by @raq_reezy

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2021年8月28日

読書と年収には相関がある?

結論からいうと、読書と年収の間には相関関係があります

具体的には後述しますが「高年収層ほど、読書量(1ヶ月に読む本の冊数)や、書籍に使うお金が多い」というデータがあります。

これらは、あくまでも相関関係であって、因果関係ではありません

言い換えると、「読書をするから年収が上がった」という可能性はもちろんありますが、「お金があるから本を気軽に買える」、「高収入で時間に余裕があるから本が読める」など、因果関係が逆の可能性もありうるということです。または、年収が高い仕事につくと、事業の方向性を決める仕事など、世の中のことを知る必要性が高まるため、必要に迫られて本を読まざるを得ない可能性もあります。

とはいえ、高収入層ほど本を読んでいることは確かなので、読書をすることで、高収入層と同じインプットをして、同じような考え方を身につけることができると言えるでしょう。

読書と年収の相関データ(1):年収1,000万以上の約4割が1ヶ月に3冊以上の本を読む

まずは、出版文化産業振興財団が2009年に約1,500名を対象に行った調査(*)のデータをご紹介します。

こちらは、1ヶ月に何冊の本を読むか(読書量)を年収別に集計したものになります。

グラフと実数値

グラフ:年収と読書量の相関関係

読書と年収の相関関係(1)

読書と年収の相関関係:出版文化産業振興財団の調査よりRAQ MAGAZINE作成

実数値表:年収と読書量の相関関係

0冊 1〜2冊 3〜7冊 8冊以上
100万円未満 17% 28% 51% 4%
100万〜500万円 27% 49% 21% 3%
500万〜1,000万円 22% 48% 26% 4%
1,000万円以上 15% 47% 31% 7%

解説

読書量は年収100万円未満を除くと、基本的には年収が増えるほど、1ヶ月に読む本の冊数が増える、つまり相関関係があることが分かります。

特に、年収1,000万円以上の層では、本を全く読まない人は15%しかおらず、約4割(38%)が月に3冊以上の本を読んでいます

読書と年収の相関データ(2):年収1,500万円以上は毎月書籍に5,254円を使う

続いて、総務省による2020年の家計調査のデータを紹介します。

こちらは、毎月いくらを書籍・印刷物に支出しているかを年収別に調べたものになります。

グラフと実数値

グラフ:年収と書籍関連出費の相関関係

読書と年収の関係(総務省2020年の家計調査より作成)

読書と年収の関係(総務省2020年の家計調査より作成)

実数値表:年収と書籍関連出費の相関関係

年収 毎月の支出
200万円未満 2960円
200~250万円 2475円
250~300万円 3039円
300~350万円 3426円
350~400万円 3172円
400~450万円 3284円
450~500万円 3095円
500~550万円 2781円
550~600万円 2957円
600~650万円 2347円
650~700万円 2519円
700~750万円 2621円
750~800万円 3090円
800~900万円 2713円
900~1,000万円 3181円
1,000~1,250万円 4027円
1,250~1,500万円 3641円
1,500万円以上 5254円

解説

おおむね横ばいですが、年収1,000万円以上あたりからは書籍・印刷物に使うお金が大きく増えていることが分かります。

年収1,500万円以上においては、毎月5,000円以上を書籍・印刷物に使っていることになり、1冊1,000円換算だと5冊程度の本を買っていることになります。

年収が低いほど「本を読みたくてもお金をかけられない」ということはあるかもしれませんが、図書館を利用する、flierやKindle Unlimitedのような定額サービスを使う、読み終えた本をメルカリで売るなど工夫して、読書をしたいところですね。

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2021年8月28日

読書と年収の相関データ(3):年収75,000ドル以上は86%が本を読む

最後に、アメリカの調査データを紹介します。

こちらは、PEW RESEARCH CENTERが、さまざまな属性別に読書割合を調べたものです。

グラフと実数値

グラフ:年収と読書習慣の相関関係

読書と年収の相関関係(PEW RESEARCH CENTERの調査より)

読書と年収の相関関係(PEW RESEARCH CENTERの調査より)

実数値表:年収と読書習慣の相関関係

年収 本を読む割合
$30,000未満 62%
$30,000〜$49,999 67%
$50,000〜$74,999 78%
$75,000以上 86%

解説

アメリカにおいても、高収入層ほど本を読む習慣があることが分かります。

年収が$75,000(約800万円)以上の層においては、86%が読書習慣があり、本を読まないのは約14%に止まります。年収が$30,000未満の層は38%が本を読まないのと比較すると、本を読まない層は半分以下だということになります。

まとめ

今回は、読書と年収の相関関係について、以下のような内容を紹介しました。

  1. 読書と年収には相関がある
    年収が高いほど、読書量や書籍関連の出費が多い
  2. 本を読むことで高収入層と同じインプットができる
    相関関係と因果関係は別だが、高収入層ほど本を読んでいることは事実。読書を通じて、高収入層と同じインプット、考え方を身に着けることができる

以上です!

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