はじめに
本の要約サービス「flier(フライヤー)」について詳しく知りたい方へ。
僕は、2021年7月頃からflierを使い始めて、数ヶ月になりました。そこで、今回は実際に使ってみた感想(メリット・デメリット)や使い方・料金・解約方法などを説明します。
この記事の内容
- flierとは:
「本の要約」が読み放題のサービス - flierの評判:
メリットは時短できること、デメリットは本のジャンルに偏りがあること - flierの料金プラン:
読み放題のゴールドプランが月額2,200円 - flierでどんな本が読めるの?:
ビジネス本を中心に2,000冊以上 - flierはおすすめ?:
ビジネス本を時短で読みたい人には超おすすめ
実際に利用した立場で書いているので、flierに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
written by @raq_reezy
本の要約サイト「flier(フライヤー)」とは

本の要約サイト「flier(フライヤー)」は本の要約が月額で読み放題のサービス
flierは本の要約が読めるサービス
flierは月額2,200円(ゴールドプラン)で、約2,000冊の本の要約が読み放題になるサービスです。
各書籍の要約は、以下のような構成になっています。
要約の構成
- 要約者による書籍レビュー
- 書籍の要点
- 書籍の要約
- 要約者による感想(一読のすすめ)
実際の使い方のイメージとしては「書籍の要点」を読んでみて、もう少し詳しい内容に興味を持てば「書籍の要約」に進みます。
「書籍の要約」も読んで、実際の書籍も読んでみようかなと思った場合には「一読のすすめ」などもチェックしつつ、Amazonなどで書籍を購入することになります。基本的には要約が比較的優れているため、実際の書籍を購入する必要は薄いと思います。
新しい本との出会いも
本の要約については、新しいものが日々追加されています。「flierをパラパラと眺めていて、新しい本に出会う」という体験も魅力的です。
最近では、各種広告やAmazonなども個人にパーソナライズされがちで、自分の普段の興味・関心と異なるジャンルの本に出会って、視野や世界が広がるという体験が失われがちです。そんな中で、flierでは気軽に新しい本に出会い、しかも数分で要約を読めてしまいます。
例えば、『超加速経済アフリカ』などは、自分で興味を持って探しに行くことはなかったであろう本でしたが「アフリカは平均年齢が20歳前後で全然日本と人口構成が違う」など、国や市場というものを考える際の視野が広がるとても面白い書籍で、これに出会えたのはflierのおかげでした。
flierはおすすめ?実際に使った感想

flier(フライヤー)を実際に使った感想・メリット・デメリット
実際に使って分かった、flierのメリット
まずは、flierを使ってみて感じたメリットを説明します。
メリット(1):時短になるので、たくさん読書できる
一番のメリットだと感じる点は「時短で読書できる」という点です。隙間時間で、気軽にたくさんの本(の要約)を読むことができます。
イメージとしては、もともと僕は月に1〜3冊程度の本を読んでいましたが、flierを導入したことで、月にインプットする本の数は10冊〜15冊程度に増えています。自然に使っていて、この程度の増加なので、もっとflierを使うことを意識して使いまくれば、30冊とかは平気で超えると思います。
メリット(2):節約になることもある
「少し気になっていたけれど、本を買って読むほどではないかも」という書籍について、flierに要約があれば、そちらで済ませることもできます。こうした使い方をすると、節約になることもあります。
ただし、気になる本が必ずflierにあるわけではないので、これはむしろサブ的な使い方になると思います。「時短読書でインプット量を増やすためのサービス」であって、「気になっている本を定額で読みまくるサービス」ではないと思っておいた方が良いでしょう。
メリット(3):新しい本に出会える
flierのアプリをパラパラとめくっていたり、気になるキーワードで検索したりすると、新しい本に出会えます。これもflierの楽しみのひとつです。
もしも本屋で新しい本を探している場合は、パラパラと数ページ試し読みしてみると思います。Amazonで新しい本を探している場合は、書籍のレビューを読んで、買うかどうかを考えるかもしれません。一方、flierであれば、その同じ時間に要約が読めてしまいます。新しい本と出会う際のハードルが異常に低くなります。
メリット(4):音声要約が便利
そして、意外と便利なのが「音声要約機能」です。
ランニングやウォーキングをしている時間とか、通勤時間の電車の中とか、いろんな場面で本の要約を耳からインプットすることができます。
音声要約については、用意されている書籍と、用意されていない書籍があります。なぜ音声要約があったりなかったりするのかは不明ですが、少なくとも半分くらいの書籍には音声要約がついている印象です。
実際に使って分かった、flierのデメリット
続いて、flierを使っていて感じたデメリットを説明します。
デメリット(1):自己啓発本・ビジネス本が多い
これは仕方がないのかもしれませんが、flierで要約されている書籍は「自己啓発本」や「ビジネスマン向けの書籍」が多いです。イメージ的には「NewsPicks」や「中田敦彦のYouTube大学」あたりのユーザー属性にマッチしそうな本が積極的に要約されています。
一方で、各トピックを深掘りした専門書的な書籍、世界の理解を深めるアカデミック寄りの書籍や教養本などは、相対的にやや少ない印象です。(全くない訳ではありません)
これは、(1)自己啓発本やビジネス本は短時間で読める&内容の理解が簡単なので効率よく要約を作成できること、(2)自己啓発本やビジネス本の需要がそもそも大きいこと、あたりを考えると、仕方がないのかもしれませんが、今後、硬派な書籍の要約がさらに増えてくれると嬉しいなと思います。
逆にいうと、話題のビジネス書をどんどんインプットしたいという方には非常にマッチしていると思います。
デメリット(2):お金がかかる
敢えてもう1つデメリットをあげるとすれば、一応お金が掛かります。とはいえ、読み放題のゴールドプランで月に2,000円程度です。
本を一冊読むのには、自己啓発本・ビジネス書でも1時間程度、もう少し中身のある本だと4時間とか平気で掛かりますよね。そうすると、1冊、2冊分の要約で読むだけで、確実に2時間は時短になります。
1時間1,000円換算だと、月に2冊程度の要約を読めば、余裕で元が取れるというイメージです。
ちなみに、月に2冊程度であれば、月額500円程度のシルバープランでいいので、さらに余裕で元が取れます。
結論:おすすめ
僕は、flierについては、メリットの方がデメリットを上回っていると思います。
お金を払っているからといって、本来不要なビジネス本や自己啓発書まで読み漁ると逆に時間の無駄ですが、普段ツイッターとかを見て無駄にしているような時間を使って、パラパラと興味のある本を探して要約をインプットすると、flierの一番の魅力である時短効果の恩恵を最大限に受けられます。
結論、flierは個人的にはおすすめのサービスです。
flier利用者の口コミ・評判
flier利用者の良い口コミ・評判
要点だけ読めて便利
flierめっちゃ便利だなーと改めて痛感。
短時間で本が読める。
中身が省略されて〜と言う人は本を買えば良いと思う。
小説は別として、情報収集の読書は本当に大事なところのみを拾ってアウトプット出来るかが鍵だと思うから。— るりびたき (@ruribitakibooks) September 17, 2020
要点だけ時短で抑えるという点においては、何度も説明している通り、本当に便利です。
一冊読むほどではない本もインプットできる
flier使い始めたけどめっちゃ良いな。
ちょっと知っときたい知識を入れたりとか、気になる本だけど一冊読む程じゃないとか、色んなものが拾える。— そごみつ (@so_gomi_tu) June 8, 2020
世の中には「わざわざ数時間かけて読むほどではない」という書籍がめちゃめちゃ多いと思います。そういった「気になってはいるが…」という温度感の書籍を気軽にチェックできるという読書ハードルの低さも、上で説明した通り、flierの大きな魅力です。
flier利用者の悪い口コミ・評判
書籍のチョイスが微妙
flier、サービスとしては良いんだけど、肝心のまとめ読みできる書籍が微妙なのでは…という感じがある…
新書とか別にその辺でテキトーに読めば良いわけで…— fjwr (@ryfjwr) March 28, 2019
上で書いた通りで、僕はこの口コミに100%同意です(笑)。
一応、補足しておくと、薄っぺらい新書しかない訳ではありません。イメージ的には自己啓発本・ビジネス本が7割に対して、教養寄りの本が3割というイメージです。数千冊の要約があるので、教養よりの本も絶対数でみれば十分にあります。
ただ、アプリを開いて新着をチェックしたときに、もう少し硬派な書籍の要約が並んでいればなと思います。硬派で分厚い本ほど、要約してくれる価値も高いですし。
アプリのUIが微妙
flierめちゃくちゃコンテンツはいいのにUIも情報設計も、使い勝手も微妙すぎてとても残念
— おしみん (@Hi6876) January 18, 2019
アプリのデザイン自体はそこまで悪くはないと思います。ただ、画面遷移時に「ロード中」のような画面が出たりと、やや画面遷移周りのUXがWEBチックです。メルカリやツイッター、インスタ、スマートニュースなどの、圧倒的にスムーズな操作感を持つメジャーアプリと比べると、どうしても見劣りする部分はあると思います。
flierの価格・料金プラン
flierの価格・料金プランは3種類
flierには、3つの価格プランがあります。
プラン | ゴールドプラン | シルバープラン | フリープラン |
価格 | 月額2,200円(税込) | 月額550円(税込) | 無料 |
有料要約 約2,000冊 |
◎ 読み放題 | △ 月5冊まで | × |
無料要約 約20冊 |
○ | ○ | ○ |
特典 | 7日間無料体験 | なし | なし |
フリープランは、無料の要約サンプルが読めるだけなので、基本的にはゴールドプランとシルバープランの2種類になります。
「気になるけど、買って読むほどではない」という本が月に数冊あって、それをflierで検索して要約があれば読む、といった使い方であれば、シルバープランで良いでしょう。
毎日、電車の中でツイッターを読む代わりに、要約をパラパラと読んで、インプットの質をあげるといった日常使いをする場合は、ゴールドプランがおすすめです。
僕自身は、月に数回、flierを利用する程度ですが、一度読み始めると、あれこれ読んでしまい結局5冊は超えるので、ゴールドプランで利用しています。
flierの学割プラン
flierには学割プランも用意されています。
学割プランの場合は、ゴールドプランが月額880円で使えます。シルバープランと月330円しか変わらないのに、読み放題になるというお得なプランです。
社会人学生の方も、学割プランが利用できます。
flierの支払い方法
flierでは、以下の支払い方法が利用できます。
flierで利用できる決済手段
- クレジットカード
- iOS決済
- Yahoo決済
- docomoキャリア決済
flierで要約が読める本は?

本の要約サイト「flier」で要約が読める本は?
flierで要約が読める本の例
要約が読める本の例
たとえば、以下のような書籍の要約を読むことができます。
要約が読める本の例
- 『人を動かす』(デール・カーネギー)
- 『イシューから始めよ』(安宅和人)
- 『インプット大全』(樺沢紫苑)
- 『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治)
- 『生き方』(稲盛和夫)
- 『LIFE SHIFT』(リンダ・グラッドストン)
- 『メルカリ:希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間』(奥平和行)
- 『スタンフォードの権力のレッスン』(デボラ・グルーンフェルド)
- 『FACTFULLNESS』(ハンス・ロスリングなど)
- 『教養としてのデータサイエンス』(北川源四郎など)
カテゴリ別の要約数
書籍のカテゴリ別にみると、ざっくり以下のようになっています。
カテゴリ別の要約数(重複あり)
- スキルアップ・キャリア:約750冊
- 自己啓発・マインド:約760冊
- 生産性・時間管理:約220冊
- リーダーシップ・マネジメント:約590冊
- 経営戦略:約500冊
- 起業・イノベーション:約320冊
- 人事:約160冊
- マーケティング:約280冊
- 産業・業界:約470冊
- グローバル:約400冊
- 政治・経済:約360冊
- ファイナンス:約110冊
- テクノロジー・IT:約270冊
- サイエンス:約230冊
- リベラルアーツ:約375冊
- 健康・フィットネス:約130冊
など
flierで読んだ書籍の書評
flierにはクーポンやキャンペーンがある?

flierの7日間無料キャンペーン(公式サイトより)
flierにはクーポンが基本的にありません。
その代わりに、比較的、常時キャンペーンが開催されており、ゴールドプランであれば最初の7日間が無料体験できます。なので、ゴールドプランの無料体験キャンペーンを利用して、とりあえず読み放題を体験してみるのがおすすめです。
また、以下から申し込んでいただくと、通常は月額2,200円のゴールドプランが、月額1,980円(10%OFF)になります。
flierのアプリは使いやすい?
flier(アプリ)の種類
flierは、iOS、Androidの両方でリリースされています。
flierのアプリは使いやすい?
僕はiOS版を使っていますが、アプリは十分に使いやすく、普段、要約を読む分には特にストレスはありません。
一点、敢えて少しだけ気になる点をあげるとすれば、読み込み中のたびに、以下のような「ロード中」のようなアイコンが出て、操作が中断される点。メルカリやツイッターなどの一流アプリは、裏で読み込みつつ、ユーザーには普通にアプリを触らせたりと、細かい部分のUXが優れていますが、そこら辺はやや大雑把なのかなと思います。

flier(アプリ)の読み込み中画面
とはいえ、そこまで強く気になるようなものではないかと思います。
flierの使い方・登録方法
flierの使い方や登録方法については、以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてください。
flierの解約方法
flierの解約方法については、以下で詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
今回は、本の要約サイト「flier(フライヤー)」について解説しました。
- flierとは?
全2,000冊以上の書籍の要約が月額2,000円で読み放題の時短サービス - flierのメリット
要約であれば1冊5分程度で読めるので、気になっていたけれど躊躇していた本もガンガン読める。積読が溜まっていた僕にはぴったりだった - flierのデメリット
書籍がビジネス書・自己啓発書にやや偏っている点が気になるが、それ以外の本もある - flierの価格プランは?
月に5冊までのシルバープランは月額550円、読み放題のゴールドプランは月額2,200円
以上です。
「もっと読書をしたいけれど、時間がなくて読めていない…」という方は、ぜひflierの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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