はじめに
前回は、ドラッケンミラー氏がインタビューで語ったグローバルマクロ投資のコツを紹介しました。
いくつかの学びがありましたが、未来の経済予想について、個別企業の状況からボトムアップで組み立てるといっていた部分が印象に残りました。中でも、住宅業界は経済の先行指標であることが知られています。アメリカの不動産は日本以上に流動性が高いため、資産として認識されており、自分の持ち家の価格が上がるとお金が増えた気になって消費が増えるからです。
一般的には、新築住宅着工件数や中古住宅販売件数などのマクロな統計を見ることが多いと思いますが、ドラッケンミラー氏にならって個別株式から見る方法もあるでしょう。そこで、住宅業界の主な上場企業を整理してみたいと思います。
written by @raq_reezy
住宅建築業者
まず、iSharesの米国住宅建築企業のETFがあります。住宅建築業者をマーケットがどう評価しているかについては、こちらのETFで見るのが手っ取り早いです。
価格だけでなく、もう少し細かいファンダメンタルズな情報を知りたければ、個別企業を見ることになります。こうした個別企業の決算を確認すると、販売件数や販売平均価格も公表されています。
D.R. Hortonは米国最大の住宅建築企業です。
Lennar Corpも大手の住宅建築企業です。
NVRは住宅建築企業ですが、住宅ローン事業も営んでいます。
Builders FirstSource社は、上のような住宅建築業者に対して、住宅資材などを販売しています。
結論
住宅建設企業に投資をする機会はあまりないかと思いますが、経済の先行きをチェックするのには良いかと思います。
普段はITBの価格をチェックしながら、四半期ごとに個別企業の決算を定点観測すると良さそうです。
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