生産者物価指数(PPI)は前年比+7.4%へと順調に低下

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はじめに

12月9日に発表された生産者物価指数(Producer Price Index)の最新数値は前年比+7.4%と順調に低下しました。

僕の目先のメインシナリオはインフレ率が低下していくというものですから、インフレ率が順調に低下しているという数値はシナリオ通りであることを確認できたことになります。

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2022年内はインフレ率の低下がテーマ、やがて失業率上昇でリセッション相場へ

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今回はこのPPIについて詳しく確認・考えていきたいと思います。

written by @raq_reezy

生産者物価指数(PPI)は+7.4%へと順調に低下

2022年12月9日発表の生産者物価指数(PPI)は前年比で+7.4%でした。

生産者物価指数の前年比(2022年12月)

生産者物価指数の前年比(2022年12月)

市場予想の+7.2%までは下がりませんでしたが、前月が+8.1%なので、順調に低下しています。

市場予想よりは高かったためか長期金利は初動では上昇していますが、大きな動きではないため、長期金利の下落トレンドが反転することはないかと思います。

米国10年金利(2022年12月9日)

米国10年金利(2022年12月9日)

前回の消費者物価指数に引き続き、インフレが低下傾向であることが確認できたことになります。

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米国のインフレと金利上昇は一段落して横ばいに向かう

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雇用統計で賃金上昇率が再加速したことから、インフレが収まらないのではという不安が広がっていました。しかし、今回のPPIでは、インフレ率の低下が傾向として続いているであろうことが確認できました。

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11月雇用統計で見えたインフレ退治の困難さ

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サマーズ氏:雇用統計は強く、景気のソフトランディングは難しい

2022年12月7日

次は12月13日の消費者物価指数(CPI)を待つことになります。

デフレトレードの継続

ということで、引き続き、インフレ率と金利の低下に投資するデフレトレードの継続で良いかと思います。ガンドラック氏のように、FRBが無理に利上げを続けるならインフレ率はマイナスまで突き抜けてしまうという意見もあるくらいです。

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ガンドラック氏:利上げが続けばインフレ率の低下は2%で止まらず、マイナスまで突き抜ける

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金利上昇が一服するタイミングからは、米国株、米国債、ゴールド、新興国など、いろんな投資対象が魅力となります。米国債は一時期ほど安くはなくなってしまいましたが、景気後退にも強いため、メインの投資先として考えられるでしょう。インフレの長期化が意識されて売られるタイミングで拾っていけると思います。あとは、米国の経済が好調な状態が続くと思えば米国株、金利上昇一服によるドル安を取りたければゴールドや新興国ということになります。

結論

12月9日発表の生産者物価指数(PPI)では順調なインフレ率の低下が確認できました。引き続き、米国債をメインに、米国株やゴールドを加えたポジションを維持する予定です。

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