映画『ファッションが教えてくれること』。流行を作る人たちの仕事に迫る。

公開日: アートとデザイン, 映画

anna-wintour

「流行なんて一部の人たちが作ってる」。その一部の人たちに光を当てる。

 

『VOGUE』誌の編集長、Anna Wintour

アメリカ女性の10人に1人の約1300万人が購読する米ヴォーグ誌。

その頂点に君臨する、編集長のAnna Wintour。

『ファッションが教えてくれること』は、そんなAnna Wintourや、その周りの人たちの仕事に迫るドキュメンタリー映画です。

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1にコダワリ。2にコダワリ。3にコダワリ。

よく、「ファッションの流行なんて、どうせどこかの編集部で偉い人が決めてるだけのものだ」と言われるのを聞きます。

それは事実です。

Annaが顔を出すと、デザイナーたちは必死で新作をアピールして、VOGUE誌に載せてもらおうとします。そして、最終的には、VOGUE誌の編集長であるAnnaによって、どの写真を使うかが決まり、その年の流行が決まるのです。

ただ、この映画を見ると、「どこかの誰かが勝手に決めた流行」のイメージはだいぶ変わってきます。

「どこかの誰かが勝手に決めた流行」と言葉が使われるとき、それは「どこかの誰かが勝手に決めた流行」だから「しょうもない」というネガティブな文脈が使われることが多いでしょう。

この映画では、そんな「どこかの誰か」であるAnnaやその周りの人たちが、どのようにして「勝手に流行を決めているか」が描かれています。

それでは、どのようにして流行は作られていくのでしょうか。

お金でしょうか。

会議でしょうか。

ひらめきでしょうか。

いいえ、違います。

Annaやその周りの人たちは、コダワリにコダワリ尽くして、その年に雑誌でプッシュするものや使う写真を準備し、選び抜くのです。

それは色であったり、素材であったり、シルエットであったり、飾りであったり。とにかく1から10までがコダワリなのです。

そのコダワリの強さ、深さを見ているうちに、「これだけコダワリ尽くしてる人が流行を決めているなら、この人たちに任せて良いのではないか」と思えてくるはずです。

「このコダワリが異常に強い”どこかの誰かたち”に流行つくりは任せよう」といった具合に、”作られた流行”というものをポジティブに捉えられるようになるのではないでしょうか。

 

本気で撮影したお気に入りの写真が、あっさりと雑誌からはずされる

Annaは絶対的な権限を持っています。

周りのみんなが気持ちを込めて、考え、選んだ服で、本気の撮影をしてきた写真も、Annaが気に入らなければ、あっさりと外されてしまい、雑誌には載らないのです。

凄い世界だなぁと思います。

 

というわけで

HULUでたまたま目について見てみたのですが、ファッションに疎い僕でも楽しめたので、ファッションが好きな方は見てみるとおもしろいと思います!

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