【エッセイ】令和仕様

RAqのエッセイ(Essay)

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91年生まれで、まだまだ社会では「若者」として扱われてきた僕も今年30歳になる。

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昨日、ツイッターのタイムラインを眺めていたら、以下のようなツイートが流れてきた。

91年生まれ大反省会をしたい。わたしは91年生まれで今年30になる。若者と括られてきたけど、明らかに今の世代と全く育ってきた景色が違うことを感じる。政治家と言えば小泉首相、まだ日本は経済的にすごいと習ったし、嫌韓本が本屋に並び、ネットは2chにニコニコ、メディアは「オネエ」を笑っていた。

当時K-POPを色んな人が恐れていたのを覚えている。学問といえば受験勉強、フェミニズムはヒステリー、社会運動は危険、資本主義は疑えないもの。数え切れないイメージが潜在的に内面化されているはず。ここをしっかり毒出しして反省しないと、これからの世代を抑圧してしまう。ここが分水嶺だと思う。

「もうおばさん / おじさんだから」と自虐するのではない仕方で、しっかりとこれからの世代にどうあるべきかを考えなければならない。窮屈な世の中だとしたり顔で冷笑してしまわないために。でもひとりでは不安。だからみんなでやりたいよ。

@nagainagainagai

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91年生まれ(ミレニアル世代とかY世代とか呼ばれている)は今年30歳になるけど、これから20年間は30歳 – 50歳という人生で最も生産力がある時期を過ごすということでもある。言ってしまえば「若者」ではなく「大人」になる。

新しい流行を生み出す華やかな存在は既にZ世代に移っているし、高齢化が進んだ日本では選挙とか政治的にはまだまだマイノリティで無力感を感じるかもしれない。だから、自分たちが主役だという意識は持ちにくいかもしれないけれど、日々の社会を粛々と動かす当事者はどう考えても30歳-50歳くらいの人たちなので、どんどん僕たち自身になっていく。

そういった意味では、社会運営の当事者や責任ある立場として、これからの日本をどういう景色にしていくのがいいんだろうと考えるのは自然なことかもしれないし、そのためには自分たちがこれまで生きてきた30年間の社会や価値観を振り返ることも大切だと思う。

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ということで、自分たちの歩んできた社会や景色を振り返ってみると、たしかに僕たちが見てきた景色はZ世代とは全然違う。

今の社会の大きな変化は、僕たちが「若者」をしていた頃から生まれ始めた、或いは僕たちが起こし始めたという多少の自負はあるけれど、そうして変化した結果の世界にあわせて自分たちをアップデートしていかなければいけないという点においては、昭和生まれの人たちとも同じスタートラインでヨーイドンだと思う。それくらい、今の社会は劇的に変わった。

だからこそ、反省会という言葉は少し違和感があるけれど、僕たちが育つ中で取り入れてきた価値観をいったん棚卸しして、どれを捨てるのか、どれをこれからも持っていくのかを考えることはすごく大切なことだというのは100%同意だなと思った。

平成仕様で育ってきたけれど、これからは令和仕様にアップデートしていきたい。

written by いつかエッセイ集を出したい @raq_reezy

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一番最近リリースした曲。コラムの内容とは関係ありません。

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