ライゾマティクス・マルティプレックス(展覧会)はデジタルアートと基礎技術が並行展示されていて面白かった

ライゾマティクス・マルティプレックス(展覧会)

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ライゾマティクスとは

ライゾマティクスは、実験的なデジタル表現を追求している組織です。

Perfumeのライブ演出などをしていることで知っている方もいると思います。こちらですね。

基礎的な技術の研究と、それを活用したアーティスティックな表現を行っている会社です。

今回は、美大に通っている友だちに色々と解説してもらいながら楽しく観ました。

基礎技術から華やかなアウトプットまで一気通貫で見られて面白い

今回の展覧会「ライゾマティクス・マルティプレックス」は、単に「すげええ」というデジタルアート表現を見るだけはありません。

ライゾマティクスの「基礎技術の研究」と「そのアーティスティックなアウトプット」の両面に着目した展示となっており、一気通貫で楽しむことができます。

たとえば、最初の目玉の展示としては、ボックスが自動で四方八方に動きまわる中で数多くのプロジェクターが波形を背景や地面に映し出す展示「Rhizomatiks × ELEVENPLAY “multiplex”」があるのですが(説明が難しいので観に行ってください笑)、たとえば、そこでの特徴のひとつとして、ボックスが縦方向にも横方向にも動くというものがあります。

で、そこに使われている基礎技術として、四方向に動けるタイヤ(縦にも横にも回るタイヤ)があるわけですが、後の部屋ではそのタイヤも展示されています。なるほど、こういうタイヤの構造だからどちらにも動けるのか!みたいな感じで、種明かしのようになっています。

また、暗い部屋に置かれた巨大なオブジェで、ぐるぐると回る玉がきらきらと光る展示「particles 2021」もあるのですが(マジで言語化できなくてすみません笑)、そちらも玉自体が光っているのではなく、遠くからプロジェクターで照らしているんですね。

で、それも「機械が、狙ったところにエアガンの銃口を自動で向けて打つ」という基礎技術が前の部屋で展示されており、なるほど、あの技術が使われているのかという感じで楽しめます。

という感じで、インパクト・感性といった面でも、知的好奇心といった面でも楽しめる展示となっていました。おすすめです。

*画像は青い日記帳より

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