M&A用語：クロージングの前提条件とは

クロージングの前提条件とは

クロージングの前提条件とは、クロージング（取引の実行）が行われる前提となる一定の条件を指します。最終契約の中に記載されるのが一般的です。

クロージングの前提条件が充足されない場合、契約当事者は実際にクロージングを実行する義務はありません。なお、クロージングの前提条件が満たされていなくても、両者が同意すればクロージングを実行すること自体は可能です。

クロージングの前提条件には、以下のようなものが定められることが多いです。

• デューデリジェンスを通じて見つかった対象企業の瑕疵が治癒されていること
• クロージング日までの誓約事項（コベナンツ）が履行されていること
• 対象企業の主要取引先から、取引継続への同意が得られていること
• 必要な許認可が得られていること
• 重要な役員や従業員から同意が得られていること

クロージングの前提条件が整った場合、プレクロージング手続きを行い、クロージング当日を迎えます。

written by @raq_reezy

関連記事

M&A案件実務の手順やプロセスの流れをステップ別に解説

2022年2月7日

M&Aとは何の略？意味や目的を簡単に解説

2022年1月27日

関連用語

• クロージング
• プレクロージング
• DD（デューデリジェンス）
• コベナンツ

M&A用語一覧に戻る

• M&A用語集のトップに戻る
• M&Aのトップに戻る