不良債権とは
不良債権とは、債権(つまり資産)ではあるものの、その経済価値が損なわれているものを指します。
代表的なものは、返済される見込みのない貸付(融資)です。他にも、商品を売ったけれど代金が支払われる見込みのない売掛債権なども不良債権となりえるため、財務DDなどのデューデリジェンスを通じて、不良債権が見つかることもあります。
こうした不良債権などはバリュエーションを算出する際に、考慮して差し引くなどの対応が取られます。特にネットアセットアプローチにおいては、不良債権や不良在庫の有無はバリュエーションにも直結するため重要です。
また、不良債権かどうかを調べる余裕がデューデリジェンス期間にない場合は、売主に不良債権が存在しない旨の表明保証などを求めることが考えられます。
written by @raq_reezy
関連記事
関連用語
- 財務DD
- DD(デューデリジェンス)
- 不良在庫
- 簿外債務(潜脱債務)
- バリュエーション
- ネットアセットアプローチ
- 表明保証
M&A用語一覧に戻る
コメントを残す