マーケットアプローチとは
マーケットアプローチとは、上場している同業他社や類似取引事例などを参考にしてバリュエーションを決定する方法を指します。
具体的な方法としては、類似事業を行っている上場企業のバリュエーションを参考にする市場株価法や類似上場会社法、類似取引事例を参考にする類似取引法などがあります。
以下のような場合には、マーケットアプローチが優れています。
- 対象会社が売上はあるけれど利益は出ていない場合(インカムアプローチが採用できないが、類似企業のバリュエーションと売上などを参考にバリュエーションを出すことができる)
- インカムアプローチ等の他の方法では、買主と売主が合意しているバリュエーションの数値感を正当化できない場合
一方、事業の継続性に疑義がある場合には、インカムアプローチ同様、あまり適した手法とはいえません。その場合には、ネットアセットアプローチなどを取ることとなります。
written by @raq_reezy
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