サンドバッギング条項とは
サンドバッギング条項とは、買主側による売主側の表明保証違反の認識の有無に関わらず、損害の補償を請求できるという条項です。プロ・サンドバッギング条項ともいいます。
買主が実際に表明保証違反を知っていたけれど故意に見逃していた場合だけでなく、知り得る状況にあったけれど不注意で気づかなかった場合にも(著しい不注意でない限りは)表明保証違反が成立して、損害の補償を請求することができます。
買主側からすると、売主の表明保証によるデューデリジェンスの省略をさらに進めることができるため、デューデリジェンスの負担を減らすことができますが、売主からするとリスクが増えるため、買主と売主のパワーバランスによって、サンドバッギング条項が入るかどうかが決まることが多いです。
逆に、表明保証違反の認識があった場合には表明保証違反を認めないとする条項は、アンチ・サンドバッギング条項といいます。
written by @raq_reezy
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