生垣(いけがき)とは
生垣は、草木を塀状に刈り込みしたものを指します。
元々、日本庭園は自然を再現するということが重視されており、刈り込みという人為的な手を加えた生垣は主流ではありませんでしたが、室町時代の後期から行われるようになり、その珍しさから桃山時代・江戸時代に流行しました。
生垣に用いられる木としては、萌芽力が高く、枝葉が密に茂る丈夫な常緑樹が用いられます。
京都の銀閣寺の生垣が有名で、総門から中門に至る参道の両脇には、石積みの上に竹垣、そのさらに上に生垣が仕立てられており、その高さは地上5メートルにも至ります。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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