神池・神島とは
神池・神島とは、古くから日本の神社の境内にみられた池と島を指します。
日本では、古来より自然の中に神を見出していました。そのため、海をモチーフに池や島を神社の境内につくり、そこに海神を祀っていました。
中国大陸から仏教や仙人思想などが伝来して、庭園がつくられるようになっていくと、神池・神島は徐々に池泉庭園へと発展しました。海や島の表現は複雑化して、神仙蓬莱石組や須弥山石組、舟石などの石組が登場。神仙島に不老長寿の薬を取りにいく舟など、演技の良い表現が庭園内に導入されるようになりました。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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