内腰掛(うちこしかけ)とは
内腰掛(うちこしかけ)とは、露地(茶庭)において、内露地に置かれた腰掛(椅子)のことです。
露地(茶庭)で客を招くにあたっては、まず、外露地で外腰掛に座って待っている客を主人が亭主石のあたりで出迎えます。そして、みんなで中門を通って内露地に入ります。
その後、茶席に客を招いてお茶を出しますが、茶席はとても小さいことから、客全員が同時に入ることはできません。そこで、基本的に前半と後半に分かれて接待します。このとき、内露地で自分の順番を待つために座る椅子が内腰掛です。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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