日本庭園用語:露地(茶庭)とは

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露地(茶庭)とは

露地とは、邸宅と茶室の間に設けられた日本庭園を指します。

語源は「路地」であり、室町時代初期には、邸宅から茶室までの道のりのことでした。やがて、お茶の文化を大成させた千利休の時代になると、禅宗の影響を受けて、侘び・寂びが重んじられるようになり、「浮世から離れた深山幽谷の茶室まで赴く道中も含めての総合体験」としての茶道が確立されました。

茶室に至るまでの道のりには、浮世を離れていく演出で石燈籠が置かれたり、山の中に入っていくことを想像させるように飛石が敷かれたり、手を清めるための手水鉢蹲踞が置かれるようになり、路地から露地(二重露地)へと変化していきました。

露地においては、招かれた客はまず邸宅の寄付(袴付)で衣装を着替えて庭に出ると、外露地と呼ばれる場所(中門より邸宅側の場所)で外腰掛に座って、来客が揃うのを待ちます。来客が揃うと、中門付近の亭主石のあたりまで亭主が出てきて、来客と挨拶を済ませます。挨拶が終わると、みんなで中門よりも茶室側の内露地に入り、順番にお茶をいただきます。茶室は小さいため、一度に全員が入ることはできません。そこで内露地にある内腰掛に座って順番を待ちます。

日本庭園は「歩き回る体験をする場所である」という発想は、江戸時代にも引き継がれました。大名庭園の多くは、池泉庭園の中でも、池の周りを歩き回って、庭の中に設けられた名所を見て回る池泉回遊式庭園でした。

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