竹垣とは
竹垣とは、竹を組んで作ったフェンスのようなものです。
『枕草子』や『源氏物語』には「透垣」というものが登場しており、平安時代頃から竹垣のようなものが作られ始めたことが分かります。
竹垣が日本庭園に欠かせない要素として組み込まれたのは、桃山時代に露地(茶庭)が誕生したあたりからです。侘び・寂びを感じさせる要素として露地に取り込まれた竹垣は、江戸時代にも積極的に用いられました。
竹垣の種類としては、竹垣の向こう側が見える「透かし垣」と竹垣の向こう側が見えない「遮蔽垣」、竹をもとに編まれた組子などが使われる「編み組み垣」などがあります。また、それぞれにもさらに細かく種類があり、例えば「透かし垣」の一種として「四つ目垣」などがあります。
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関連参考書籍
本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。
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