特定役員引継条件とは
特定役員引継条件とは、組織再編税制において、吸収合併が適格組織再編だと認められるための税制適格要件のひとつです。
具体的には、吸収合併時の消滅会社もしくは存続会社のいずれかの特定役員(代表取締役社長など)が、引き続き存続会社の特定役員を務めるという条件を指します。
吸収合併における税制適格要件としては、他にも従業員引継要件、事業継続要件、事業関連性要件、事業規模要件、株式継続保有要件があります。
これらの税制適格要件を満たして適格合併だと認められた場合には、譲渡益への課税繰延や消滅会社の繰越欠損金を存続会社に引き継げるなどのタックスメリットが得られます。また、適格合併だと認められない場合にも、みなし共同事業要件を満たすと、一部のタックスメリットを得られます。
written by @raq_reezy
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