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記事の目次
はじめに
歌ってみたやボーカルの宅録などをするために、おすすめのコンデンサーマイクを探している方へ。
この記事では、以下の内容を説明しています。
この記事の内容
- プロアマ3,272人が選んだおすすめコンデンサーマイク3選
- プロ503人が選んだおすすめコンデンサーマイク5選
- おすすめコンデンサーマイクの比較表
- コンデンサーマイクを選ぶときに考えるポイント
- コンデンサーマイク選びのよくある質問
自分にぴったりのコンデンサーマイクを見つけるため、ぜひ最後まで読んでみてください。
written by @raq_reezy
コンデンサーマイクの人気おすすめ6選
【結論】おすすめコンデンサーマイクは「オーディオテクニカ ATシリーズ」
最初に結論だけ書いておくと、最も人気が高かったコンデンサーマイクは368名が選んだ「オーディオテクニカ ATシリーズ」でした。オーディオ・テクニカのATシリーズは、コンデンサーマイクのいわゆる「ド定番」で、やはり幅広い人気を獲得しているようです。
オーディオテクニカ ATシリーズの人気モデル2種
アンケート調査の概要
今回参考にしたのは、DTMについて専門的に情報を発信している「SLEEP FREAKS」というYouTubeチャンネルが2020年に行ったアンケート調査です。
アンケート調査の概要
- 実施者:SLEEP FREAKS(外部リンク)
- 実施年:2020年
- 対象者:3,272名(アマチュア:2,769名、プロ:503名)
なお、こちらのアンケート調査では、ダイナミックマイクが一種類だけ(SHURE SMシリーズ)ランクインしていますが、今回はコンデンサーマイクのおすすめランキングを紹介するのが趣旨なので、そちらは除外しています。
プロアマ3272人が選んだおすすめコンデンサーマイク5選
まずはプロアマをあわせた3272名の投票によるコンデンサーマイクの使用率ランキングです。こちらはモデル単位ではなく、シリーズ単位での集計となっています。
プロアマ3272人の使用するコンデンサーマイクランキング
- オーディオテクニカ ATシリーズ(368票)
- RODE NTシリーズ(139票)
- AKG Cシリーズ(122票)
それでは、それぞれについて詳しく説明してきます。
【1位】Audio Technica(オーディオテクニカ)ATシリーズ
第1位は、上述の通り、368票を集めたオーディオテクニカ社のATシリーズでした。アマチュアには定番のAT2020、プロには高価モデルのAT4040が人気です。
Audio Technica AT2020
投票結果
- プロ票数:10票
- アマチュア票数:129票
価格
- 約1万円
説明
オーディオテクニカ社のAT2020は、コンデンサーマイクのど定番。
これから宅録を始めてみたいという方が、一本目のコンデンサーマイクとして購入するのにぴったりです。
Audio Technica AT4040
投票結果
- プロ票数:40票
- アマチュア票数:63票
価格
- 約3万円
説明
オーディオテクニカ社のAT4040は、世界的ベストセラーのAT4033aが改良されて生まれ変わったコンデンサーマイクです。広いダイナミックレンジを捉えられる点が、プロから圧倒的な支持を受けています。
【2位】RODE NTシリーズ
続いての第2位は、合計139票でRODE社のNTシリーズでした。中でも人気なのは、RODE NT1-Aというモデルです。
RODE NT1-A
投票結果
- プロ票数:13票
- アマチュア票数:87票
価格
- 約3万円
説明
こちらもアマチュアを中心に広く人気の定番コンデンサーマイクです。ポップガードが付帯していたり、超低ノイズが実現されている点も評価ポイントです。
【3位】AKG Cシリーズ
続いて、合計122票でAKGのCシリーズ。人気モデルは「AKG C214」や「AKG C414 XLⅡ」です。
AKG C214
投票結果
- プロ票数:7票
- アマチュア票数:43票
価格
- 約4万円
説明
カラッとした明るい音が特徴のAKG C214。高音域を綺麗に録音したい方におすすめのコンデンサーマイクです。
宅録の場合は、そこまで大きな歌声は出さないと思いますが、-20dBという設定での録音もできるため、入力音量が大きい場合にも対応可能です。
AKG C414 XLⅡ
プロ503人が選んだおすすめコンデンサーマイク5選
続いて、アマチュアの投票を除いた、プロの使用しているコンデンサーマイクのランキングです。
プロの503人の使用するコンデンサーマイクランキング
- オーディオテクニカ AT4040(40票)
- AKG C414 XLⅡ(18票)
- NEUMANN U87Ai(15票)
- RODE NT1-A(13票)
- オーディオテクニカ AT2020(10票)
3位の「NEUMANN U87Ai」以外は、上で解説済みのため、詳細な説明は割愛します。
NEUMANN U87Ai
投票結果
- プロ票数:15票
価格
- 約40万円
説明
商用スタジオで広く利用されている、ボーカルレコーディングのファーストチョイスともいわれるコンデンサーマイクですが、宅録で使うには高価すぎため、こういうマイクもあると認識しておく程度で良いでしょう。
おすすめコンデンサーマイクの比較表
上で紹介した6種類のコンデンサーマイクの比較表です。価格やスペックなどを比較したい際にご利用ください。
コンデンサーマイクの選び方
品質と価格で選ぶ
(1)価格を重視する
宅録の場合は、価格を重視して1万円〜数万円のコンデンサーマイクを購入するのがおすすめです。
そもそも、宅録ではノイズなども入りやすく、レコーディング環境自体が優れていないため、マイクだけを高価にするメリットは薄いためです。
(2)品質を重視する
宅録でも、防音済みのレコーディング部屋などがきちんとある場合は、品質を重視したコンデンサーマイクを購入する手もあります。
しかし、上で書いたようにレコーディング環境自体が優れていない場合は、超高品質なマイクでレコーディングしたいときは、そうしたマイクが用意されているスタジオに行くようにしたほうが良いでしょう。
指向性で選ぶ
(1)単一指向性
単一指向性とは、一方向からの音を録音するマイクということです。シンプルに一人のボーカルを録音するといった用途であれば、単一指向性のマイクを選びましょう。
(2)無指向性
無指向性とは、全方向からの音を等しく録音するマイクということです。複数の人間があちこちで歌ったり弾いたものを、一度に録音したいといった場合には、無指向性のマイクを使います。
しかし、単一指向性のマイクで個別に録音して、DAW上でパンを振ってミックスしていく方が、曲としては綺麗に仕上がります。そのため、全体一発録りのライブ感のあるレコーディングをしたいといった意図がなければ、あまり無指向性のマイクを使うことはないでしょう。
コンデンサーマイク選びのよくある質問
おすすめのUSB型のコンデンサーマイクは?
宅録に用いるなら、基本的にはオーディオ・インターフェースをかませて、上で紹介したコンデンサーマイクを使うのがおすすめです。実況配信などに用いるためのコンデンサーマイクであれば、オーディオ・インターフェース内蔵のUSB型コンデンサーマイクでも良いでしょう。人気が高いのは、ひろゆきも使っている「Blue Yetiシリーズ」です。
コンデンサーマイクのファンタム電源って何?
コンデンサーマイクは、ファンタム電源からの電源供給が必要です。そのため、オーディオ・インターフェースに繋いで利用します。オーディオ・インターフェースはPCから電源を取ってきて、コンデンサーマイクにファンタム電源を供給する役割を果たします。
コンデンサーマイクがレンタルできるサービスはある?
パンダスタジオレンタル(外部リンク)などでレンタルすることができます。高価なコンデンサーマイクなどは、レンタルで試してみるのも良いでしょう。
コンデンサーマイクの保管方法は?湿気や湿度に弱い?
コンデンサーマイクは衝撃や湿度に弱いため、物が当たったり落ちたりする可能性がない場所にしまいましょう。また、湿度が低い部屋に保管するのが望ましいです。
まとめ
今回は、おすすめのコンデンサーマイクを紹介しました。
- 初心者におすすめのコンデンサーマイク
これから宅録を始めたい初心者には「オーディオテクニカ AT2020」が価格・品質の面でとにかくおすすめ。 - 中級者におすすめのコンデンサーマイク
少し価格帯が上がりますが、高音が綺麗に録れる「AKG C214」や、プロの票数1位の「オーディオテクニカ AT4040」などが良い。 - 宅録の場合、あまりに高いマイクは不要
そもそもレコーディング環境自体が良くないことが多い宅録では、あまりに高いマイクは不要。高品質な録音をしたいときだけ、高価なマイクがあるスタジオに行けばよい。
以上です!
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