【3272人が選ぶ】本当におすすめの人気宅録用ヘッドホン7選

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【入門】宅録暦11年が解説!宅録のやり方・始め方・必要機材

2021年4月8日

はじめに

歌ってみたやボーカルの宅録やミックスをするために、おすすめのヘッドホンを探している方へ。

この記事では、以下の内容を説明しています。

この記事の内容

  • プロアマ3,272人が選んだおすすめヘッドホン5選
  • プロ503人が選んだおすすめヘッドホン5選
  • 人気のヘッドホンを徹底比較
  • ヘッドホンを選ぶときに考えるポイント
  • ヘッドホン選びのよくある質問

自分にぴったりの宅録用ヘッドフォンを見つけるため、ぜひ最後まで読んでみてください。

written by @raq_reezy

【結論】おすすめの宅録用ヘッドホンは「SONY MDR-CD900ST」

最初に結論だけ書いておくと、3,272名の投票で選ばれた第1位は「SONY MDR-CD900ST」でした。

アマチュア2769名中924名、プロ503名中160名ということで、ざっくりと約3割がこちらのヘッドホンを選んでいることになります。

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

「SONY MDR-CD900ST」は1980年代から「赤帯」という愛称で親しまれているヘッドホンで、日本のレコーディングスタジオであれば標準採用されています。高音域がやや強めで、音が真ん中に寄っているため、レコーディング時に自分の声を聞き取りやすいというメリットがあります。

一方、近年の音楽ジャンルは低音が重要になっている中で、ミックスをするにあたっては、こちらのヘッドホンは低音が弱いのが気になるという声もあります。(実際、僕自身はヒップホップをやっているので、後述する「ATH-M50x」を使っています)

 

機種名 SONY MDR-CD900ST
価格 約15,000円
種類 密閉型
遮音性
イヤパッド 固定式
再生周波数帯域 5 ~ 30,000Hz

アンケート調査の概要

今回参考にしたのは、DTMについて専門的に情報を発信している「SLEEP FREAKS」というYouTubeチャンネルが2020年に行ったアンケート調査です。

アンケート調査の概要

  • 実施者:SLEEP FREAKS(外部リンク
  • 実施年:2020年10月
  • 対象者:3,272名(アマチュア:2,769名、プロ:503名)

プロアマ3272人が選ぶ、ヘッドホン人気おすすめランキング5選

さて、それではプロアマ合計3272人が選んだヘッドホンの人気ランキングを見ていきましょう。

ヘッドホン人気ランキング

人気ランキングはこちら

  1. SONY MDR-CD900ST(アマ924名、プロ160名)
  2. audio-technica ATH-M50x(アマ109名、プロ19名)
  3. YAMAHA HPH-MT8(アマ90名、プロ36名)
  4. AKG K240 Studio(アマ65名、プロ8名)
  5. SHURE SRH840(アマ37名、プロ10名)

上でも紹介した第1位の「SONY MDR-CD900ST」が圧倒的なランキングとなっています。2位の「audio-technica ATH-M50X」は比較的安価ながら、低音もしっかりと聴こえて低音域が重要な音楽ジャンルのミックスに適しています。

人気ヘッドホンを個別に紹介

それでは、既に紹介済みの「SONY MDR-CD900ST」以外のヘッドホンを個別に紹介していきたいと思います。

audio-technica ATH-M50x

「audio-technica ATH-M50x」は海外のDTMerに大人気のヘッドホンです。

低音高音域がやや強めでドンシャリの傾向がありますが、低音がしっかりと聴こえるため、低音域が重要な音楽ジャンル(エレクトロやヒップホップなど)のミックスをするのに最適です。

 

機種名 audio-technica ATH-M50x
価格 約20,000円
種類 密閉型
遮音性
イヤパッド 交換式
再生周波数帯域 15 ~ 28,000Hz

YAMAHA HPH-MT8

「YAMAHA HPH-MT8」は作りもしっかりしていて、周波数帯域のバランスも良い、優等生ヘッドホンです。

少し価格帯は高めになりますが、バランスの良いヘッドホンでミックスをしたいという方におすすめです。

 

機種名 YAMAHA HPH-MT8
価格 約25,000円
種類 密閉型
イヤパッド 交換式
再生周波数帯域 15 ~ 28,000Hz

AKG K240 Studio

「AKG K240 Studio」はコスパの良い人気ヘッドホンです。1万円を切る安価な値段ながら音質は非常にクリアで、プロの現場でも多用されています。

セミオープン型なので、サブバスと呼ばれる超低音域はやや弱いですが、広がりのある自然な音質でミックスすることができます。

 

機種名 AKG K240 Studio
価格 約7,000円
種類 セミオープン型
イヤパッド 交換式
再生周波数帯域 15 ~ 25,000Hz

SHURE SRH840

「SHURE SRH840」は、低音から高音までかなりフラットに鳴るため、自然なミックスに最適なヘッドホンです。

高音が強調された「MDR-CD900ST」や低音が強調された「ATH-M50x」の音に違和感がある、もっと自然な音でミックスしたいという方におすすめです。

 

機種名 SHURE SRH840
価格 約20,000円
種類 密閉型
イヤパッド 交換式
再生周波数帯域 5 ~ 25,000Hz

プロ503人が選ぶ、ヘッドホン人気おすすめランキング5選

ヘッドホン人気ランキング

人気ランキングはこちら

  1. SONY MDR-CD900ST(プロ160名)
  2. YAMAHA HPH-MT8(プロ36名)
  3. SONY MDR-7506(プロ23名)
  4. SENNHEISER HD25-1Ⅱ(プロ21名)
  5. audio-technica ATH-M50x(プロ19名)

プロの投票のみに絞ったランキングでは、一部で順位に変動が生じている他、通称「青帯」と呼ばれる「SONY MDR-7506」や、「SENNHEISER HD25-1Ⅱ」などが新しくランクインしています。

人気ヘッドホンを個別に紹介

まだ上で紹介していない2種類のヘッドホンについて詳しく説明します。

SONY MDR-7506

「SONY MDR-7506」は通称「青帯」として知られる、「MDR-900ST」と対になるようなヘッドホンです。

海外スタジオでは定番のヘッドホンで、赤帯こと「MDR-900ST」と比較すると、低音域がもう少ししっかり出るため、よりフラットな音質に近くなります。

 

機種名 SONY MDR-7506
価格 約12,000円
種類 密閉型
イヤパッド 固定式
再生周波数帯域 10 ~ 20,000Hz

SENNHEISER HD25-1Ⅱ

「SENNHEISER HD25-1Ⅱ」はプロの中でも愛用者が多い人気のヘッドホンです。

例えば、ライムスターの宇多丸さんは「SENNHEISER HD25-1Ⅱ」好きを公言しています。

 

機種名 SENNHEISER HD25-1Ⅱ
価格 約30,000円
種類 密閉型
イヤパッド 交換式
再生周波数帯域 16 ~ 22,000Hz

人気宅録用ヘッドホンを徹底比較

機種 SONY MDR-CD900ST audio-technica ATH-M50x YAMAHA HPH-MT8 AKG K240 Studio SHURE SRH840 SONY MDR-7506 SENNHEISER HD25-1Ⅱ
画像  

価格 約1.5万円 約2万円 約2.5万円 約7千円 約2万円 約1.2万円 約3万円
種類 密閉型 密閉型 密閉型 セミオープン型 密閉型 密閉型 密閉型
再生周波数帯域 5 ~ 30,000Hz 15 ~ 28,000Hz 15 ~ 28,000Hz 15 ~ 25,000Hz 5 ~ 25,000Hz 10 ~ 20,000Hz 16 ~ 22,000Hz
イヤパッド 固定式 交換式 交換式 交換式 交換式 固定式 交換式
強い音域 高音域 低音域、高音域 自然 中高音域 自然 高音域 自然
購入

ヘッドホンの選び方

種類で選ぶ

まずは、ヘッドホンの種類(密閉型・セミオープン型・オープン型)を検討しましょう。

レコーディング時にも使うひとつめのヘッドホンには密閉型、ミックス時などに併用するふたつめのヘッドホンにはセミオープン型など、徐々に複数を買っていく場合には、両方の種類を揃えていくのがおすすめです。

(1)密閉型

密閉型の一番のメリットは、音が漏れないことです。

レコーディング時には、ヘッドホンに音を流しながら録音するのが一般的です。そのとき、密閉型以外のヘッドホンだと、ヘッドホンから漏れた音がノイズとして録音に入ってしまう可能性が高まります。そのため、レコーディングにも使うヘッドホンであれば、まずは密閉型を購入するのがおすすめです。

また、密閉されている分、低音域がしっかりと聴こえるので、低音域が聴こえる状態でミックスしたい音楽ジャンル(ヒップホップなど)のミックスにも向いています

(2)セミオープン型・オープン型

セミオープン型やオープン型は、上で書いたようにレコーディングにはやや不向きですが、高音域に伸びがあったり、音がより広がって聞こえるので、ミックス用には採用が検討できます

そのため、レコーディングに使うヘッドホンを既に持っていて、ミックス時に複数のヘッドホンで音の鳴り方を確認したいといった場合などには、セミオープン型のヘッドホンを買ってみるのも良いでしょう。セミオープン型で人気の「AKG K240 Studio」なんかは価格も相対的には安めなので、二つ目のヘッドホンとして最適です。

音域の特徴で選ぶ

ヘッドホンによって、どの音域が強く鳴るかというのに違いがあります。

たとえば、何度も書いている通り、SONYの「MDR-CD900ST」は低音域が弱い代わりに、中高音域が強いです。そのため、中高音域を意識してミックスするポップス曲などにはおすすめです。

一方で、低音域が重要なクラブ系の音楽ジャンル(ベースミュージック、ヒップホップなど)であれば、オーディオテクニカの「ATH-M50x」がおすすめです。

価格帯で選ぶ

基本的には、大まかな傾向として、高いヘッドホンほど良い音、安いヘッドホンほどチープな音がなります。

では、高いヘッドホンだけを使ってミックス作業をすれば良いかというと、必ずしもそうではありません。なぜなら、多くのリスナーは安いヘッドホンやイヤホンで音楽を聴いていることも多いからです。

自分が中学生のときに、何で音楽を聴いていたかを思い出してみていただければ、決して高価なヘッドホンでは聴いていなかったという方が多いのではないでしょうか。

良い音で聴きながらミックスすることで、どういうエフェクトによって、どのような音の変化があるのかが分かりやすくなるため、ひとつめのヘッドホンは数万円のある程度品質が良いものを買うことをおすすめしますが、ミックスの確認用に2つめ、3つめを購入するとなってくると、少し音質が良くないものを取り入れてみることも検討してみてください。

まとめ

今回は、宅録やミックスにおすすめのヘッドホンを紹介しました。

  • 一番人気のヘッドホンは?
    SONYの「MDR-CD900ST」が人気。ただし音が高音域に寄っているため、低音域が重要な音楽ジャンルなら「ATH-M50x」などがおすすめ
  • コスパがよいヘッドホンは?
    1万円未満ながら、プロの愛用者も多いAKGの「K240 Studio」がおすすめ

以上でした!

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