ノイズゲート(ノイズ除去プラグイン)とは?おすすめの使い方も解説【宅録ボーカルミックス】

ノイズゲート(ノイズ除去プラグイン)とは?おすすめの使い方も解説【宅録ボーカルミックス】

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はじめに

ボーカルのミックスをするにあたって、ノイズ除去プラグイン(ノイズゲート)について詳しく知りたい方へ。

この記事では、以下の内容を説明しています。

この記事の内容

  • そもそもノイズゲートとは
  • ノイズゲートがノイズを除去する仕組みは?
  • ノイズゲートの適切な位置や使い方は?

ノイズゲートは、密室のスタジオと比べてノイズが入りやすい宅録ミュージシャンには必須のプラグインです。使い方は簡単なので、この機会にノイズゲートの使い方をぜひマスターしてください。

RAq(らっく)

この記事を書いた人:RAq(@raq_reezy

ラップをしてます。過去にKADOKAWAからミニアルバム2枚、その他、自主音源の配信などしています。基本的に全て宅録で製作しています。(自主でのリリース作品はこちら

宅録暦は10年程度ですが、自分が宅録をはじめるときに、こんなサイトがあれば良かったなと思ったので、書いてみることにしました。

ノイズゲート(ノイズ除去プラグイン)とは

ノイズを除去するプラグイン

ノイズゲートとは、ノイズを除去してくれるプラグインです。

ボーカルを宅録すると、パソコンの振動音や家の周りの環境音などのノイズが入りやすいため、ノイズゲートはボーカルファイルをミックスする際に必須のプラグインだといえます。

ノイズゲートの仕組み

基本的に、ノイズはボーカルの音量と比べると、小さな音で入っています。そこで、ノイズゲートは「一定以下の音量であれば、さらに音量を下げる」という方法でノイズを除去します。

例えば、ボーカルが-20.0dB〜-0.0dBの範囲の音量で、ノイズが-30.0dB以下の小さな音だったとしましょう。このとき、ノイズゲートは「-30.0dB以下の音だけをさらに小さくすれば、ノイズだけを取り除いて、ボーカルだけを残せるよね」という仕組みになっているのです。

そのため、ノイズが大きめの音量で入ってしまった場合は、ノイズゲートで除去できない場合があります

ノイズゲートの位置はコンプレッサーの後がおすすめ

ノイズゲート(Gate)の位置はコンプレッサー(Comp)の後がおすすめ

ノイズゲート(Gate)の位置はコンプレッサー(Comp)の後がおすすめ

僕の経験上、ノイズゲートはコンプレッサーの次にかけると使いやすいです。

コンプレッサーを先にかけることには、以下の2つのメリットがあります。

コンプレッサーを先にかけるメリット

  • ボーカルの音量を全体的に上げられるので、ノイズゲートの範囲から外しやすくなる
  • ノイズの音量も上げられるので、どのようなノイズが入っているかを正確に把握して取り除きやすくなる

ノイズゲートの使い方

ノイズゲート(ノイズ除去プラグイン)で調整するパラメーター

Logic Proにおけるノイズゲートのパラメーター調整画面

ノイズゲートで調整するパラメーター

ノイズゲートでは、以下のパラメーターを調整します。特にスレッショルドとリダクションが重要です。

(1)Threshold(スレッショルド)

スレッショルドは、日本語でいう「閾値」のことで、スレッショルドで設定した音量以下のときにノイズゲートが作動します

あまりスレッショルドを小さくしすぎるとノイズが除去できませんが、大きくしすぎるとボーカルのアカペラにもノイズ除去のエフェクトが掛かってしまうため、適切な値に設定する必要があります。

(2)Reduction(リダクション)

リダクションは、「ノイズゲートが作動したときに、どれだけ音量を下げるか」を表しています。

完全にノイズを取り除きたければ、マックスで音量を下げればいいのですが、そうするとボーカルのアカペラのうち、ノイズゲートの範囲に引っ掛かってしまったもの(例えば息継ぎの音の一部とか)まで消えてしまい、不自然なボーカルになってしまいます。

そのため、リダクションについても、実際にアカペラ音源を聴きながら適切な値に設定する必要があります。

(3)アタック

アタックとは、「ノイズゲートが作動してから、どのくらいの時間で音量を下げるか」を表しています。

コンプレッサーの記事でも説明しましたが、あらゆる音には「鳴り始めのアタック部分」と「余韻」があります。

「ザー」といったような余韻に近いノイズであればアタック時間は少し長めに設定しても大丈夫ですが、「カチッ」などのアタック部分があるノイズが入っている場合は、アタック部分こそ取り除きたいので、アタック時間は短めに設定すると良いでしょう。

(4)ホールド

ホールドとは、「ノイズゲートが作動してから、最低で何秒間はノイズゲートを維持するか」を表しています。

タイトにノイズを除去したい場合は、基本的に0で問題ありません。

(5)リリース

リリースとは、「音量がスレッショルドで定めた値以上に戻ったときに、ノイズゲートが解除されるまでに何秒かけるか」を表しています。

ボーカルにまで影響が及んでしまうと良くないので、ノイズゲートのリリースは、基本的には短めに設定します。

ノイズゲートのおすすめ設定方法

「Tighten Up」はタイトにノイズを除去できる

「Tighten Up」はタイトにノイズを除去できる

Logic Proの純正ノイズゲートであれば、「Tighten Up」という設定が用意されているので、こちらをベースに調整していくのがおすすめです。

「Tighten Up」は比較的強めにノイズ除去が掛かるようになっているので、きれいにノイズを取り除きやすいですが、ボーカルの一部まで消えてしまうことがあります。そこで、リダクションを調整します。「Tighten Up」のデフォルト設定では、リダクションが-100.0dBになっているので、ここを-80.0dBなどに調整していくことで、ナチュラルにノイズだけを取り除くことができます。

Logic Pro以外の方は、以下に「Tighen Up」のパラメーター初期値を書いておくので参考にしてみてください。

「Tighten Up」のパラメーター初期値

  • スレッショルド:-30.0dB
  • リダクション:-100.0dB
  • アタック:6ミリ秒
  • ホールド:0ミリ秒
  • リリース:36.3ミリ秒

まとめ

今回は、ノイズゲート(ノイズ除去プラグイン)について説明しました。

  • ノイズゲートとは
    小さな音をさらに小さくすることで、ノイズだけを除去するプラグイン。
  • ノイズゲートのおすすめ位置は?
    コンプレッサーのあとがおすすめ。どのようなノイズが入っているかを把握したり、ノイズだけを取り除きやすくなるため。
  • ノイズゲートのおすすめ設定は?
    Logic Proの純正ノイズゲート場合は「Tighten Up」という設定をベースにリダクションをいじるのがおすすめ。

以上、ノイズゲートの説明と使い方でした!

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