ヒップホップ用語:コデイン(リーン)とは

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コデイン(リーン)とは

コデインとは、咳止めシロップ等に含まれるドラッグ成分を指します。咳止めシロップをスプライト等のソーダで割ったものはリーンやシザープとも呼ばれます。また、飲み物関係で「紫色」を表す言葉が用いられた場合も、大抵はリーンを指します。

コデインは、咳を止めるために咳中枢の働きを直接抑える働きを持ちますが、副作用として呼吸抑制や眠気を伴います。ラッパーなどが、これらの副作用の効果を期待して、コデインをリーンとして摂取するようになりました。元々リーンを飲むというのはテキサス州のローカルな文化でしたが、UGKなどの活躍によって、サウス(南部)のヒップホップが全米に進出していく中で、コデインやリーンもアメリカ全土に広がっていきました。

その後、リル・ウェインやフューチャーといったトップスターのラッパーたちがリーンの使用をスタイリッシュにラップしたため、若者の間で爆発的に流行するようになりました。

リーンは、コデインをソーダなどで割るために、コデインの含有量がわかりづらく、過剰摂取(オーバードーズ)によって死に至る危険があります。実際に、DJスクリューやUGKのピンプ・Cなど、リーンの文化を広めたアーティストたちが、そのオーバードーズによって亡くなっています。また、リル・ウェインもリーンのオーバードーズによって入院しています。

フューチャーは、自身がリーンをスタイリッシュに表現して広めてしまったことを後悔しており、若手ラッパーのジュース・ワールドがフューチャーの影響でリーンをはじめたと知ったときには謝罪しています。その後、ジュースワールドはコデインとオピオイドのオーバードーズによって亡くなっています。

クラウドラップやエモ・ラップと呼ばれる新世代のラッパーたちは、リーンやオピオイドを多用するため、オーバードーズで亡くなる例も多くなっています。リーンは、合法的に摂取できてしまうこともあり、現在オピオイドと並んで、アメリカ全体でも社会問題となっています。

 

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