ドラッグとは
ドラッグとは、麻薬や薬類のことです。ドープともいいます。
ヒップホップにおいて、よく登場するドラッグとしては、大麻、コカイン、コデイン(リーン)、オピオイド、ザナックス、LSD(アシッド)などがあります。
ドラッグを販売する売人のことをドラッグディーラーやハスラーといいます。ラッパーの中には、ギャングやドラッグディーラー出身のアーティストも多いため、過去にドラッグを売っていたという内容がよく歌われます。例えば、ニューヨークを代表するラッパーのジェイZは、アメリカ東海岸の北部〜中部にかけてコカインの卸売をしていました。
ラッパーがお金を稼ぐために売っていたドラッグは基本的にコカインです。一方で、ラッパーが自分で使用するドラッグは基本的に大麻です。
また、大麻もアメリカの一部の州では合法ですが、近年は合法なドラッグとして、咳止めシロップに含まれるコデイン成分や、病院で処方されるオピオイドやザナックスなどが登場しています。これらのドラッグは合法だからといって安全なわけではなく、アメリカでは毎年数万人がオピオイドのオーバードーズ(過剰摂取)で亡くなっています。
ヒップホップにおいても、ジュース・ワールドやリル・ピープ、マック・ミラー、ピンプ・Cなど、多くのアーティストがオピオイドやコデイン(リーン)のオーバードーズによって亡くなっており、ヒップホップ・コミュニティの問題となっています。
written by @raq_reezy
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