簿外債務(潜脱債務)とは
簿外債務(潜脱債務)とは、バランスシート(貸借対照表)には載っていない債務を指します。
具体的には、以下のようなものが、簿外債務として存在している場合があります。
- 未払いの残業代
- 買掛金
- 債務保証
- リース債務
- 未払いの社会保険金
- 賞与の引当金
- 退職給付の引当金
- 訴訟による損害賠償等
簿外債務が存在する場合は、バリュエーションにも影響を与えることから、財務DDや法務DDなどのデューデリジェンスを通じて、簿外債務が存在しないかどうかを確認します。
訴訟の損害賠償等については、まだ金額が決定していない偶発債務である場合もあります。そのときは、ディスクロージャー・スケジュールによって通常の補償の範囲とは区別して、特別補償の項目を契約書に設けるなどして対応します。
written by @raq_reezy
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