日本庭園用語：中景とは

中景とは

中景とは、近景と遠景の間につくられる庭の景色です。

枯山水や池泉鑑賞式庭園などの、邸宅から眺める種類の日本庭園においては、特に奥行きの演出が重要になります。そこで、日本庭園の中に近景・中景・遠景をそれぞれ設けて、配植の差異などを設けることで奥行きを生み出していきます。

例えば、近景や中景には松などの常盤木（常緑樹）を植えて、遠景には落葉樹を植えるといった方法があります。また、七五三石組のように、石組を複数箇所に分けて作ることで奥行きを生み出すこともあります。その他、遠景の一部として借景が用いられることもあります。

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