日本庭園用語:配植とは

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配植とは

配植とは、日本庭園において、どのように木や草を植えるかを表します。

配植で気をつけるべきポイントはたくさんあります。

例えば、落葉樹と常盤木(常緑樹)のバランスがあります。落葉樹は紅葉などが綺麗ですが、落葉樹だけの庭では冬が寂しくなります。また、近景中景遠景などで差異を生み出すにあたっては、近景には常緑樹、遠景には落葉樹を植えるなどの工夫もあります。

また、木を複数、寄せて植える場合には、それぞれの気勢がぶつかりあわないようにすることも重要です。

役木についての理解も必要です。江戸時代に書かれた『築山庭造伝』の後編には役木の種類が書かれています。いわゆるシンボルツリーである正真木を中心に、景養木、寂然木、夕陽木、見越しの松など、様々な役木があります。

木以外にも、築山風に植え込みを刈り込む大刈込、もしくは常緑樹を刈り込んでつくる生垣、加えて、下草を木や石燈籠にあわせて植えるかどうかなど、配植にも様々な要素があります。

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