日本庭園用語:遣水とは

日本庭園の用語集

sponcered by







遣水とは

遣水とは、池泉庭園に設けられた川のような部分で、池へと水を引いてくることを目的としています。

平安時代の池泉庭園である寝殿造系庭園、その発展系の浄土式庭園などにおいては、風水の考え方から、庭の東に青龍に見立てた遣水をつくって水を引き、庭の南側に朱雀に見立てた池をつくるのが良いとされていました。これは『作庭記』にも記されています。

また、遣水は平安貴族が曲水の宴という遊びをするためにも用いられました。これは遣水にお酒と器を流して、それが自分のところに流れてくるまでに歌を詠んでお酒を飲むという遊びでした。

関連記事

池泉庭園とは

池泉庭園とは?特徴や分類、人気の日本庭園を解説。

2021年9月20日
日本庭園の特徴は?日本庭園にあるもの7選をわかりやすく解説

日本庭園の特徴は?日本庭園にあるもの7選をわかりやすく解説

2021年10月18日

関連日本庭園

  •  準備中

関連参考書籍

本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考にしています。日本庭園の種類や歴史、構成要素について、初心者にもわかりやすく解説されています。

日本庭園の用語集に戻る

日本庭園の用語集

日本庭園の用語集

2021年8月17日

日本庭園のトップに戻る

日本庭園ガイド

日本庭園ガイド

2021年8月17日

sponcered by







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

ラップをしています!アルバム『アウフヘーベン』、EP『Lost Tapes vol.1』、『Lost Tapes col.2』を発売中!